解説
メル・エプステインが製作し、「地球最後の日」のルドルフ・マテが監督したテクニカラー西部劇1950年作品。エヴァン・エヴァンスの小説より、「地球最後の日」のシドニー・ボームと「戦乱の花嫁」のシリル・ヒュームが脚色した。撮影は「旅愁」のチャールズ・ラング、音楽監督は「武装市街」のアーヴィング・ダルボットの担当。主演は「ネブラスカ魂」のアラン・ラッドと「テキサス決死隊(1949)」のモナ・フリーマンで、以下「白昼の決闘」のチャールズ・ビッグフォード、「猛獣と令嬢」のロバート・キース、「ヴァレンチノ」のジョセフ・カレイア、「地球最後の日」のピーター・ハンソン、セレナ・ロイルらが助演する。
ユーザーレビュー
「烙印」のストーリー
不正な博徒を殺害したかどで当局に追われているチョヤ(アラン・ラッド)は、レフィングウェルという怪しげな男にそそのかされて、肩に偽のほくろを入墨し、南テキサスにいる金持ちの牧場主リチャード・ラヴァリー(チャールズ・ビックフォード)の息子になりすまして、財産横領をたくらんで乗り込んでいった。その息子というのは5歳のとき誘拐されたままで、チョヤとは同じ年頃になっている筈だったので、リチャードも夫人もすっかりチョヤを信用し、娘のルース(モナ・フリーマン)は初め疑いを持っていたが、それもチョヤはうまく信用させた。一方、レフィングウェルはチョヤから一向に便りがないので、会いに出て来、チョヤに早くラヴァリーを殺して財産を相続しろと催促した。だが、チョヤはルースを愛しており、この計画に嫌気がさしてきたので、レフィングウェルに断わり、そのかわり、ラヴァリーが牛を売って得る1万8000ドルを奪うことで彼を承諾させた。チョヤが指揮をとりルースも同行して、エル・パソまで牛を売りに出かけたが、到着したときチョヤはレフィングウェルこそラヴァリーの息子の誘拐犯人であることを知り、息子は更にメキシコの山賊ルブリスに攫われ、いまはルブリスの息子トニオとなっていた。チョヤはレフィングウェルを追っぱらい、ルースに真実を告白して、トニオを探しに出発し、ついにトニオを連れ帰ることに成功した。晴れてチョヤとルースは結ばれ、レフィングウェルはルブリスに殺された。
「烙印」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「烙印」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 西部劇 |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1950 |
公開年月日 | 1952年6月30日 |
上映時間 | 104分 |
製作会社 | パラマウント映画 |
配給 | パラマウント日本支社 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | スタンダード(1:1.37) |
カラー/サイズ | カラー/スタンダード |
音量 | モノラル |
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