解説
『そして、バトンは渡された』の瀬尾まいこによる同名小説を、NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』の松村北斗と上白石萌音主演で映画化した人間ドラマ。月経前症候群の藤沢さんとパニック障害を抱える山添くんは、次第に互いを理解し、助け合っていく。監督は、第96回キネマ旬報ベスト・テン日本映画1位など4冠、第77回毎日映画コンクール日本映画大賞など5冠を獲得した「ケイコ 目を澄ませて」の三宅唱。「ケイコ 目を澄ませて」に続き月永雄太が16mmフィルムで撮影、生きづらさを抱えた藤沢さんと山添くんが互いに最高の理解者となり助け合う姿を映し出す。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
ユーザーレビュー
-
MiSA
とにかく、心温まる作品でした。
パニック障害、PMSではありませんが、私自身も別の精神疾患と婦人疾患を抱えています。
行きたくもない病院に通って、毎日飲みたくもない治療薬を飲んで、それでも完治まではまだまだ程遠くて、そんな自分が嫌で消えてしまいたいと何度も思ったことがありました。
しかし、この作品と出会えて「みんな何かを抱えながら生きているんだ」と思い、松村さんが取材や舞台挨拶で仰っていたように、生きることが少しだけ本当に楽になりました。
「どんな貴方でも、生きていていいんだよ。上手じゃなくてもいいんだよ。」とこの作品に言われたような気がしました。
素敵な作品を本当にありがとうございました。
「夜明けのすべて」のストーリー
藤沢さん(上白石萌音)は月経前症候群(PMS)を抱えており、生理前になるとイライラを抑えることができなくなる。ある日、やる気がなさそうに見える同僚の山添くん(松村北斗)のちょっとした行動が引き金になり、藤沢さんは怒りを爆発させてしまう。一方、山添くんもまたパニック障害を抱え、心が思い通りにならず、電車など逃げ場のない場所に行けなくなってしまっており、様々なことを諦めて生きがいも気力も失っていた。少しずつ互いの事情と孤独を知り、友達とも恋人とも異なるどこか同志のような特別な気持ちが芽生えていく二人。職場の人たちの理解に支えられながら、二人は自分の症状は改善されなくても相手を助けることはできるのではないかと思うようになっていく。
「夜明けのすべて」の映像
「夜明けのすべて」の写真
「夜明けのすべて」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「夜明けのすべて」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2024 |
公開年月日 | 2024年2月9日 |
上映時間 | 119分 |
製作会社 | 「夜明けのすべて」製作委員会(企画・制作:ホリプロ/制作プロダクション:ザフール) |
配給 | バンダイナムコフィルムワークス=アスミック・エース |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
公式サイト | https://yoakenosubete-movie.asmik-ace.co.jp/ |
コピーライト | (C)瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会 |