風が通り抜ける道

かぜがとおりぬけるみち
上映日
2024年1月12日

製作国
日本

制作年
2023
上映時間
125分

レーティング
一般映画
ジャンル
ドラマ

check解説

「ぬくもりの内側」の田中壱征監督による、様々な思いを抱える人々が沖縄の温もりに触れる人間ドラマ。歌手を目指すが芽が出ない光、自衛隊を定年退職しても帰るところのない健太、元戦場カメラマンの貞夫らは、人情の残る沖縄で愛や温もりに気付いていく。東京で挫折を味わった大城光を沖縄県出身で「ぼんとリンちゃん」の比嘉梨乃が、光を売り出そうとする芸能プロダクション社長をお笑いタレントの山田邦子が演じる。2023年第15回沖縄国際映画祭沖縄映画特集部門上映作品。
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この作品のレビュー

ユーザーレビュー

  • ヒロイト

    あっという間の2時間55分でした。タイトル通り、風が、人々を包み込む優しい風が日本中に吹いているのを感じられる作品です。この風を纏っているならば、人は優しくも力強く頑張っていける気がします。
    この感覚を風と表現されたのがとても素敵だと思いました。

  • きたさん

    今回は2回目の鑑賞でした。初回も思っていた、なぜ、このようなタイトルなんだろうと、考えながら観ていました。これは、観たみなさんの考えもありますのでここでは記しませんが、自分なりに腑に落ちた結論に至りました。酒が好きなので、こんな表記になりますが、まるで、あたりめのように、噛み締めれは噛み締めるほど味わい深い、そんな映画だと思います。

    映画では様々な交流が描かれており、ふと思ったことは人と人の間と書いて人間、これって、イコール、ぬくもりのように思いました。ぬくもりを介して人は交流していくんだと、、このことを噛み締めながら日々の生活を送ろうと思いました。

    監督さん始め、このような味わい深い映画を提供いただき、ありがとう!!

  • naomiu

    作品のメインである舞台が沖縄で、沖縄以外にも全国14ヶ所のロケ地がスクリーンに映し出され、日本っていい所が沢山ある国なんだとつくづく感じました。人それぞれに悩みを抱え日々生活していく様は、決して他人事ではない、自分の等身大を見ているようでそれぞれのシーンに内心大きく頷いていました。
    何事も諦めない事、そのためには例え心が折れたとしても立ち上がり前を進んでいく事がそれぞれの人生の歩みになると言う人生の大切な指針を振り返させてくれる作品だと思います。
    ただ、少し感じたのは沖縄でのシーンで沖縄の言葉が飛び交うのですが所々意味が分からないところがありました。そのような沖縄独特の言葉の意味が分かれば、この作品をもっと堪能出来たのにと個人的に思いました。田中監督の作品に対する思いを含め、名古屋でもロングランで上映していただきたい作品です。

「風が通り抜ける道」のストーリー

那覇市首里で生まれ育った大城光は、幼くして母を亡くし、父・隆と支え合いながら暮らしてきた。18歳になり、歌手になる夢を捨てきれない光は、父の心配を押し切って上京。運良く芸能プロダクションに所属でき、大切に育ててくれる担当マネージャーがつき、新たな生活がスタート。しかしなかなか芽が出ず、悔しい思いをすることの多い日々を送るうちに、28歳の誕生日を迎える。歌ではなく旅番組の収録で九州を訪れていたところ、沖縄の父からメールが届く。そこには誕生日を祝う言葉とともに、父が癌を患っていることが記されており……。一方、光の父の同級生・平健太は自衛隊を定年退職し故郷である沖縄に戻ろうとするが、幼い頃に両親が病死し実家はすでになかった。帰るところがない健太は、子供時代に支えてもらったおばあを訪ねてみることに。おばあもまた、夫に先立たれ親族もおらず、ヘルパーの支えだけが頼りという孤独の身だった。おばあの家を訪ねる途中、健太は沖縄本島で元戦場カメラマンの上原貞夫と出会う。貞夫は戦場で多くの命が奪われていくのを目の当たりにして精神的に弱っていき、日本に帰ることにしたが、妻も家も失い、50歳を手前に住所不特定・無職という状態に。関西から名古屋、そして、東北、北海道と日本の美しさをシャッターに収める新たな旅に出たものの、冬の北海道で行き場を失い、助けてくれた人から沖縄の神様に会って来たらどうかと言われたのだった。人間本来の人情と愛情と強さが残るこの沖縄で、それぞれが愛や温もりに気づいていき……。

「風が通り抜ける道」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「風が通り抜ける道」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 2023
公開年月日 2024年1月12日
上映時間 125分
製作会社 FEEL PICTURES(制作:ISSEY FILMS=2112photography=CREATE-Links)
配給 FEEL EnterTainment
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
公式サイト https://kazemichi.okinawa/
コピーライト (C)FEEL PICTURES / ISSEY FILMS LLC ALL Right Reserved. ʻ風が通り抜ける道ʻ