箱男

はこおとこ
上映日
2024年8月23日

製作国
日本

制作年
2024
上映時間
120分

レーティング
PG-12
ジャンル
文芸 ファンタジー ドラマ

check解説

ダンボールを頭から被り、一方的に世界を覗き見る“箱男”になろうとする男を描いた安部公房の同名小説を「almost people」の石井岳龍監督が映画化。1997年に製作が決定するもクランク・イン前日に撮影が頓挫していたが、27年越しに実現した。出演は、「GOLDFISH」の永瀬正敏、「モータルコンバット」の浅野忠信、「ひとつの空」の白本彩奈、「せかいのおきく」の佐藤浩市。第74回ベルリン国際映画祭ベルリナーレ・スペシャル部門正式出品作品。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • ライター、編集
    岡本敦史
    石井岳龍監督の「映画表現と文学表現を横断する」一連の試みの集大成とも言うべき力作。前衛的文芸作でありながら「ELECTRIC DRAGON 80000V」顔負け... もっと見る
  • 映画評論家
    北川れい子
    安部公房の原作は遙か昔、背伸びをして読み、リアルな観念小説という記憶以外、ほとんど忘れていたのだが、石井監督がその観念を人物たちの言動と挑発的な映像で具象化しよ... もっと見る
  • 映画評論家
    吉田伊知郎
    90年代日本映画にどっぷり浸かった身としては「暴走機関車」「連合赤軍」より実現を夢見た幻の企画だけに感無量。意外や緻密に原作を解体再構築しており、箱男たちが全力... もっと見る

「箱男」のストーリー

ダンボールを頭からすっぽりと被り、街中に存在し、一方的に世界を覗き見る“箱男”は、完全な孤立、完全な孤独を得て、社会の螺旋から外れた“本物”の存在だった。カメラマンの“わたし” (永瀬正敏)は、偶然目にした箱男に心を奪われる。自らもダンボールを被り、箱男になろうとするが、本物の箱男になるまでには数々の試練と危険が待ち受けていた。存在を乗っ取ろうとするニセ箱男(浅野忠信)、完全犯罪に利用しようと企む軍医(佐藤浩市)、“わたし”を誘惑する謎の女・葉子(白本彩奈)らに打ち勝ち、“わたし”は本物の箱男になれるのだろうか……?

「箱男」の映像

「箱男」の写真

「箱男」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「箱男」のスペック

基本情報
ジャンル 文芸 ファンタジー ドラマ
製作国 日本
製作年 2024
公開年月日 2024年8月23日
上映時間 120分
製作会社 映画『箱男』製作委員会(製作幹事:ハピネットファントム・スタジオ/制作プロダクション:コギトワークス)
配給 ハピネットファントム・スタジオ
レイティング PG-12
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
公式サイト https://happinet-phantom.com/hakootoko/
コピーライト (C)2024 The Box Man Film Partners