ホバート・ボスウォースの関連作品 / Related Work

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  • 魔炎島滅亡記

    制作年: 1938
    新人ドン・テリーが主演する連続映画の短縮版で、往時サイレント時代には名ある監督であり、近年はもっぱら西部劇、連続映画の制作にたづさわっているエルマー・クリフトンが監督に当ったもの。ストーリーはL・ロン・ハバードが書卸し、作家にして俳優のジョージ・ローズナーが監督者クリフトン及びジョージ・メリックと協力してシナリオを執筆した。キャメラはエドワード・リンデンとハーマン・ショップが共同担任である。助演者は新顔のグェン・ゲーズ、「猛獣国横断」のグラント・ウィザース、「十字軍」のホバート・ボスウォース、「流線型超特急」のウィリアム・ファーナム、「高圧線」のウォルター・ミラー、脚本を書いたジョージ・ローズナー等である。
  • スパンキイ将軍

    制作年: 1936
    「丘の一本松」「旅鴉子供連れ」のスパンキー・マクファーランドが主役を勤める喜劇で、リチャード・フローノイ、ハル・イエーツ及びジョン・グーデルが協力して脚本を書卸し、ハロルド・ロイド喜劇の監督だったフレッド・ニューメイヤーがゴードン・ダグラスと協力監督に当たり、「極楽槍騎兵」と同じくアート・ロイドとウォルター・ランディンが共同撮影した。スパンキーを助けて「キャラバン」のフィリップス・ホームス、「愛と光」のラルフ・モーガン、「洞窟の女王」のアーヴィング・ピチェル、ロジナ・ローレンス、ホバート・ボスウォース、ルイス・ビーヴァース等が出演している。
  • 十字軍(1935)

    制作年: 1935
    「クレオパトラ(1934)」に次ぐセシル・B・デミル作品で、第三次十字軍の史跡に基づいて歴史家ハロルド・ラムが構想した物語を「クレオパトラ(1934)」「ベンガルの槍騎兵」のウォルデマー・ヤングと「男の敵」「肉弾鬼中隊(1934)」のダドリー・ニコルズが共同脚色し、例によってデミル自ら監督に当たったもの。主演者は「ホワイト・パレード」「濁流」のロレッタ・ヤングと、「クレオパトラ(1934)」のヘンリー・ウィルコクスンで、「奇傑パンチョ」「罪じゃないわよ」のキャサリン・デミル、「クレオパトラ(1934)」「暴君ネロ(1932)」に共演しているアイアン・キース、C・オーブリー・スミス、ジョセフ・シルドクラウトの3優、「痴人の愛」のアラン・ヘール、「白衣の騎士」のC・ヘンリー・ゴードン、「メリイ・ウイドウ(1934)」のジョージ・バービア等が助演し、「クレオパトラ(1934)」「生活の設計」のヴィクター・ミルナーが撮影している。
  • モヒカン族の最後(1934)

    制作年: 1934
    ジェイムズ・F・クーパーの同名の小説より取材した1934年作品で、戦後日本ではじめての連続活劇。監督は「ボンバ」のフォード・ビーブと「ユーコンの叫び」のB・リーブス・イースン。ビーブが、ジャック・ナタフォード、コルベート・クラーク、ウィンダム・ギテンスと共に潤色し、台辞を書いている。撮影は「西部の挑戦」のアーネスト・ミラー他が担当。出演は西部劇のヴェテラン、ハリー・ケイリー以下、エドウィナ・ブース、ミッシャ・アウアら。
  • 空飛ぶ音楽

    制作年: 1934
    「リリオム」と同じくエリッヒ・ポマー作品で、オスカー・ハマーシタイン第二世原作・作詩、ジェローム・カーン作曲になるオペレットに基づいてハワード・アーヴィング・ヤングと「少年探偵団」のビリー・ワイルダーとが協力して脚色し、「帰郷」の監督者でその後プロデューサーとなっていたヨーエ・マイが監督に当たり、「キャラバン」「歓呼の嵐」のアーネスト・パーマーが撮影したもの、出演者は「今宵ひととき」「恋愛即興詩」のグロリア・スワンソン、「ホワイト・パレード」「昨日」のジョン・ポールズを始め、「幻の合唱」「第三階級」のダグラス・モンゴメリー、新人ジューン・ラング、「痴人の愛」のレジナルド・オーウェン、「猫と堤琴」のジョセフ・カウソーン、「ホワイト・パレード」のセーラ・ヘイドン及びアル・シーンという顔触れである。
  • 一日だけの淑女

    制作年: 1933
    「狂乱のアメリカ」「たそがれの女」と同じくフランク・キャプラが監督に当たり、ジョセフ・ウォーカーが撮影した映画で、O・ヘンリーの再来と称されるデーモン・ラニョン作の小説を「狂乱のアメリカ」「ナイトクラブの女」のロバート・リスキンが脚色したもの。主演者は「ゴールド・ディガース」「処女読本(1932)」のウォーレン・ウィリアムで、「百万円貰ったら」「今日限りの命」のメイ・ロブソンをはじめ「雨」「ゴールド・ディガース」のガイ・キッビー、「生の創め」「女性二重奏」のグレンダ・ファレル、「秘密」「唄へ!踊れ!(1933)」のネッド・スパークス、「僕の自叙伝」のジーン・パーカー、「狂乱のアメリカ」のウォルター・コノリー、バリー・ノートン、ウォーリス・クラーク・ロバート、エメット・オコナー等が助演。
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  • ミラクルマン(1932)

    制作年: 1932
    かつてサイレント時代にも映画化されたことがあり、またジョージ・M・コーアンが舞台に上映して好評を博したことのあるフランク・L・パッカードおよびロバート・H・デビィス合作の物語を再び映画化したもので、「少年時代」「戦争」のウォルデマー・ヤングが脚色の筆をとり、同人と「アメリカの悲劇」「激流を横切る女」のサミュエル・ホッフェンシュタインが台詞を書き、「タッチダウン」「いんちき商売」のノーマン・Z・マクロードが監督にあたった。主なる出演者は「鉄窓と花束」「女学生の日記」のシルヴィア・シドニー、「海賊(1931)」「ビッグ・ハウス」のチェスター・モリス、「時計の殺人」「アメリカの悲劇」のアーヴィング・ピチュル、「西部戦線異常なし」のジョン・レイ、「スーキー」のロバート・クーガン、「フランケンシュタイン(1931)」のポリス・カーロフ、「燃ゆる海原」「大飛行船」のホバート・ボスウォース、「海の巨人(1930)」のロイド・ヒューズ、等でキャメラは「腕白大将」「鉄壁の男」のデイヴィッド・エーベルが担任。
  • 怒号する天地(1932)

    制作年: 1932
    「米国撃滅艦隊」と同じくアルバート・S・ロージェルが監督し、ビル・ボイドとジンジャー・ロジャースが共演する映画で「惨劇の波止場」のマリオン・ジャクスンとドン・ライアンが共同執筆した原作を「空中大曲芸団」「陽気な後家さん」のジェームズ・シーモアが脚色し、「討伐隊」「アリゾナ・ギャング」のテッド・マッコードが撮影した。助演者は「白馬王国」「テキサス無頼漢」のフレッド・コーラー、「ミラクルマン(1932)」「大飛行船」のホバート・ボスウォース、「希望の星」「マデロンの悲劇」のマリー・プレヴォー、「ハア・マン」「アイスクリーム艦隊」のハリー・スウィート、チャールズ・セロン、エドガー・ケネディ等である。
  • 燃ゆる海原

    制作年: 1931
    「結婚双紙」「ビッグ・ハウス」のローバート・モンゴメリーのスター昇進第1回作品で、アーネスト・ペインターの小説マスキー」から「エロチック艦隊」「若殿頑張る」のレイモンド・L・シュロック、デルマー・エイヴス、ルウ・エデルマン、マルカム・スチュアート・ポインラン、海軍少佐ウイード等が協力して脚本に組み立て「ショウ・ボート(1929)」「妻呼ぶ怒涛」のハリー・ポラードが監督し「異教徒」「トレンデー・ホーン」のリカルド・デ・ヴァンナがクランクしたもので、助演者「惨劇の波止場」「肉体の呼ぶ声」のドロシイー・ジョーダン「大飛行船」「悪魔の日曜日」のホバート・ポスウォース、「肉体の呼ぶ声」「戦う隊商」のアーネスト・トーレンス、「モンタナの月」のクリフ・エドワーズ、ギャヴィン・ゴードン、エドワード・ヌージェント、ジョーン・マーシュ等々である。
  • 大飛行船

    制作年: 1931
    「サブマリン」「空の王者」と同じくフランク・キャプラが監督し、ジャック・ホルトとラルフ・グレイヴスとが主演するコロンビアの超特作品で、米国海軍少左F・W・ウィードの原作に基づいて、ジョー・スワーリングが改作して台詞をつけ「サブマリン」「ドノヴァン」のドロシー・ハウエルが台本を製作した。キャメラはジョー・ウィルバーとエルマー・ダイヤーの擔當である。助演者は「沈黙の犯罪」「野蛮な紳士」のフェイ・レイ、「悪魔の日曜日」「サアド・アラアム 警笛間を衝く」のホバート・ボスウォース、ロスコー・カーンス、ハロルド・グッドウィン、クラレンス・ミューズ等である。
  • 悪魔の日曜日

    制作年: 1930
    「スウィーティー」「ハニー」に次ぐナンシー・キャロル嬢主演映 画で、「アンナ・カレニナ」「巴里(1926)」及び未輸入の「侵入者」の監督として名を挙げたエドモンド・グールディング氏が原作脚色監督したもので、「摩天楼の巨人」「勇者ならでは」のハリー・フィッシュベック氏が撮影した。助演者は「勇者ならでは」「レヴュー結婚」のフィリップス・ホームス氏、「海の王者」「デパート娘大学」のホバート・ボスウォース氏、「大地の果てまで」「青春狂想曲」のジェームズ・カークウッド氏、「愛の訪れ」「ストリート・ガール」のネッド・スパークス氏、「若き翼」「半分天国」のポール・ルーカス氏、ザス・ピッツ嬢、モーガン・ファーレイ氏、ジェッド・プラウティー氏、等である。
  • 世界の英雄

    制作年: 1930
    「男女の戦」「心の歌」に次いでD・W・グリフィスが監督した作品で、リンカーンの伝記を劇化せる映画。ジョン・W・コンシダイン・ジュニアがストーリーを執筆し、スティーブン・ヴィンセント・ベネットと前2作の脚色者ゲリット・ロイドが脚色、台詞を担当し、「スキピイ」「悪魔が跳び出す」のカール・ストラッスがクランクした。主役リンカーンには「戦争と貞操」「女は嘘つき」のウォルター・ヒューストンが扮し、「コウモリは囁く」のユーナ・マーケル、「トレスパサー」のケイ・ハモンドその他が助演している。
  • サアド・アラアム 警笛間を衝く

    制作年: 1930
    かつて1923年にF.B.O.社によって映画化されたことのあるエミリー・ジョンソンのスト-リーを当時と同じくエモリー・ジョンソンが監督したもので、フランセス・ハイランドとジャック・ナットフォードとが撮影台本執筆にあたり、マックス・デュポンがカメラを担任している。主なる主演者は「これぞ天国」「カナリヤ殺人事件」のジェームズ・ホール、「恋愛運動場」「少年軍兵士」のアニタ・ルイズ、「嵐に咲く花」「アビーの白薔薇」のジーン・ハーショルト、「悪魔の日曜日」「海の王者」のホバート・ボスウォース、メアリー・ドーラン嬢である。
  • 50年後の世界

    制作年: 1930
    デ・シルヴァ、リュー・ブラウン、レイ・ヘンダーソンの3人組が原作、脚色、台詞、作曲すべてを共同執筆し「サニー・サイド・アップ」と同じくデイヴィッド・バトラー監督、アーネスト・パーマーが撮影を担任した映画で、「ビッグ・トレイル(1930)」のエル・ブレンデル、「春ひらく(1930)」のモーリン・オサリヴァン、「友愛天国」のマージョリー・ホワイト、ジョン・ギャリック、フランク・アルバートソン、ホバート・ボスウォース、ケネス・トンプソン主なる出演者である。
  • クラック将軍

    制作年: 1930
    「山の王者」に次ぐジョン・バリモア氏主演映画で、監督は「ドン・ファン(1926)」「マノン・レスコオ」等のバリモア映画に手腕を見せたアラン・クロスランド氏で、ジョージ・プリーディー氏の原作を最近までユニヴァーサル社の字幕執筆者だったウォルター・アンソニー氏が改作し「笑う男」「ミシガン小僧」のJ・グラブ・アレキサンダー氏が脚色した。助演者は「愛欲の絆」「赤い唇」のマリアン・ニクソン嬢、「楽園に帰る(1928)」「紅草紙」のローウェル・シャーマン氏、「キング・オブ・キングス(1927)」「絶海の暴君」のジャクリーン・ローガン嬢、「海の王者」「デパート娘大学」のホバート・ボスウォース氏、「ラスト・モーメント」のオットー・マテイーソン氏、「サラアと其の子」のフィリップ・デラシー君、新進のアルミーダ嬢、等の堂々たる顔觸れである。キャメラは「彼女は戦に行く」「激流恋をのせて」のトニー・ゴーディオ氏が担当している。
  • マミー

    制作年: 1930
    「シンギング・フール」「ジャズ・シンガー(1927)」と同じくアル・ジョルソン氏主演映画で、米国ジャズ音楽界の大家アーヴィング・バーリン氏が原作を執筆し、ジョルソン氏が歌う歌曲をもものし、「激流恋をのせて」「踊子をめぐりて」のゴードン・リグビー氏と「流行の寵児」「殺人街」のジョセフ・ジャクソン氏が共同脚色し、「ノアの箱船」「大地の果てまで」のマイケル・カーティズ氏が監督し、「ノアの箱船」「踊子をめぐりて」のバーニー・マクギル氏が撮影したものである。助演者は「熱沙果つるところ」「踊るカレッヂ」のロイス・モーラン嬢を始め、「クラック将軍」のローウェル・シャーマン氏、「母ぞよく知る」のルイズ・ドレッサー嬢、「悪魔の日曜日」のホバート・ボスウォース氏、「サンダーボルト」のタリー・マーシャル氏、ミッチェル・ルイス氏、スタンリー・フィールズ氏、等である。
  • オフィスワイフ

    制作年: 1930
    「海の巨人(1930)」「シンギング・フール」をものしたロイド・ベーコン作の小説にもとづいて「ショウ・ボート(1929)」「嵐に咲く花」のチャールズ・ケニヨンが脚色して台詞をつけたもの。主演者は「大親分」「恋の大分水嶺」のドロシー・マッケールと「不死鳥」「恋多き女」のリュイス・ルイス・ストーンで、「アパートの殺人」「ハヴァナから来た女」のナタリー・ムーアヘッド、「悪魔の日曜日」のホバート・ボスウォース、「命を賭ける男(1930)」のブルックス・ヴェネディクト、ウォルター・メリル、ジョーン・ブロンデル等が助演している。
  • ハリケン(1929)

    制作年: 1929
    「プラット・シップ」と同じくホバート・ボスウォーズ氏が主演する海上活劇で、イヴリン・キャンベル女史とノーマン・ストリンガー氏とが合作した物語をアーネスト・ヒバード氏が脚色し、「大洋の娘」「恐怖街」のラルア・インス氏が監督、「ドノヴァン」「青春の夢(1929)」のテッド・テズラフ氏が撮影したもの。助演者は「遥かなる叫び」「バウラー」のリーラ・ハイアムス嬢、「コケット」「気まぐれ娘」のジョン・マック・ブラウン氏を始め、アラン・ロスコー氏、トム・オブライエン氏、リーラ・マッキンタイア嬢等である。
  • 山の王者

    制作年: 1929
    「テムペスト(1928)」「マノン・レスコオ」等と同じくジョン・バリモア氏の主演する映画で「陽気なパリっ子」「結婚哲学」等のエルンスト・ビッチュ氏の監督した作品である。原作はヤコブ・クリストフ・ヒーア氏の手になるものでそれを「クォリティ街」「楽園に帰る(1928)」のハンス・クレーリー氏が脚色した。バリモア氏の相手役は「テムペスト(1928)」「ファウスト」に出たカミラ・ホルン嬢であるが、その他に「情炎の美姫」「ポンペイ最後の日」のヴィクター・ヴァルコニ氏、新進のモナ・リコ嬢、ホバート・ポスウォース氏、等も出演している。キャメラは「港の女」「噂の女」のオリヴァー・T・マーシュ氏。発声版の方はドクター・ヒューゴー・リーゼンフェルド氏の編曲を付したサウンド・ピクチュアとなっている。
  • 恋多き女(1928)

    制作年: 1928
    「肉体と悪魔」「アンナ・カレニナ」と同じくグレタ・ガルボ嬢とジョン・ギルバート氏が主演する映画で、マイケル・アーレン氏作の小説「緑色の帽子」に基づいて、「女の秘密」「マノン・レスコオ」のベス・メレディス女史が脚色し、「肉体と悪魔」「黄金の世界へ」のクラレンス・ブラウン氏が監督したもの。助演者は「野生の蘭」のルイス・ストーン氏、「踊る娘達」のジョン・マック・ブラウン氏及びドロシー・セバスチャン嬢、「愛すればこそ(1929)」のダグラス・フェアバンクス・ジュニア氏、「悪魔の日曜日」のホバート・ポスウォース氏という素晴らしい顔触れで、キャメラは「アンナ・カレニナ」「野生の蘭」「女の秘密」等のガルボ映画をクランクしたウィリアム・ダニエルス氏担任。
  • 激浪の響

    制作年: 1928
    「ブラッド・シップ」の成功の後を受けて同じ監督者、同じ主演者、即ちジョージ・B・サイツ氏、ホバート・ボスウォース氏の組合せによって製作された映画である。ウィル・M・リッチー氏が脚本を執筆し、「足で蹴る恋」「長屋騒動パリーの巻」等出演のチャールズ・デラニー氏と「黄金蟲」出演のユーゼニア・ギルバード嬢とがポスウォース氏を助けて重要な役を演ずる他、モード・ジョージ嬢、リンダ・ロレド嬢、ジョージ桑原氏等も出演している。
  • 血涙の志士

    制作年: 1928
    ドン・バーン氏の有名な小説の映画化で、「マザー・マクリー」「四人の息子(1928)」等と同じくジョン・フォード氏の監督作品である。原作を映画向きに書き改めたのはフィリップ・クライン氏、撮影台本を製作したのはマリオン・オース女史である。主役は「港々に女あり」「マザー・マクリー」等出演のヴィクター・マクラグレン氏で、「四人の息子(1928)」のジューン・コリアー嬢、「恋せよ乙女」のラリー・ケント氏、「アンニー・ローリー」のホバート・ボスウォース氏、「モガ地獄」のアール・フォックス氏、等が助演している。
  • 曲馬天国

    制作年: 1928
    「姿は偽らず」「魔の家(1928)」「脚光の影」等と同じくエスター・ラルストンの主演する映画で、ジョージ・マンカー・ウォッタース氏の原作の映画化である。「乱暴ロージー」「人間力」と同じくルイズ・ロング女史が脚色し、「鳥なき里のお姫様」「上海目指して」の監督者ルーサー・リード氏が監督の任に当たった。ラルストン嬢の相手役は「乱暴ロージー」出演のリード・ハウス氏と「ブラッド・シップ」「支那の鸚鵡」のホバート・ボスウォース氏の二人で、そのほか「コーラス・ガール」のアラン・ロスコー氏や、トム・マガイヤー氏、ジョージ・フレンチ氏、メアリー・アルデン嬢等が助演する。
  • デパート娘大学

    制作年: 1927
    キャスリーン・ノーリス女史の小説を、アレン・マクニール氏とティム・ウィーラン氏とが映画向きに書き改め、それを更にホープ・ロアリング女史が実際用に脚色し、「ロイドの福の神」を監督したサム・テイラー氏が監督した「アンニー可愛や」「雀」に続くメアリー・ビャクフォード嬢主演の映画である。相手役は「青春の悦び」出演の新進チャールズ・ロジャース氏で、そのほかアヴォンヌ・テイラー嬢、ホバート・ボスウォース氏、カーメリタ・ジェラティ嬢、マック・スウェイン氏、ルシェン・リトルフィールド氏、ウィリアム・コートライト氏などが是れを助けて出演している。
  • ブラッド・シップ(1927)

    制作年: 1927
    ノーマン・スプリンガー氏作の小説を映画化したもので、フレッド・マイトン氏が脚色し「滅び行く民族」「白馬王国」等と同じくジョージ・ビー・サイツ氏が監督した。主役は「ビッグ・パレード」「支那の鸚鵡」等出演のホバート・ボスウオース氏が勤め、「操り人形糸違い」「怒号する天地」等出演のジャクリーン・ローガン嬢と、「オール持つ手に」出演のリチャード・ブレーン氏とが共演するほか、ウォルター・ジェームズ氏、フレッド・コーラー氏、ジェームズ・ブラッドベリー氏、アーサー・ランキン氏等が助演している。
  • アンニー・ローリー

    制作年: 1927
    「憧れの水兵」「センチメンタル・トミー」等と同じくジョン・S・ロバートソン監督作品で、良き協力者ジョセフィン・ラヴェットが、有名な歌「アニー・ローリー」にヒントを得て脚本を執筆したもの。主役は「ラ・ボエーム」「真紅の文字」のリリアン・ギッシュ、「君が為め命捧げん」「西空の下に」のノーマン・ケリーが相手役を演じ、「猫とカナリヤ」のクレイトン・ヘール、ジョセフ・ストライカー、ホバート・ボスウォース、パトリシア・エイヴリー、ラッセル・シンプソン、ブランドン・ハーストらが助演する。
  • 支那の鸚鵡

    制作年: 1927
    「猫とカナリヤ」に次いでポール・レニ氏が監督した探偵劇で、アール・ディア・ビッガース氏作の同名の小説をJ・グラブ・アレキサンダー氏が脚色したもの。主要俳優は「修羅のサーカス」「マラソン結婚」等出演のマリアン・ニクソン嬢、「ビッグ・パレード」「地獄極楽」等出演のホバート・ボスウォース氏、「囁く電線」「快傑義涙」等出演のエドモンド・バーンズ氏及び「太平洋横断」「漂泊い人」等出演の上山草人氏が活躍し、アンナ・メイ・ウォン嬢、アルバート・コンテイ氏、桑原ジョージ氏、等が助演している。
  • 素晴らしい果報者

    制作年: 1926
    アル及びチャールズ・クリスティー氏の制作した喜劇で、E・J・ラス氏の小説に基づきオーウェン・デイヴィス氏が戯曲化した舞台の当たり狂言を映画にしたものである。「のんきな叔母さん」と同じく脚色にはF・マッグルー・ウィリス氏、監督にはスコット・シドニー氏が夫々にその任に当たっている。「浮気は御法度」のハリソン・フォード氏、「肉体の道」のフィリス・ヘイヴァー嬢、「凸凹サーカスの巻」のチェスター・コンクリン氏とマック・スウェイン氏、「アンニー・ローリー」のホバート・ボスウォース氏、その他クリスティー喜劇の花形ヴェラ・ステッドマン嬢、チャールズ・ジェラード氏、クラレンス・バートン氏、等共演の賑かな顔触れである。
  • 地獄極楽

    制作年: 1926
    ハーシェル・S・ホール氏作の小説に基づいてエリオット・J・クローソン氏が脚色し、「巨弾霹靂」「命を売る男(1925)」等と同じくジェームズ・P・ホーガン氏が監督したもので主役は「金色の寝床」「女人禁制」等出演のヴェラ・レイノルズ嬢と新進のウィリアム・ボイド氏で、「君が名呼べば」「富に群がる者」等出演のナイジェル・バリー氏を始めウォルター・ロング氏、ベン・ターピン氏、チャールズ・マレイ氏、ホバート・ボスウォース氏、ウィリアム・V・モング氏等が出演している。
  • 荒野の孤児

    制作年: 1925
    かつてニューヨークに於いてアリス・ブラディ嬢が演じたソールズベリー・フィールド氏作の舞台劇を映画化したもので、「なまけ者」「ステラ・ダラス(1925)」等と同じくフランセス・マリオン女史が脚色し「特別最大急行」「闇黒」等と同じくジョージ・ヒル氏が監督した。「建国の乙女」に共演したマリオン・デイヴィース嬢、ハリソン・フォード氏の主演で、ホルプルック・プリン氏、ジョージ・シーグマン氏、ホバート・ポスウォース氏、ハリー・マイヤース氏、ヘッダ・ホッパー嬢、リチャード・カール氏エミリー・フィッツローイ嬢及びジョン・ハフ君が出演している。
  • 幸運の風

    制作年: 1925
    レックス・ビーチ氏作のアラスカ金鉱物語を映画化したもので「レー・ホーク」と同じくフランク・ロイド氏が監督製作した。主役は「女名捕手」「栄冠は吾れに」等出演のベンライオン氏、「女名捕手」「人生の舞台裏」等出演のアンナ・Q・ニルソン嬢、有名な英国俳優ヴィクター・マクラグレン氏及び「陶酔の毒盃」「美人懸賞」等出演のヴァイオラ・ダナ嬢が演じ、フィロ・マッカロー氏、ドロシー・セバスチャン嬢、ホバート・ボスウィース氏等が助演している。
  • 大進軍(1925)

    制作年: 1925
    「栄光」「戦艦くろかね号」の原作者ローレンス・ストーリングス氏が執筆した物語を映画化したもメトロ・ゴールドウイン社超特作品で、ハリー・ベーン氏が脚色し、「腕自慢」「半獣半人の妻」「男子凱旋」等と同じくモング・ヴィイダー氏が監督した。主役は「半獣半人の妻」「男子凱旋」等出演のジョン・ギルバート氏と「愛の黒眼鏡」「神ぞ知る」等出演のルネ・アドレー嬢で、カール・デーン氏、トム・オブライエン氏、ホバート・ボスウオース氏、クレア・マクドウェル嬢、クレア・アダムス嬢等が共演している。因みにこの映画はフォトプレイ誌が1926年度最優秀映画として推薦して賞碑を与えたもの。ニューヨークに於いて96週間の長期封切り興行を終わって最近に一般に発売された。キネマ旬報外国映画ベスト・テン3位。別邦題「大進軍」。
  • 闇黒

    制作年: 1924
    ボストン・ブラッキー譚の原作者として有名なジャック・ボイル原作の小説『マッギン婆さんの娘』“The Daughter of Mother McGinn”に基づき、フランシス・マリオン女史が脚色し、助監督から監督に昇進したジョージ・ヒルの第一回作品である。主役は「恋と食慾」「汝犯す勿れ」のコリーン・ムーア、「武士道華かなりし頃」のフォレスト・スタンレーで、共演はホバート・ボスウォース、マーガレット・セドン。ボストン・ブラッキーを主人公にした物語の一つである。
  • 淋しき灯台守

    制作年: 1924
    ユニヴァーサル社を出てソル・レッサー氏の主宰するプリンシパル社に入ったベイビー・ペギー・モンゴメリー嬢の第一回作品。ローラ・E・リチャーズ女史の原作を、イヴ・アンセル女史とジョン・W・グレイ氏とが脚色し、「少年ロビンソン」「サーカス・デイズ」等と同じくエドワード・クライン氏が監督したもの。ベイビー・ペギー・モンゴメリー嬢のお対手には「風雲のゼンダ嬢」「虚栄の市(1923)」等出演のホバート・ボスウォース氏、「奔流恋を乗せて」「ロジタ(1923)」出演のアイリーン・リッチ嬢、「文化果つるところ」出演のハリー・T・モーレイ氏、「名家の秘密」等出演のバーバラ・テナント嬢等の腕利きが出演している。
  • 生と戦う女

    制作年: 1924
    チャールズ・G・ノリス氏作の小説に基づきレノア・コフィー女史とアルパート・レウィン氏とが脚色し「さすらいの人々」「フランダースの少年」等と同じくヴィクター・シェルツィンゲル氏が監督したもので「さすらいの人々」「女房征服」等出演のメイ・ブッシュ嬢が主演し、相手役は「練獄の花」「舞姫ニノン」等出演のロバート・フレイザー氏で「燃ゆる砂」等出演のワンダ・ホウリー嬢や「氷原の雄叫び」等出演のパット・オマリー氏を始めホバート・ボスウォース氏、マートル・ステッドマン嬢、ワード・クレーン氏等が助演。
  • 男の名を言え

    制作年: 1924
    ヴィクトル・シエストレム氏が渡米後の最初の作品で、「不滅の都」「クリスチャン」等の原作者ホール・ケーン卿作の小説を映画化したもの、脚色はパウル・バーン氏。主役は「迷路の乙女」「クリスチャン」等出演のメエ・ヴッシュ嬢と「囁きの小軽」「惑溺の十字路」等出演のコンラッド・ネーゲル氏で、パツシイ・ルス・ミラー嬢、クレイトン・ヘール氏、ホバアト・ボスウオース氏、ドゥ・ウイット・ジエニングス氏等が共演している。
  • 風雲のゼンダ城

    制作年: 1923
    「ゼンダ城の虜」の後日譚で、前同様にアンソニー・ホープ卿の原作である。エドワード・J・モンターニュが脚色しヴィクター・ヒアマンが監督した。レックス・イングラムの監督した「ゼンダ城の虜(1922)」と比較して見るのも興味が深い。俳優ではルイズ・ストーンの役をバート・ライテルが、ラモン・ナヴァロの役をルー・コディが、アリス・テリーの役をエレン・ハンマーシュタインがおのおの受け持っている。その他この映画のオール・スター・キャストは真に驚くべきものがある。ホバート・ボスウォース、クレア・ウィンザー、ブライアント・ウォッシュバーン、マージョリー・ドウ、アドルフ・マンジュウ、アーヴィング・カミングス、ミッチェル・ルイス、ナイジェル・ド・ブルリエ等などと、映画界始まって以来とも言うべき素晴らしさである。セルズニック社が製作し始めたころ、あまりに費用がかかり過ぎて撮影が終わった頃一時同社が破産し債権者の手にネガティヴが約半年ほど保管されていたという因縁付きの映画である。
  • パレス

    制作年: 1923
    「ホワイト・シスター(1923)」の原作者たるアメリカの小説家マリオン・クローフォード氏の書いた小説を、ジューン・メイシス女史が脚色しフォックス社で「巌窟王(1922)」「或る愚者有りき」「ラスト・トレイル」等を監督したエメット・J・フリン氏が監督したもの。主役は「快男子ソーヤー」等出演のブランシュ・スウィート嬢「沈黙の命令」等のエドモンド・ロウ氏「虚栄の市(1923)」等のホバート・ボスウォース氏「南海の情火」等のポーリン・スターク嬢「ロビン・フッド(1922)」等のサム・ド・グラッス氏等である。十六世紀のスペイン王廷を背景にした壯大なロマンスである。
  • 虚栄の市(1923)

    制作年: 1923
    1848年出版されたイギリス文豪サッケリ原著の『虚栄の市』を、ユーゴー・ボーリンが脚色及び監督したもので、主役は「真夏の空の下」等主演のボーリン夫人メーベル・ボーリン、「ロジタ(1923)」出演のジョージ・ウォルシュ、「富の群る者」出演のホバート・ボスウォース、「春来りなば(1923)」出演のハリソン・フォード、その他エリナー・ボードマン、アール・フォックス等の顔振れである。
  • 人生の異端者

    制作年: 1923
    「王様万歳」を監督したヴィクター・シェルツィンゲル氏がウィニフレッド・ダン女史と共に原作を書き、ダン女子が脚色し、シェルツィンゲル氏が監督したものである。主役は「冬来りなば」のパーシー・マーモント氏「子守唄(1924)」のジェーン・ノヴァック嬢、「懦夫奮起せば」のカレン・ランディス氏、「虚栄の市(1923)」出演のホバート・ボスウォース氏「天空万里」出演のエヴァ・ノヴァク嬢等良い顔ぶれである。
  • 富に群る者

    制作年: 1922
    ドン・バーンの小説をマーシャル・ニーランとフランク・アーソンが脚色し、ニーランが自ら監督の任に当たった。氏のゴールドウィンにおける第1回作品である。主役は「誰が罪ぞ」「母よ恋し」等出演のクレア・ウィンザー、「信号塔」「最後の一塁」等出演のロックリフ・フェローズ、「風雲のゼンダ城」「扉の後」等出演のホバート・ボスウォース、「売られ行く魂」「家宝の一言」等出演のエリナー・ボードマン等で、その他前記のごとき多数の人気俳優たちが出演している。労働問題を主題とした映画である。
  • 人生の闘争

    制作年: 1921
    「偽りの唇」「母の愛」同様にエー・ピー・社のファーストナショナル社との合同前に於けるトーマス・エッチ・インス氏の作品で、原作はケーレイ・ウィルスン氏である。主役がホバート・ボスウォース氏で、監督がローランド・V・リー氏で、脚色者がジョセフ・フランクリン・ポーランド氏である事等その他撮影者に至る迄、同社映画なる「盲目の愛」「一騎当千の男」と同様である。共演者はマッジ・ベラミー嬢、タリー・マーシャル氏、ナイルス・ウェルチ氏等。パ社映画「水に潜りて」以来インス氏を離れていたボスウォース氏が久し振りに同氏の許に出演したもの。
  • 盲目の恋

    制作年: 1921
    エミリー・ジョンソン女史の原作をジョセフ・フランクリン・ポーランド氏が脚色し、ローランド・リー氏が監督した復讐劇で、主役は最近「扉の後」で名声を高めたホバート・ボスウォース氏で、最近インス氏の評でめきめき売り出したマッジ・ベラミー嬢も出演する。ウァールド誌は『ボスウォース氏が製作並びに主演したこの映画は活劇として成功したもので、背景の立派なこと、俳優の演技の良いことすべて賞賛に値する。』と評している。
  • 千尋の底

    制作年: 1920
    偉大な父の愛、樸訥な息子が価値なき女に対する恋、情熱のままに身を滅ぼした美しい女の恋、この三角関係によって興味ある筋を構成している。海底を撮した場面の真実味は監督アーヴィン・V・ウィラット氏の成功を物語っている。主役は性格表現に独特の手腕を有するホバート・ボスウォース氏で、「愛欲の輝」主演のグレイス・ダーモンド嬢と、インス映画新進花形ロイド・ヒューズ氏とが対手役である。
  • 野獣の主人

    制作年: 1920
    文豪ジャック・ロンドン氏夫人のチャーメイン女史の原作で、これを「性」等の製作者J・パーカー・リード氏が監督して完成した海上大活劇である。バッコー・マッカリスターと言う野獣のような、腕力のみによって部下に恐れられている船長があった。この船に乗ったマデリン・グレイという優しい乙女は彼を深く憎み嫌った。船の火災からこの2人は他の船員とともにある南海の孤島に漂着した。凶猛であったマッカリスターも乙女の崇高な人格に感化され、彼の皮膚の下に隠れていた真の男性は初めて目覚めた--。という筋で、ロンドン氏の「海の狼(1920)」にも比すべき力強きものである。
  • 彼自身の法律

    制作年: 1920
    J・パーカー・リード氏が監督しホバート・ボスウォース氏を主役とした人情劇で、珍しくゴールドウィン社の発売である。「劇の出発点は良いが、結末に至るまで始めの力強さを失っている。2巻くらいで纒まりそうなものと思う。」ニュース誌のフランク・レオナード誌は評している。対手役はローランド・V・リー氏とジャン・カルホーン嬢で、名子役のメアリー・ジェーン・アーヴィングも出演している。
  • 千に一つ

    制作年: 1920
    パーカー・リード氏の製作した活劇で、主役はホバート・ボスウォース氏である。対手は新顔のエセル・グレイ・テリー嬢。「一貫せざる劇筋と、暗合とが価値を弱める」とニュース誌は評している。
  • 扉の蔭

    制作年: 1919
    米国通俗小説家グーヴァナー・モーリス氏がコリアース・ウィークリー誌上に載せた復讐譚である。ドイツ系の米人オスカー・クラッグは大戦の始まった頃米国の商船の船長であった。その妻アリスが独艇のため奪い去られてからは、彼の心は底知れぬ憎悪を以て満された。遂に敵の艇長ブラントを捕えて激しい復讐を加えるという痛快な筋である。主役クラッグ船長に扮するのは性格俳優として名声あるホバート・ボスウォース氏、相手役は美しいジェーン・ノヴァック嬢である。
  • 神に見離された女

    制作年: 1917
    スペインのコルテス将軍はメキシコへ侵入し城主モンテスマに降服を勧めるべく部将アルヴァラードを遣わしたが、彼は捕らえられて牢へ投じられてしまった。モンテスマの娘テクサはアルヴァラードに想いを寄せコルテスの軍を城中へ導いてアルヴァラードが神の犠牲に捧げられようとしたのを助けさせた。潮のようなスペイン軍はテクサとの約を破って城中に大虐殺を行なった。戦い終わってテクサはアルヴァラードの腕に抱かれていたが、彼女の父母も同胞も1人残らず戦場の露と消えていた。
  • 小米国人

    制作年: 1917
    ドイツ本国から召集を受けたカーるは恋人アンゲラに別を告げて米国を去る。アンゲラに同じく恋していたフランスのジュール伯爵も故国に帰った。アンゲラはその後機を得て戦地に出帆したが、途中で独潜水艇のために乗船は撃沈される。しかしアンゲラは恙なく仏土に上陸することができた。愛国の血に燃ゆる乙女アンゲラは砲煙漠漠たる戦地にあって人道のため、世界平和のために身命を捧げていた。戦利あらず仏軍は一度退却した。襲撃して来た独軍は健気にも単身独仏軍に通信しているアンゲラを捕えた。銃殺の命は下った、乙女の命は風前の灯。独軍中にはカールがいた。彼は余りに残忍な自国の軍に憤慨し、危きアンゲラを助けて仏軍中へ逃走する。やがて2人は相携えて戦地を後に平和なアメリカの天地に帰ることができた。
  • 悪魔石

    制作年: 1917
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