フセヴォロド・プドフキンの関連作品 / Related Work

1-6件表示/全6件
  • 三つの邂逅

    制作年: 1949
    国策オムニバス映画。タマーラ・マカーロワ、ボリス・チルコフ、ニコライ・クリューチコフ、クララ・ルーチコ主演、セルゲイ・ユトケヴィチ、フセヴォロド・プドフキン、アレクサンドル・プトゥシコの三大巨匠が共同監督。
  • イワン雷帝(1946)

    制作年: 1946
    一九四八年二月十一日に革命的映画芸術家として多彩な生がいの幕を閉じたセルゲイ・M・エイゼンシュテイン--いうまでもなくフセヴォロド・プドフキンとならび称され、ソ連最大の映画作家として、またモンタージュ理論の完成者として著名--のこれは最後の作品である。一九二五年「ストライキ」を発表して以来、「戦艦ポチョムキン」(別名「世界を震がいさせた十日間」)、「全線」(別名「古きものと新しきもの 全線」)、「メキシコの嵐」、「アレクサンドル・ネフスキー」等で名声を博したエイゼンシュテインの長篇作品で、シナリオも彼自身の手になる。この作品は元来三部作の構想をもって企画されたものであり、彼はその準備と製作に各々三ヶ年の期間を費し、ようやく第一部と第二部を完成し、第三部の準備仲に卒然として逝いたのである。なお第二部は彼の歴史的解釈の誤りが指摘されたため、若干の改変が加えられたといわれており、また英国ではこの作品が政治的な思惑で上映禁止の処分をうけたというエピソードもつたえられている。撮影はロケの部分をエイゼンシュテインの全作品の協力者エドゥアルド・ティッセ、セットの部分を「新人ワヴィロン」「一人」等のアンドレイ・モスクヴィンがそれぞれ分担した。作曲のセルゲイ・プロコフィエフは世界的な作曲家であり、「キージェ中尉」以来映画音楽でも積極的な活動をしている。「アレクサンドル・ネフスキー」における彼の作曲はすでに映画から独立した交響楽としてもひろく演奏されている。美術のシピーネリは日本でも公開された「白夜」をはじめ多くの作品に才腕をふるっている人である。主役のニコライ・チェルカーソフはレニングラードのプーシキン記念アカデミイ劇場の専属俳優で「詩人と皇帝」「バルト代表」「ピョートル大帝」等に出演しており、またメイク・アップの名手として知られている。リュドミラ・ツェリコフスカヤは「モスクワの音楽娘」の女主人公で、現在はルーベン・シーモノフ・オペレッタに所属しており、「四つの心臓」「双生児」等の映画にも娘役として活躍している。セルフィマ・ビルマンはレニングラード・ドラマ劇場の老女優で映画はこれが初出演、パーヴェル・カドチニコフはやはり「モスクワの音楽娘」に主演している。その他「人生案内」のミハイル・ジャーロフ、ソ連人民俳優アンブロシー・ブーチマらが出演しているが、もっとも異色あるキャストは「母(1926)」や「アジアの嵐」の監督として著名なフセヴォロド・プドフキンが一俳優として狂信者にふんして出演していることであろう。黒白・部分カラー・スタンダードサイズ。
  • 生ける屍(1929)

    制作年: 1929
    ロシアのメジラブポム社とドイツのプロメトィス社とが提携し故文豪レフ・レオ・N・トルストイ生誕百年祭記念に製作した映画で、原作はレオ・N・トルストイの書いた同名の戯曲。ソビエト映画の中堅である「メッス・メンド」「悩める土地」の製作者であるフョードル・オツェプ氏が脚色、監督の任に当たっている。主役を演じるフセヴォロド・プドフキンは「母(1926)」「聖ペテルスブルグの最期」「アジアの嵐」の監督者として名のある人、特にレオ・N・トルストイを記念するために俳優として出演、他にマリア・ヤコビニ嬢、ナタ・ワチナゼ嬢、グスタフ・ディースル氏が助演している。キャメラは前記ブドオフキンの大作を撮影したアナトリー・ゴロブニヤ氏が担当している。(無声)
  • アジアの嵐

    制作年: 1928
    「生ける屍」に主演して我国にも知られているフセヴォロド・プドフキン氏が自ら監督に当った映画で脚色はO・ブリック氏、撮影はプドフキン氏の片腕として「セント・ピータースプルグの最後」等を手がけたA・ゴロウニヤ氏。主役を演ずるインチンノフ氏は純粋の蒙古人である。因に此の映画は別名「ジンギスカンの後裔」とも言われている。無声。(無声)
  • 母(1926)

    制作年: 1926
    帝政ロシアの圧政の下で革命の一翼を担ったひとりの母の人間的成長とその革命を描いた作品。製作は一九二六年にサイレント版でメジュラブ・ルーシ・プロダクション。サウンド版は一九六八年モス・フィルムによる。原作はマクシム・ゴーリキーの同名小説。監督は「アジアの嵐」のフセヴォロド・プドフキン、脚色をナターン・ザルヒ、撮影はアナトリー・ゴロブニヤ、美術はセルゲイ・コズロフスキー、音楽はチーホン・フレンニコフがそれぞれ担当。出演はヴェラ・バラノフスカヤ、ニコライ・バターロフ、アレクサンドル・チスチャコフ、アンナ・ゼムツォワなど、プドフキンも警官役で出ている。
  • ボリシェヴィキの国におけるウェスト氏の異常な冒険

    制作年: 1924
    監督はレフ・クレショフ。彼は一九一七年に映画モンタージュ論の開拓者となった人物でもある。革命後も映画の演出、演技の実験を積み重ね、この長編映画を作り上げた。脚本はニコライ・アセーエフ。撮影はアレクサンドル・レヴィツキー。美術はフセヴォロド・プドフキン。サイレント作品。2013年8月17日より「レフ・クレショフ傑作選」の1作品として、トレノバよりリバイバル上映された。
1-6件表示/全6件