森繁久彌の関連作品 / Related Work

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  • 芸者小夏

    小説新潮に連載されている舟橋聖一の原作より「続思春期」の梅田晴夫が脚色し、「女心はひと筋に」の杉江敏男が監督している。撮影は「山の音」の玉井正夫、音楽は「唐人お吉」の飯田信夫。出演者は「さらばラバウル」の池部良、岡田茉莉子、中北千枝子、「次郎長三国志 第七部 初祝い清水港」の紫千鶴、「山の音」の北川町子、「にごりえ」の杉村春子、「坊っちゃん社員 前篇」の森繁久彌などである。
  • 落語シリーズ 第一話 落語長屋は花ざかり

    「寝床」「花色木綿」「厩火事」「たらちね」「心眼」「にらみ返し」などの落語を安藤鶴夫が構成し、「伊津子とその母」の井手俊郎が脚本を書いている。監督は嘗て「兵六夢物語」でエノケンとコンビだった青柳信雄(「若様侍捕物帳 江戸姿一番手柄」)、撮影は「この恋! 五千万円」の山崎一雄、音楽は冗談音楽(ラジオ)の三木鶏郎が夫夫担当。永い闘病生活から久々に復帰した榎本健一を囲んで喜劇陣が総出演している。
  • 坊っちゃん社員 前篇

    「山の音」についで藤本真澄が製作するサラリーマン喜劇で、“小説新潮”連載の源氏鶏太の小説を「お母さんの結婚」の池田一朗と「誘蛾燈」の山本嘉次郎が脚色、山本嘉次郎が監督する。撮影は「お祭り半次郎」の安本淳、音楽は「花の三度笠」の渡辺浦人が担当している。出演者は「赤線基地」の小林桂樹、「鼠小僧色ざんげ 月夜桜」の藤間紫、「この恋! 五千万円」の伊豆肇、「女心はひと筋に」の河内桃子、「次郎長三国志 第七部 初祝い清水港」の森繁久彌、木匠マユリなどである。
  • 次郎長三国志 第七部 初祝い清水港

    「次郎長三国志 第六部 旅がらす次郎長一家」につづく次郎長三国志第七部。主なスタッフ、キャストは共通だが、新しく「幸福さん」の木匠マユリ、新人紫千鶴などが登場する。
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  • 次郎長三国志 第六部 旅がらす次郎長一家

    「次郎長三国志 第五部 殴込み甲州路」に次ぐ次郎長三国志シリーズ第六部。スタッフ、キャストとも第五部と大差はないが、第四部の千葉信男、第二部の広瀬嘉子の再登場、長門裕之(澤村國太郎長男)など新人の起用、そして越路吹雪、藤原釜足、英百合子の初登場などが目立ったうごきである。
  • 次郎長三国志 第五部 殴込み甲州路

    「次郎長三国志 第四部 勢揃い清水港」に次ぐ次郎長三国志シリーズの第五部。スタッフ、キャストとも前作と同様であるが、今回は新人緒方燐作が新たに登場する。
  • 喧嘩駕篭

    森一製作になる宝塚映画で、「金さん捕物帖 謎の人形師」の高木恒穂の脚本を「お役者小僧」の冬島泰三が監督している。撮影は「地雷火組(1953)」の藤井春美、音楽は「かっぱ六銃士」の河村篤二。出演者は「青春銭形平次」の大谷友右衛門、「坊っちゃん(1953)」の森繁久彌、「誘蛾燈」の八千草薫、「青春ジャズ娘」のトニー谷、「砂絵呪縛(1953)」の香川良介、杉山昌三九など。
  • 坊っちゃん(1953)

    夏目漱石の原作の再映画化(前作は昭和十年PCL作品として山本嘉次郎が監督した)。「銀二郎の片腕」の八田尚之が脚色、「母と娘(1953)」の丸山誠治が監督にあたった。撮影は「続・浮雲日記」の山崎一雄、音楽は「関の弥太ッぺ(1953)」の渡辺浦人。「都会の横顔」の池部良、森繁久彌、「欲望」の小沢栄、「真珠母」の多々良純、「花の中の娘たち」の岡田茉莉子、小堀誠などが出演する。
  • 亭主の祭典

    志賀双六の「家庭表彰式」を「戦艦大和」の八住利雄が脚色、「大菩薩峠 甲源一刀流(1953)」の渡辺邦男、渡辺孝が監督、撮影にあたった。音楽は「次郎長三国志 第四部 勢揃い清水港」の鈴木静一。「もぐら横丁」の森繁久彌、「続十代の性典」の藤間紫、「玄海の鰐」の伊豆肇、「私は狙われている(1953)」の島秋子、「母と娘(1953)」の坪内美子、その他ロッパ、坊屋三郎などコメディアンやナンシー梅木、ペギー葉山、近江俊郎等ジャズシンガーが特別出演する。
  • 都会の横顔

    「もぐら横丁」の清水宏(1)が自分の脚本で監督した、同監督東宝第一回作品。撮影は遠藤精一が担当している。キャストは「青色革命」の木暮実千代、沢村貞子、「夜の終り」の池部良、「母と娘(1953)」の有馬稲子などである。
  • 次郎長三国志 第四部 勢揃い清水港

    スタッフ・キャストとも第三部と共通。「青色革命」の加東大介、「胡椒息子」の石黒達也、などがこれに加っている。この篇で次郎長一家の面々が一通り揃うことになる。
  • 次郎長三国志 第三部 次郎長と石松

    スタッフは第一部・第二部と同様である。出演者には前二作のメンバーに「プーサン」の小泉博、「逃亡地帯」の久慈あさみ、新人花房一美が加っている。
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  • もぐら横丁

    尾崎一雄の『もぐら横丁』『なめくじ横丁』『芳兵衛物語』等一連の私小説を原作とし「紺屋高尾」の吉村公三郎、「大仏さまと子供たち」の清水宏が共同脚色にあたった。監督は十数年ぶりにセットに入る清水宏。「一等社員」の鈴木博が撮影を担当している。「関白マダム」の佐野周二、「愛の砂丘」の島崎雪子、「安五郎出世」の森繁久彌、若山セツ子などが出演し、他に丹羽文雄、壇一雄、尾崎士郎、等現役作家が芥川賞受賞祝賀会シーンに特別出演するはず。
  • 安五郎出世

    藤原審爾のオール読物掲載小説を「抱擁(1953)」の西亀元貞、「蛇と鳩」の棚田吾郎が脚色し、「喧嘩安兵衞」の滝沢英輔が監督した。「あゝ青春に涙あり」の会田吉男、「総理大臣の恋文」の松井八郎がそれぞれ撮影、音楽に当っている。「エンタツ ちょび髭漫遊記」の森繁久彌、「吹けよ春風」の越路吹雪、「次郎長初旅」の若山セツ子、「人生劇場 第一部」「人生劇場 第二部」の加東大介などが主な出演者である。
  • 権九郎旅日記(1953)

    講談倶楽部所載の田岡典夫の原作を城三平が脚色、「姫君と浪人」、の志村敏夫、平野好美が監督、撮影を担当した。「安五郎出世」の森繁久彌、「アジャパー天国」の伴淳三郎、南寿美子、田中春男、星美智子などが出演している。
  • 親馬鹿花合戦

    金語楼映画出演百本記念と銘うつ新東宝作品。「ハワイの夜」の松浦健郎の構成、「サラリーマン喧嘩三代記」の井手雅人の脚本によって、「花吹雪男祭り」の渡辺邦男が監督した。撮影は「花吹雪男祭り」の渡辺孝。主演の金語楼をたすけて、「珍説忠臣蔵」の田崎潤、野上千鶴子、「サラリーマン喧嘩三代記」の左幸子、他に森繁、清川、岸井、坊屋等のコメディアンをはじめ川田晴久、三味線豊吉、ディック・ミネ、昔々亭桃太郎などが出演している。
  • 凸凹太閤記

    企画・監督はそれぞれ「社長秘書」の辻久一、加戸敏、脚本は「腰抜け巌流島」の民門敏雄が担当した。撮影は「神州天馬侠(1952)」の牧田行正。「一等社員」の森繁久彌、「明日は日曜日」の伏見和子、「すっ飛び駕」の黒川弥太郎の他、坂東好太郎、入江たか子、清川虹子、山口勇、渡辺篤等が出演している。
  • 次郎長三国志 第二部 次郎長初旅

    オール読物連載の村上元三原作「次郎長三国志」のうち、「次郎長売出す」に続くもの。製作、脚本、監督、撮影その他の製作スタッフ及び出演者の主なものは森の石松の森繁久彌を加えたほかほとんど前作「次郎長売出す」に同じ。
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  • 一等社員

    「丘は花ざかり(1952)」の藤本真澄が製作したおなじみサラリーマン映画。源氏鶏太の短篇『一等サラリーマン』『社員食堂開設』を「次郎長売出す」の松浦健郎が脚色し、「明日は日曜日」の佐伯幸三が監督に当った。撮影は「サラリーマン喧嘩三代記」の鈴木博である。森繁久彌、小林桂樹、伊豆肇、島秋子と「三等重役」以来のレギュラアをならべ、加えて「港へ来た男」の小泉博、田代百合子、宝塚の八千草薫が出演している。
  • あゝ青春に涙あり

    製作は佐藤一郎、「女豹の地図」の八田尚之の脚本で、「結婚案内」の杉江敏男が監督に当っている。撮影は「喧嘩安兵衞」の会田吉男。主な出演者は、「腰抜け巌流島」の森繁久彌、「足にさわった女(1952)」の池部良、越路吹雪、「春の囁き」の岡田茉莉子、「港へ来た男」の久慈あさみ、その他霧立のぼる、加東大助、久しぶりの徳川夢声など。
  • エンタツ ちょび髭漫遊記

    高村將嗣の製作で、NHK大阪中央放送局文芸課の原案、香住春吾の原作によって「満月三十石船」の丸根賛太郎が脚色、さらに演出している。撮影は「遊侠一代」の松井鴻。配役中の主な人々は、「珍説忠臣蔵」の横山エンタツ、「あゝ青春に涙あり」の森繁久彌、「ひよどり草紙(1952)」の鳳衣子、坊屋三郎、益田喜頓、「紺屋高尾」の大泉滉のほかラジオの丹下キヨ子、コロムビアの久保幸江、タイヘイの美ち奴、藤島桓夫など。
  • 明日は日曜日

    面白倶楽部に連載された源氏鶏太の同名の小説を映画化した流行のサラリーマン物。「風の噂のリル」の須崎勝弥の脚本を、「花嫁花婿チャンバラ節」の佐伯幸三が演出している。撮影は峰重義。出演者の主なるものは、「続馬喰一代」の菅原謙二、「母子鶴」の若尾文子、「腰抜け巌流島」の森繁久彌のほかに市川春代、藤原釜足、星ひかるなどである。
  • 腰抜け巌流島

    週刊朝日に連載中の荻原賢次の漫画「異本宮本武藏」を映画化したもので、「新やじきた道中」の民門敏雄の脚本を同じ森一生が監督している。出演者はイカレ武蔵に「続三等重役」の森繁、アプレ小次郎に「清水港は鬼より怖い」の大泉滉、お通に「安宅家の人々」の三條美紀、ほかに横山エンタツ、伴淳三郎、清川虹子、丹下キヨ子、アキレタボーイズのトリオ等々の喜劇陣が出演する。
  • 続三等重役

    「若い人(1952)」に次ぐ藤本真澄の製作。源氏鶏太の原作から、「霧の夜の兇弾」の松浦健郎が脚色し、「花荻先生と三太」の鈴木英夫が監督に当っている。撮影が「戦国無頼」の飯村正である。出演者の顔ぶれはほとんど前篇と変らず、最近では「東京の恋人」の森繁久彌、沢村貞子、井上大助、藤間紫に、「東京のえくぼ」の小林桂樹、岡村文子のほか、河村黎吉、伊豆肇、進藤英太郎、島秋子などである。
  • 花嫁花婿チャンバラ節

    「母子鶴」の米田治が企画をし、「初恋トコシャン息子」の笠原良三が脚本を書き、「猛獣使いの少女」の佐伯幸三が監督し、同じく秋野友宏が撮影に当っている。出演者の主なものは、「初恋トコシャン息子」の柳家金語楼と大泉滉、「母子鶴」の若尾文子と熱海幸子のほか、望月優子、潮万太郎、渡辺篤、森繁久彌に、長谷部健、荒川さつきなどである。
  • 東京の恋人

    製作は「若い人(1952)」の藤本真澄と戦前「蒼氓」などの監督作品のある熊谷久虎との共同により、「金の卵」の井手俊郎が脚本を書き、同じく「金の卵」の千葉泰樹が監督に当たっている。撮影は「戦国無頼」の飯村正。主演者は「風ふたたび」の原節子、「戦国無頼」の三船敏郎、「やぐら太鼓」の杉葉子のほか、森繁久彌、清川虹子、河村黎吉、藤間紫、小泉博などである。
  • 続・チャッカリ夫人とウッカリ夫人

    柴田万三の企画で、「恋の蘭燈」の佐藤一郎が製作に当たっている。前編と同じく原作はラジオ東京放送台本で、神谷量平の脚色、渡辺邦男の監督、渡辺孝の撮影も、前編「チャッカリ夫人とウッカリ夫人」と同様である。続編には茶刈夫人として「郷愁」の轟夕起子が登場、暁テル子、宮川玲子などが前編に見られない顔ぶれである。
  • 三等重役

    製作は「金の卵」の藤本真澄。サンデー毎日に連載された源氏鶏太のサラリーマン小説から「女ごころ誰か知る」の山本嘉次郎と「息子の花嫁」の井手俊郎とが共同でシナリオを書き、「醉いどれ歌手」の春原政久が監督、「霧笛」の玉井正夫が撮影している。出演者の主なものは、「息子の花嫁」の小林桂樹に、「お洒落狂女」の関千恵子、新人の島秋子のほか、河村黎吉、沢村貞子、井上大助、坪内美子、進藤英太郎、それに藤間紫、小野文春、越路吹雪などの特別出演がある。
  • チャッカリ夫人とウッカリ夫人

    製作は「ブンガワンソロ」の佐藤一郎。原作はラジオ東京の放送劇で、柴田万三が企画を立てて、神谷量平が脚色し、「水戸黄門漫遊記 伏魔殿の妖賊」の渡辺邦男が監督、「極楽六花撰」の渡辺孝が撮影に当たっている。主な出演者は、「女王蜂(1952)」の久慈あさみ、「上海帰りのリル」の香川京子、「栄冠涙あり」の折原啓子、「浮雲日記」の田崎潤、田中春男のほか、片山明彦、柳家金語楼、清川虹子、森繁久彌、ニュー・フェイスの山中美佐などである。
  • 浮雲日記

    製作は「風ふたたび」の本木莊二郎。原作は富田常雄の地方新聞連載のもので、脚色は「極楽六花撰」の松浦健郎。監督は「おかる勘平」マキノ雅弘の監督に同じく山崎一雄の撮影である。出演者は「私はシベリヤの捕虜だった」の重光彰、「最後の顔役(1952)」の宮城千賀子、「森林泥棒」の若山セツ子のほか、田崎潤、田中春男、三津田健、森繁久彌、沢村貞子、日劇ダンシングチームの谷さゆりなどである。
  • 上海帰りのリル

    新東宝、総芸プロの共同作品で、製作は「右門捕物帖 緋鹿の子異変」の竹中美弘が担当、雑誌婦人倶楽部所載の藤田澄子の原作から、椎名文と「ある夜の出來事」の監督島耕二とが共同で脚色、撮影は「大空の誓い」の三村明。出演者の主なものは「犬姫様」の水島道太郎、「朝の波紋」の香川京子(二役)「西鶴一代女」の浜田百合子、「息子の花嫁」の森繁久彌の他、見明凡太朗、有木山太、特別出演の歌手津村謙、胡美芳などである。
  • 息子の花嫁

    製作は「霧笛」の田中友幸。宇野信夫作の『春の泡雪』より「結婚行進曲」の井手俊郎が脚色し、「三太物語」の丸山誠治が監督に当たった。撮影は「女ごころ誰か知る」の中井朝一。出演者は「ラッキーさん」の小林桂樹、杉葉子、井上大助、千石規子、「慶安秘帖」の藤原釜足、「青春会議」の三宅邦子、それに森繁久彌、飯田蝶子などである。
  • 生き残った弁天様

    原作は米軍大佐チャールス・J・ミラゾー氏が、笠置シヅ子のために書いたもので、脚本は「霧の夜の恐怖」の高岩肇が書き、「浅草紅団」の久松靜児が監督に当たっている。撮影は同じく高橋通夫が受持っている。出演者は「女次郎長ワクワク道中」の笠置シヅ子に「母人形」の白鳥みづえの他古川緑波,川田晴久、森繁久彌などの喜劇陣、「紅涙草」の宇佐美諄に、日劇ダンシングチームの出演がある。
  • 落花の舞

    製作は岸川誠輔、前田曙山の原作から「エノケンの石川五右衛門」の友田昌二郎が脚本を書き、「殴られた石松」の渡辺邦男が監督に当たり、同じく渡辺孝が撮影に当たっている。出演者の主なものは、「旗本退屈男 江戸城罷り通る」の宮城千賀子、「決闘鍵屋の辻」の浜田百合子、「殴られた石松」の田崎潤、その他宮川玲子、鳥羽陽之助、阿部九洲男、高田稔、森繁久彌などである。
  • 恋の蘭燈

    製作は「ブンガワンソロ」の佐藤一郎で、「赤道祭」の佐伯清が、「暁の急襲」や「さすらいの旅路」のシナリオ協力者井手雅人と一緒に脚本を書き、監督に当たったもので、撮影は「夜の未亡人」の小原譲治である。出演者はかつて日華提携映画「東洋平和の道」に出演、最近まで香港の永華電影公司の映画に出演していた中国の映画女優に、「ブンガワンソロ」の池部良がつきあい、「この旗に誓う」の夏川静江、「ブンガワンソロ」の森繁久彌、「さすらいの旅路」の暁テル子、その他伊志井寛、岡村文子などが助演している。
  • 極楽六花撰

    製作は「せきれいの曲」の加藤譲。渡辺邦男と「佐々木小次郎 (第一部)(1950)」の脚本に強力した松浦健郎とが共同でシナリオを書き、「母は嘆かず」に次いで渡辺邦男が監督している。撮影は「歌う野球小僧」の渡辺孝。出演者は、「エノケンの石川五右衛門」の榎本健一、如月寛多、「東京河童まつり」の古川緑波、柳家金語楼、清川虹子、渡辺篤、「ブンガワンソロ」の森繁久彌、「鞍馬の火祭」の入江たか子などである。
  • 完結 佐々木小次郎(1951)

    「佐々木小次郎」の第三部をなす完結篇である。製作は宮城鎭治と稲垣浩の共同。前二篇と同じく朝日新聞連載の村上元三の原作を、前回の村上元三・松浦健郎に、今回は稲垣浩に代って「こころ月の如く」の藤本弓が脚色に協力している。監督は前二篇並びに「海賊船」の稲垣浩、撮影は「青い真珠」でデヴューした飯村正である。出演者は、前篇の顔ぶれに、宮本武蔵として「戦後派お化け大会」の三船敏郎と田崎潤、森繁久彌などが新たに加わっている。
  • ブンガワンソロ

    製作は「桃の花咲く下で」の佐藤一郎で、金貝省三の原作から、「盜まれた恋」のコンビ和田夏十・市川崑の共同脚本で、同じく市川崑が監督に当っている。撮影は「戦後派お化け大会」の横山実。主演者は「青い真珠」の池部良、「有頂天時代」の森繁久彌、「花ある怒濤」の藤田進、「夜の未亡人」の久慈あさみ「袴だれ保輔」の若山セツ子に、東野英治郎、高橋豊子などである。
  • 海賊船(1951)

    製作は「白痴」の本木莊二郎、脚本は「豪快三人男」の小国英雄、監督は「佐々木小次郎 (第一部)(1950)」の稲垣浩に同じく鈴木搏のキャメラである。出演者は、「白痴」の三船敏郎、「佐々木小次郎 (第一部)(1950)」の大谷友右衛門、それに宝塚少女歌劇団から浅茅しのぶが紅一点として出演、他に田崎潤、森繁久彌、上田吉二郎、大泉滉、英百合子などである。
  • 有頂天時代(1951)

    東宝で「宝塚夫人」を製作した坂上静翁が新東宝参加第一回作品として取りあげたものでNHKの藤倉アナウンサーの著書「マイク餘談」より、「オヤオヤ人生」の山下與志一が脚本を書き、やはり「オヤオヤ人生」の毛利正樹の監督、同じく山中晋の撮影である。出演者の顔ぶれは、「西城家の饗宴」の小林桂樹、「新遊侠伝(1951)」の森繁久彌、「オヤオヤ人生」の野上千鶴子、NHK「廿の扉」の柴田早苗などに、江川宇禮雄、江見渉、杉寛、鮎川浩、鳥羽陽之助などである。
  • 遊侠往来

    「新遊侠伝(1951)」の後編(“東京編”)。
  • 新遊侠伝(1951)

    『小説新潮』に掲載された火野葦平の原作を、「麗春花」の八田尚之が脚色して、「中山安兵衛」の佐伯清が監督に当たっている。永島一朗の第一回製作である。出演者の主なるものは、「消防決死隊」の小堀誠、「赤い鍵」の藤田進、「麗春花」の花井蘭子、「アマカラ珍騒動」の森繁久彌に、進藤英太郎、山本礼三郎、一の宮あつ子、それに原作者の火野葦平が特別出演。本作は物語の前半“九州編”に当たり、後半の“東京編”は「遊侠往来」の題で公開された。
  • 恋人(1951)

    製作は青柳信雄で、新進劇作家梅田春夫の放送劇「結婚の前夜」より、和田夏十と市川崑が脚色、「夜来香」に続く市川崑の監督作品。主役は「熱砂の白蘭」の池部良、「夜来香」の久慈あさみで、千田是也、村瀬幸子、北林谷栄などの助演。
  • アマカラ珍騒動

    山下敬太郎と小笠原久夫の協同製作で、有崎勉の原作を「影を慕いて」の山下與志一が脚色し「私刑」の中川信夫が監督に当った青柳プロと新東宝の提携作品。配役陣には「恋愛台風圏」の柳家金語楼、「暁の追跡」の野上千鶴子、「エノケンの豪傑一代男」の渡辺篤の他、ディック・ミネ、森繁久彌、昔々亭桃太郎、並木一路、木戸新太郎等の笑劇メンバーが出演している。
  • 森繁久彌の霜夜狸

    落語・歌舞伎作家の宇野信夫原作、日本映画界の重鎮・森繁久彌が手掛けた人情アニメ。ひとり寂しく囲炉裡端で過ごす番小屋の老人と、寒さに耐えかね死んだ息子に化けた古狸。彼らが数年の冬を過ごした後、次第に心を通い合わせていく様を描く秀作。
  • どんぐりの家

    聴覚障害に加え、知的障害や精神障害を併せ持つという重いハンデを背負った子供たちと、その両親や家族、それを支える人々のひたむきな姿を描いたヒューマン・ドラマ・アニメーション。『週刊ビッグコミック』に連載されて大反響を呼んだ同名漫画を、原作者の山本おさむ自身が脚本化、さらに自ら総監督もつとめた。監督は「暗黒神話」の安濃高志。声の出演に岡江久美子、原田大二郎、田辺誠一、秋本奈緒美ほか。映画の最後には、実際のろう重複障害者の施設の様子と生活風景が実写によるドキュメントのかたちで紹介されている。97年度キネマ旬報文化映画ベスト・テン第5位。
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