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森繁久彌の関連作品 / Related Work
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南の島に雪が降る(1961)
文芸春秋所載の加東大介の同名体験記を小野田勇が劇化、「可愛いめんどりが歌った」の笠原良三が脚本化した戦争喜劇。監督は「駅前団地」の久松静児、撮影は「地獄の饗宴」の黒田徳三。 -
河内風土記 続おいろけ説法
今東光の「河内風土記」を原作とする「河内風土記 おいろけ説法」の続編。脚色は前作と同じく椎名竜治、監督は「断崖の決闘」の佐伯幸三、撮影は「駅前団地」の遠藤精一。パースペクタ立体音響。 -
猫と鰹節 ある詐話師の物語
佐川桓彦の『東京駅』を原作に「白い南風」の沢村勉と新人の東善六が脚本を書き、「別れて生きるときも」の堀川弘通が監督した“詐話師”をめぐる喜劇。撮影は「ガンパー課長」の完倉泰一。パースペクタ立体音響。 -
新・三等重役 当るも八卦の巻
サンデー毎日連載中の源氏鶏太の原作を、「山のかなたに」の井手俊郎が脚色し「侍とお姐ちゃん」の杉江敏男が監督したサラリーマンもの。撮影は「サラリーマン御意見帖 男の一大事」の鈴木斌。 -
新・三等重役 旅と女と酒の巻
「新・三等重役」の続編で、源氏鶏太の原作を、「ある日わたしは」の井手俊郎が脚色、「顔役と爆弾娘」の筧正典が監督したサラリーマンもの。撮影は「悪魔の接吻」の中井朝一。パースペクタ立体音響。 -
眠狂四郎無頼控 魔剣地獄
週刊新潮に連載された柴田錬三郎の「眠狂四郎無頼控」を映画化したもので、川西正純の監督昇進第一回作品。脚色は「美女と液体人間」の木村武(1)に川西正純。撮影は「花の慕情」の飯村正。「旅姿鼠小僧」の鶴田浩二が狂四郎に扮するほか、水野久美・木暮実千代・花柳喜章らに、川西監督の昇進を祝って、森繁久彌・山田五十鈴らが特別出演する。 -
民族の河メコン 日本民族の源流を探る
一九五七年秋から五八年春にかけて、「日本民族学協会」の東南アジア稲作民族綜合調査が行われたが、同調査団に同行した撮影隊による長篇記録映画がこれである。これまで日本民族の日本列島への移動は、北と南・四つの異った経路を辿ったものとされているが、そのひとつを逆にたどりインドシナ--メコン河流域の稲作民族の文化を綜合的に調査研究するのが、今回の調査団の目的であった。メコン河は全長四千五百キロ。チベット高原に発し、ビルマ、ラオスを通りタイ国境を作ってカンボジアを経てベトナムに入る。“母なる大河”と呼ばれるゆえんである。そのうち、二千七百キロが踏査され、流域上数千年来の稲作文化を築きあげている四十余の民族(種族)がその対象となった。同行した撮影隊の行程は空陸一万キロに及ぶという。苗族の生態の撮影は世界ではじめてともいう。色彩はイーストマンカラー。 -
東京の休日(1958)
山口淑子の映画生活二十年記念映画。「家内安全」の井手俊郎と「ジャズ娘に栄光あれ」の山本嘉次郎の共同脚本を山本嘉次郎が自ら監督し、「どん底」の山崎市雄が撮影を担当した。「アンコール・ワット物語 美しき哀愁」の山口淑子、池部良を筆頭に、東宝のオールスターが顔を見せている。色彩はイーストマンカラー。 -
恋は異なもの味なもの
「乾杯! 見合結婚」の長瀬喜伴と津路嘉郎のオリジナル・シナリオを、同じく「乾杯! 見合結婚」の瑞穂春海が監督、「サザエさんの青春」の遠藤精一が撮影した下町喜劇。出演は「口から出まかせ」の森繁久彌、津島恵子、「大当り狸御殿」の雪村いづみ、それにN・D・Tの重山規子、日守新一、藤木悠、高橋とよなどが出演している。 -
負ケラレマセン勝ツマデハ
坂口安吾の原作を「太夫さんより 女体は哀しく」の八住利雄が脚色し、「夕凪」の豊田四郎が監督した諷刺喜劇。撮影は「夕凪」の安本淳が担当した。主演は「猫と庄造と二人のをんな」の森繁久彌、伴淳三郎、淡島千景、「続サラリーマン出世太閤記」の小林桂樹。ほかに、望月優子、野添ひとみ、乙羽信子、有島一郎、左卜全などが出演する。 -
次郎長意外伝 灰神楽の三太郎
次郎長の子分の中にも偉いのばかり揃ってはいなかったという相模太郎の浪花節の映画化。正岡容の原案を小野田勇とキノトールが脚色し、森繁久彌、千葉信男のアブ蜂座メンバーがギャグを伝授した底抜けお笑い時代劇。監督は「おしゃべり社長」の青柳信雄。撮影は「空の大怪獣 ラドン」の芦田勇。主な出演者は時代劇初出演「大番」の三木のり平、「歌う不夜城」の中田康子、「踊る摩天楼」の越路吹雪。森繁久彌が応援し相模太郎が特別出演する。 -
極楽島物語
東宝ミュージカルスとして上演された、菊田一夫原作の色彩映画化(イーストマンカラー)で、太平洋戦争中、南の島で九人の遭難兵が出くわした世にも不思議な話。脚色は「おしどりの間」の長瀬喜伴と「おしゃべり社長」の新井一の共同、「午後8時13分」の佐伯幸三が監督、「浮気旅行」の岡崎宏三が撮影にあたる。主な出演者は「眠狂四郎無頼控」の河津清三郎、「歌う不夜城」の宝田明、雪村いづみ、「忘却の花びら」の草笛光子、「てんてん娘・二部作」の宮城まり子、「蜘蛛巣城」の太刀川洋一、「空の大怪獣 ラドン」の佐原健二、ほかにエノケン、トニー谷、有島一郎、三木のり平、益田キートンなどのコメディアン、久しぶりの岩井半四郎など。加えて森繁久彌が特別出演する。 -
世にも面白い男の一生 桂春団治
大阪が生んだ無類の愛敬者、桂春団治の物語。長谷川幸延の原作より監督の木村恵吾が新喜劇の渋谷天外と共同脚色、「月の紘道館」の木村恵吾がフリーになっての第一作。撮影は「遠山金さん捕物控 影に居た男」の三村明。主な出演者は「猫と庄造と二人のをんな」の森繁久彌、「日本橋」の淡島千景、「殉愛」の八千草薫、「日蝕の夏」の高峰三枝子、「猫と庄造と二人のをんな」の浪花千枝子、エンタツ、「天上大風」の田中春男、「アチャコ行状記 親馬鹿天国」の本郷秀雄、ほかに三好栄子、杉山昌三九、山路義人など。 -
猫と庄造と二人のをんな
谷崎潤一郎昭和初期の名作の映画化。兵庫芦屋附近の商家を舞台に猫好きの男庄造と愛猫リリーをめぐる二人の女たちの葛藤を描く。脚色は「わが町」の八住利雄、監督は「白夫人の妖恋」の豊田四郎、撮影も同じく三浦光雄。主な出演は「男の魂」の森繁久彌、「病妻物語 あやに愛しき」の山田五十鈴、「女囚と共に」の香川京子、浪花千栄子、宝塚の南悠子、環三千世、関西万才界の芦乃家雁玉、林田十郎、“女三亀松”といわれ高座で人気者の都家かつ江、その他田中春男、山茶花究、内海突破、横山エンタツ、三好栄子、谷晃などのヴェテランが、それぞれの持味を生かし助演する。 -
標高八、一二五メートル マナスルに立つ
標高八、一二五米、世界第八位のヒマラヤの処女峰マナスルは槙有恒を隊長とする第三次日本登山隊によって、ついにその絶頂がきわめられた。このマナスル登頂の輝かしい記録は、隊員の一人で第一次及び第二次登山隊にも参加、第二次登山の際「白き神々の座」を撮影した依田孝喜(毎日新聞写真部員)により三万呎のイーストマン・カラー・フィルムに収められた。本映画はこのフィルムから毎日映画社と映配が共同で製作(製作担当者は映配社長の塩次秀雄と毎日映画社社長の対馬好武)編集及び構成は映画監督のヴェテラン山本嘉次郎が当り、約八千呎の作品にまとめ上げた。 -
力道山 男の魂
若槻繁が新たに設立した“若槻プロ”と“滝村プロ”“力道山プロ”の三プロダクションが組織した協同プロ作品で独立プロ初の総天然色映画。菊島隆三の原案から「与太者と若旦那」の須崎勝弥が内川清一郎と共同で脚本を書き、「暴力の王者」に次いで内田清一郎が監督したプロレスもの。撮影担当は「疾風!鞍馬天狗」の岡崎宏三。主な出演者は「力道山物語 怒涛の男」の力道山、「紐育秘密結社」「中共脱出」などに出演しているハリウッドスターであり、レスラーやレフリーを兼ねるマイク・マズルキ、現全欧選手権者ラッキー・シモノビッチ、「ロマンス娘」の森繁久彌、江利チエミ、「朱と緑」の岸恵子、「恋すれど恋すれど物語」の宮城まり子、「新婚第一課」の中田康子、ファッションモデルのへレン・ヒギンズなど。色彩はイーストマン・カラー。 -
ロマンス娘
「ジャンケン娘」に引続いて、ひばり、チエミ、いづみのトリオが顔を揃えた第二弾。歌って笑わすイーストマンカラーの明朗ミュージカル。平凡所載の井手俊郎の原作を井手俊郎と「警視庁物語 魔の最終列車」の長谷川公之が共同で脚色し、「大暴れチャッチャ娘」の杉江敏男が監督、同じく完倉泰一が撮影を担当した。主な出演者は「宝島遠征」の美空ひばり、「大暴れチャッチャ娘」の江利チエミ「お嬢さん登場」の雪村いづみ、「花嫁募集中」の森繁久彌、「新婚第一課」の江原達怡、「チエミの婦人靴」の井上大助、「怨霊佐倉大騒動」の花井蘭子、「恐怖の逃亡」の宝田明、ほかに藤原釜足、清川玉枝、小杉義男、小川虎之助、三好栄子、飯田蝶子など。 -
神阪四郎の犯罪
石川達三の小説を「「石狩川」より 大地の侍」の高岩肇が脚色し、「続・警察日記」のコンビ、久松静児が監督、姫由真佐久が撮影を担当した。主なる出演者は「森繁の新婚旅行」の森繁久彌、「ただひとりの人」の新珠三千代、「俺は犯人じゃない」の左幸子、「生きものの記録」の清水将夫、「青銅の基督」の滝沢修、「月夜の傘」の轟夕起子など。 -
人生とんぼ返り(1955)
新国劇の殺陣師市川段平の半生を描く。長谷川幸延の原作を「赤城の血祭」のマキノ雅弘が脚色監督し、「おしゅん捕物帖 謎の尼御殿」の高村倉太郎が撮影を担当した。主なる出演者は「夫婦善哉」の森繁久彌、「花ひらく(1955)」の山田五十鈴、「女中ッ子」の左幸子、「志津野一平 愛欲と銃弾」の河津清三郎、「自分の穴の中で」の広岡三栄子、「三つの顔」の水島道太郎など。 -
藝者小夏 ひとり寝る夜の小夏
前作「芸者小夏」につづく舟橋聖一の小説の映画化。梅田晴夫(土曜日の天使)が宮内義治と共同で脚色、青柳信雄(制服の乙女たち)が監督に当る。撮影は「制服の乙女たち」の中井朝一が芦田勇と共同で担当、音楽は「ノンちゃん雲にのる」の飯田信夫である。主なる出演者は「男ありて」の岡田茉莉子、志村喬、藤木悠、「「春情鳩の街」より 渡り鳥いつ帰る」の森繁久彌、「楊貴妃」の杉村春子、「制服の乙女たち」の一の宮あつ子、「新鞍馬天狗 夕立の武士」の北川町子、「おえんさん」の中北千枝子などである。 -
アツカマ氏とオヤカマ氏
岡部冬彦の漫画から永来重明が構成、「母の曲」の笠原良三が脚本にまとめ、「サラリーマン 目白三平」の千葉泰樹が監督する。撮影は「たそがれ酒場」の西垣六郎、音楽は「皇太子の花嫁」の古関裕而の担当。出演者の主なる者は「悪魔の囁き」の上原謙、「緋牡丹記」の花井蘭子、「森繁のやりくり社員」の森繁久彌、久保菜穂子、相馬千恵子、「のんき裁判」の小林桂樹などである。 -
「春情鳩の街」より 渡り鳥いつ帰る
永井荷風の『にぎりめし』『春情鳩の街』『渡鳥いつかへる』を久保田万太郎が構成し、「風雪講道館」の八住利雄が脚色、監督は「おふくろ(1955)」の久松静児、撮影は「春の渦巻」の高橋通夫と「男ありて」の玉井正夫が共同で担当、伊藤熹朔が美術監督に当っている。出演者は「月は上りぬ」の田中絹代、「浮雲」の高峰秀子、「鬼斬り若様」の水戸光子、「天下泰平」の久慈あさみ、「男ありて」の岡田茉莉子、「この世の花」の淡路恵子、「番場の忠太郎」の桂木洋子、「次郎長遊侠伝 天城鴉」の森繁久彌のほかに太刀川洋一、織田政雄、春日俊二、植村謙二郎、藤原釜足、左卜全など。 -
次郎長遊侠伝 天城鴉
「次郎長外伝 秋葉の火祭り」につづく次郎長遊侠伝第二話で、「息子の縁談」の八木保太郎の脚本を、「次郎長外伝 秋葉の火祭り」と同じくマキノ雅弘が監督、横山実が撮影する。出演者も河津清三郎、森繁久彌、本郷秀雄、北原三枝、利根はる恵など「次郎長外伝 秋葉の火祭り」と同じ顔ぶれを揃えた上、「森蘭丸」の坂東好太郎、「めくら狼(1955)」の水島道太郎などが参加する。 -
のんき裁判
ラジオ東京の連続番組を基とした森山喬の原案から、「森繁の新入社員」と同じく渡辺邦男と川内藤範が脚本を書き、渡辺邦男が監督する。撮影も同じく「森繁の新入社員」の渡辺孝で、音楽は「雪の炎」の松井八郎が担当する。出演者は新東室の八周年記念として「緋牡丹記」の藤田進、角梨枝子、和田孝、「右門捕物帖 献上博多人形」の大河内傳次郎、「皇太子の花嫁」の島崎雪子、高島忠夫、「大利根の対決」の花柳小菊、「青春怪談(1955 阿部豊)」の安西郷子、筑紫あけみ、宇建井健、「春色大盗伝」の南風洋子、「暁の合唱(1955)」の香川京子に、田崎潤、相馬千恵子、笠置シヅ子、暁テル子、小林桂樹、長谷川裕見子、関千恵子、花井蘭子、三浦光子などオール・スター・キャストである。 -
次郎長遊侠傳 秋葉の火祭り
次郎長シリーズの一作で「竜虎八天狗 第三篇・完結篇」の八木保太郎が毛利三四郎と共作の脚本を、「此村大吉」のマキノ雅弘が監督、「スラバヤ殿下」の横山実が撮影する。主なる出演者は「俺の拳銃は素早い」の河津清三郎、「月は上りぬ」の三島耕と北原三枝、「警察日記」の森繁久彌、「俺の拳銃は素早い」の本郷秀雄、「からたちの花」の桂典子など。 -
陽気な天国
流行歌手近江後鄭が自ら製作主演する映画で、脚本と監督には古川緑波が当る彼の第一回監督作品である。撮影は劇映画から記録映画畑に転じていた杉本正二郎。近江と古川が出演するほか、「重盛君上京す」の森繁久蝋と三木のり平をはじめ東郷たまみ、暁テル子など。他に多くの特別出演者がある。 -
次郎長三国志 第八部 海道一の暴れん坊
「次郎長三国志 第七部 初祝い清水港」に次ぐ次郎長三国志第八部。“オール読物”連載の村上元三の原作より、小川信昭、仲原俊哉が共同脚色し、「ごひいき六花撰 素ッ飛び男」のマキノ雅弘が監督している。撮影も「ごひいき六花撰 素ッ飛び男」の飯村正。出演者は前作と略々同じであるが、今回は「七人の侍」の志村喬、「風立ちぬ(1954)」の青山京子、「赤線基地」でデビューした川合玉江などが新しく出演する。100点