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- 池内博之
略歴 / Brief history
茨城県勝田市(現・ひたちなか市)の生まれ。県立佐和高校在学中にスカウトされて芸能界入りし、モデルとして活躍したのちの1997年、日本テレビの深夜ドラマ『告白』で俳優デビュー。同性愛をテーマにした同作の美容師役で主演をつとめた。さらに、人気ゲームを基にした菅原浩志監督の青春映画「ときめきメモリアル」97で映画初出演。98年のフジテレビ『GTO』では、教師いじめの首謀者の高校生という重要な役どころを演じ、一躍注目を集める。三池崇史監督の「BLUES HARP」98では、田辺誠一演じるやくざに思いを寄せられるハーフのバーテン役で映画初主演。のちに池内自身も日本人の父とエルサルバドル人の母を持つハーフであることを明かしており、彫りの深い顔立ちを活かして、黒沢清監督「カリスマ」99、篠原哲雄監督「昭和歌謡大全集」03、中村義洋監督「チーム・バチスタの栄光」08など、有名監督の作品で個性の強いキャラクターを演じることが多くなった。2006年には「13の月」で監督業にも挑戦。柏原崇と大塚寧々を主演に迎え、せつないラブストーリーを描き切った。08年の香港映画「イップ・マン/序章」では日本の軍人役に扮し、類型的な悪役に陥ることなく誇り高い人間像を好演。空手を駆使して、ドニー・イェンを相手に壮絶なアクションも繰り広げた。テレビドラマの出演作はほかに、日本テレビ『ロマンス』99、『共犯者』03、TBS『天国に一番近い男』99、『ビューティフルライフ』00、NHK『新選組!』04、フジテレビ『人間の証明』04、テレビ東京『最上の命医』11、WOWOW『下町ロケット』11など。舞台も『髑髏城の七人・アオドクロ』04、『リア王』08、『コースト・オブ・ユートピア/ユートピアの岸へ』09、『イリアス』10など多数あり、11年の『欲望という名の電車』では主演もつとめる。
池内博之の関連作品 / Related Work
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貞子 DX
制作年: 2022見た者が必ず死に至るという“呪いのビデオ”の恐怖を描き、呪いがビデオを介して拡散されるという衝撃的な設定が世界中を震撼させた最恐ホラーの最新作。現代のデジタル社会に適応して「変異」し、SNSで<拡散>される貞子の呪いと、<呪いの方程式>を解明しようとする者たちとの対決を描く。貞子の呪いに立ち向かうIQ200の天才大学院生を演じるのは小芝風花。文華と共に呪いに挑む自称占い師・前田王司役には、THE RAMPAGE from EXILE TRIBE の川村壱馬、協力者の感電ロイド役には黒羽麻璃央。文華の母親役に西田尚美、妹役に八木優希、人気霊媒師に池内博之、その父親に渡辺裕之ら、実力派俳優が集結。監督は「99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE」の木村ひさし。 -
アウトレイジ 最終章
制作年: 2017北野武監督が手掛けるバイオレンスシリーズ最終章となる3作目。大友が身を寄せる韓国の張会長を相手に、花菱会の花田がトラブルを起こす。花菱会会長の野村と若頭の西野による覇権争いは張会長襲撃にまで発展し、張会長に恩義を感じる大友は帰国を決意する。前作に続きビートたけし、西田敏行、塩見三省、金田時男、白竜、名高達男、光石研、中村育二、松重豊らが出演するほか、「ミュージアム」の大森南朋、「エヴェレスト 神々の山嶺」のピエール瀧、「TAP THE LAST SHOW」の岸辺一徳、「シン・ゴジラ」の大杉蓮、「ボクの妻と結婚してください。」の原田泰造、「レイルロード・タイガー」の池内博之、「シン・ゴジラ」の津田寛治らがシリーズ初出演する。60点 -
マンハント(2017)
制作年: 20171976年に公開された「君よ憤怒の河を渉れ」を、「グレートウォール」のチャン・ハンユー&「三度目の殺人」の福山雅治のW主演でジョン・ウー監督が再映画化。殺人事件に巻き込まれた弁護士ドゥ・チウと、彼を追う孤高の刑事・矢村の姿を映すサスペンスアクション。共演は「ハナ 奇跡の46日間」のハ・ジウォン、「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」の桜庭ななみ、「アウトレイジ 最終章」の池内博之。撮影監督を「るろうに剣心」の石坂拓郎、美術監督を「三度目の殺人」の種田陽平、音楽を「あゝ、荒野」の岩代太郎、衣装デザインを「キル・ビル」の小川久美子が担当する。60点