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- 菊川怜
略歴 / Brief history
埼玉県浦和市(現・さいたま市)の生まれ。幼い頃は活発で、よく男の子に間違われたという。中高時代は理数系が好きで映画鑑賞が趣味だった。デビューのきっかけはスカウトで、本人の談によると東京大学に合格し塾の祝賀会に向かう途中で声をかけられる。迷いなく学業とモデル業の両立を選択。1998年に女性誌『Ray』の専属モデルになり、99年、東レ水着キャンペーンガールに選ばれる。同年、フジテレビ『危険な関係』で女優デビュー。翌2000年に東京大学工学部建築学科を卒業。在学中は二級建築士の資格も取得した。才色兼備のプロフィールが各企業に好まれ、CM出演が相次いで一躍注目の“東大出身アイドル”となる。01年、日米公開の合作映画である大川俊道監督「ダブル・デセプション/共犯者」で映画初出演。自分の身代わりに誘拐された娘を救うため銃を持つ社長令嬢役で主演した。ほぼ全編英語の台詞、アクションシーンの連続と高いハードルに挑み、主演第2作も大川の弟分にあたる室賀厚監督のガンアクション「GUN CRAZY Episode2/裏切りの挽歌」。悪を裁く女殺し屋をてらいなく熱演、闘うヒロインにふさわしいクールな魅力を見せる。テレビでは知的イメージに加えて明るく飾らない性格を前に出し、02年からスタートした日本テレビの情報番組『真相報道バンキシャ!』のキャスターをつとめ、連続ドラマ初主演のテレビ朝日『OL銭道』03では、極端にケチなOLをメリハリよく演じて好評を得る。04年の「ゴジラ FINAL WARS」と「インストール」に出演後、05年にUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)スペシャルサポーターとしてケニアのソマリア難民キャンプを訪問。同年には明治座公演『五瓣の椿』で舞台の初座長となり、女優・個人としての視野を拡げる。07年、澤井信一郎監督「蒼き狼・地果て海尽きるまで」にチンギス・ハーンの妻・ボルテ役で出演。モンゴルにロケした大作歴史劇のヒロインに挑戦したあとは、NHK『病院のチカラ・星空ホスピタル』07の地方病院の女医、「櫻の園」08の女子高生たちの担任役など地に足の着いた役柄が似合うようになる。ドラマ出演に番組の司会などテレビを中心に活躍する中、男女逆転の時代劇「大奥」10では将軍吉宗と反目する憎まれ役・間部詮房役を好演。舞台『女は遊べ物語』10でも浪費家の悪妻を演じて新境地を開いた。
菊川怜の関連作品 / Related Work
作品情報を見る
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櫻の園 さくらのその(2008)
制作年: 20081990年に公開され数多くの映画賞を受賞した「櫻の園」を、中原俊監督が自ら18年ぶりにリメイク。伝統を重んじる名門女子高を舞台に、禁じられているチェーホフの戯曲『櫻の園』の上演に情熱を燃やす生徒達の姿を描く。出演は「ヤッターマン」の福田沙紀、「転校生-さよなら あなた-」の寺島咲、「フラガール」の富司純子。 -
蒼き狼 地果て海尽きるまで
制作年: 2006モンゴル建国の英雄チンギス・ハーンを描いたエンタテインメント作品。構想二十七年、総製作費三十億円、四ヶ月に渡るモンゴルロケを敢行した超大作。主演は、反町隆史(「男たちの大和/YAMATO」)、菊川怜(「ゴジラ FINAL WARS」)、若村麻由美(「LAST SCENE)。監督は「時雨の記」の澤井信一郎。 -
ゴジラ FINAL WARS
制作年: 2004大怪獣・ゴジラと人類、地球侵略を目論む異星人の壮絶な戦いを描いた、怪獣映画シリーズの第28作にして、誕生から50年の歴史に幕を引く最終作。監督は「スカイハイ 劇場版」の北村龍平。脚本は、「ROUND1」の三村渉と「スカイハイ 劇場版」の桐山勲の共同。撮影を「スカイハイ 劇場版」の古谷巧が担当している。主演は、映画初出演の松岡昌宏と「GUN CRAZY 裏切りの挽歌」の菊川怜。70点 -
ゴジラ FINAL WARS ワールドプレミア・ヴァージョン
制作年: 2004「ゴジラ FINAL WARS」で、日本語に吹き替えられた外国人キャストの科白を、オリジナル言語のまま日本語字幕付で公開された別ヴァージョン。有楽町・日劇PLEXのみ、1日1回最終回に上映された。
今日は映画何の日?
今日誕生日の映画人 05/22
- ローレンス・オリヴィエ(1907)
- アンナ・ベルナップ(1972)
- ジニファー・グッドウィン(1978)
- ナオミ・キャンベル(1970)
- ワン・シャオシュアイ(1966)
- ニール・ヒメネズ(1960)
- ケント・チェン(1951)
- 真喜志きさ子(1957)
- 庵野秀明(1960)
- 田中麗奈(1980)
- 上村愛香(1978)
- ゴリ(1972)
- マギー・Q(1979)
- 中島多圭子(1971)
- 宇多丸(1969)
- 東山光明(1980)
- TAO(1985)
- アンソニー・タムバキス(1967)
- スホ(1991)
- アレクサンドル・ヤツェンコ(1977)
- 高野漁(1974)
- 伊藤麻実子(1980)
- ジョナサン・モラリ(1980)
- スーラジ・バルジャーティヤ(1965)
- コ・ドゥシム(1951)
- イルメナ・チチコワ(1984)