桐谷健太 キリタニケンタ

  • 出身地:大阪府大阪市
  • 生年月日:1980/02/04

略歴 / Brief history

大阪府大阪市の生まれ。府立桜塚高校を卒業後に上京。俳優養成所に通うようになり、モデル事務所などを経て現在の所属事務所にスカウトされ、俳優の道を歩み始める。2002年、テレビ朝日『九龍で会いましょう』の山崎ケン役でデビュー。映画初出演は井筒和幸監督の「ゲロッパ!」03で、西田敏行演じるやくざの親分のためにジェームス・ブラウンを誘拐しようと奮闘する子分のひとり、晴彦役で活きのいい演技を見せる。萩庭貞明監督「難波金融伝・ミナミの帝王スペシャル Ver.50/金貸しの掟」04では竹内力演じる萬田銀次郎の気弱な舎弟・真役に抜擢され、同シリーズのOV版6作にも続けて出演する。07年には俳優の榊英雄が監督した「GROW/愚郎」で映画初主演。自殺を図った高校生が学ランを着た中年3人組と出会い、男らしさを学んでいく青春コメディで、寺島進らベテランを相手に主人公の冴えない高校生・村上敦を好演した。それらと並行して、TBS『タイガー&ドラゴン』05、NHK『繋がれた明日』06などのテレビドラマで注目を集め、病気を抱える不良少年の辰川時生役を男気あふれるキャラクターとして熱演した三池崇史監督「クローズZERO」07・09と、不良たちが野球部で甲子園を目指す中、単純な性格と非常識な行動で笑いをとるキャラクターの平塚平を演じたTBS『ROOKIES』08とその映画版「ROOKIES/卒業」09のふたつのシリーズで、一躍人気俳優の座につく。その後、ドラマー役の三木孝浩監督「ソラニン」10、ラッパー役の堤幸彦監督「BECK」10と音楽映画への出演が続き、前者では未経験のドラムを猛特訓して全シーンを自分で演奏してみせた。呉美保監督「オカンの嫁入り」10では、大竹しのぶ、宮?あおいを相手に好演。同年、エランドール賞新人賞を受賞した。ドラマはほかに、TBS『流星の絆』08、『JIN/仁』09・11、『専業主婦探偵・私はシャドウ』11、NHK大河ドラマ『龍馬伝』10、日本テレビ『黄金の豚・会計検査庁特別調査課』10、フジテレビ『絶対零度・特殊犯罪潜入捜査』11など。09年、舞台『恋と革命』の村雲武彦役で初主演もつとめた。

桐谷健太の関連作品 / Related Work

作品情報を見る

  • 知らないカノジョ

    制作年: 2025
    「おまえの罪を自白しろ」の中島健人主演のファンタジック・ラブストーリー。大学時代に出会い、結婚したリクとミナミ。音楽の夢を諦めたミナミの支えでリクは人気作家に。ところが、ある朝リクが目覚めると、ミナミがミュージシャンとして活躍していて……。出演は、シンガーソングライターのmilet。監督は「今夜、世界からこの恋が消えても」の三木孝浩。
  • 首(2023)

    制作年: 2023
    北野武が原作・監督・脚本・編集・出演を務め、本能寺の変を独自の歴史観で描いた時代劇。信長が天下統一を掲げ、毛利軍、武田軍、上杉軍などと戦っていた最中、家臣の荒木村重が反乱を起こし、姿を消す。信長は秀吉、光秀ら家臣に村重の捜索を命じるが……。出演は、「ドライブ・マイ・カー」の西島秀俊、「MINAMATA-ミナマタ-」の加瀬亮、「怪物」の中村獅童。第76回カンヌ国際映画祭カンヌ・プレミア部門出品。
    60
  • アナログ

    制作年: 2023
    ビートたけしの小説を二宮和也主演で映画化したラブストーリー。手作り模型や手描きのイラストにこだわるデザイナーの水島悟と携帯を持たない謎めいた女性、美春みゆき。喫茶店“ピアノ”で偶然出会った2人は毎週木曜日、同じ場所で会う約束をするが……。共演は「ホテルローヤル」の波瑠。監督は「鳩の撃退法」のタカハタ秀太。
  • 嘘八百 なにわ夢の陣

    制作年: 2023
    中井貴一×佐々木蔵之介W主演によるコメディ「嘘八百」シリーズの第3弾。大物狙いで空振りばかりの目利き古美術商・小池則夫と、うだつの上がらない陶芸家・野田佐輔。そんな骨董コンビの前に一攫千金のお宝が現れる。それは太閤秀吉の幻の茶碗「鳳凰」であった。共演は、関ジャニ∞の安田章大、「窓辺にて」の中村ゆり。監督は前2作に続き、武正晴が担当する。
  • ラーゲリより愛を込めて

    制作年: 2022
    辺見じゅんのノンフィクション『収容所から来た遺書』を二宮和也主演で映画化。第二次世界大戦終結後、シベリアの強制収容所(=ラーゲリ)に抑留され、死と隣り合わせの日々を過ごしながらも、生きることを諦めず、仲間たちを励まし続けた山本幡男の半生を描く。共演は「大河への道」の北川景子、「流浪の月」の松坂桃李、「桜のような僕の恋人」の中島健人。監督は「とんび」の瀬々敬久。
    70
  • ミラクルシティコザ

    制作年: 2021
    沖縄・コザを舞台に日本復帰前の70年代と現代が交錯するタイムスリップ・ロックンロール・エンターテインメント。第3回未完成映画予告編大賞グランプリならびに堤幸彦賞を受賞した沖縄出身の平一紘がオリジナル脚本を書きあげ、全編沖縄ロケで撮影した。アメリカ世(アメリカ統治の時代)やベトナム戦争当時の沖縄の世相などを盛り込み、沖縄の歴史や現在と未来を描き出す。1970年に結成したロックバンド「紫」が楽曲を提供し、劇中で登場するバンドのライブ音源を新たにレコーディング。主題歌は沖縄県出身のバンド、結成20周年を迎えたORANGE RANGEが歌う「エバーグリーン」。沖縄が育んだ、三線とは違うもうひとつの音楽の魅力が存分に味わえる。

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