ヤスミラ・ジュバニッチ

ヤスミラ・ジュバニッチの関連作品 / Related Work

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  • アイダよ、何処へ?

    制作年: 2020
    ボスニア・ヘルツェゴヴィナ紛争末期の 1995 年 7 月に起きた戦後最悪のジェノサイド(=集団虐殺)とされる「スレブレニツァの虐殺」。国連平和維持軍で通訳として働く女性アイダが、必死に家族を守ろうとする姿を通して、その惨劇の真実を描く衝撃のドラマ。ボスニア・ヘルツェゴヴィナ紛争とは、1991年以降のユーゴスラヴィア社会主義連邦共和国が解体する過程で起こった内乱である。6つの共和国の一つであったボスニア・ヘルツェゴヴィナ地方において、独立か否かをめぐってボシュニャク人、クロアチア人、セルビア人の3勢力が1992年から1995年まで内戦を繰り広げた。「スレブレニツァの虐殺」はセルビア人勢力のラトコ・ムラディッチに率いられたスルプスカ共和国軍が、国連指定の安全地帯であったスレブレニツァに侵攻をはじめ、7月11日に中心部を制圧。7月12日には、同地に居住していたイスラム教徒のボシュニャク人の男性すべてを絶滅の対象とし、8,000人以上が組織的に殺害された。監督は長篇デビュー作「サラエボの花」が 2006 年ベルリン国際映画祭の金熊賞を受賞し、世界的に注目されたヤスミラ・ジュバニッチ。続く2010年の「サラエボ、希望の街角」など、一貫して故郷ボスニア・ヘルツェゴヴィナの悲劇を描き続けている。「アイダよ、何処へ?」は2020 年ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門正式出品、2020 年ロッテルダム国際映画祭観客賞を受賞。第 74 回のアカデミー賞外国語映画賞を受賞した「ノー・マンズ・ランド」(ダニス・タノヴィッチ監督作)以来 19 年ぶりにボスニア・ヘルツェゴヴィナ映画として、アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた。
    70
  • 泣けない男たち

    制作年: 2017
    集団セラピーを題材に、1990年代のボスニア紛争で傷を負った男たちのその後を描いたドラマ。シーズンオフのホテル。ボスニア紛争で心や体に癒えない傷を負った男たちがセラピーを受けている。しかし、セラピーが進むにつれ、紛争の記憶が蘇ってきて……。2022年2月に開催されるイスラーム映画祭7で日本初上映。
  • サラエボ,希望の街角

    制作年: 2010
    長編デビュー作「サラエボの花」がベルリン国際映画祭金熊賞に輝いたヤスミラ・ジュバニッチ監督が、紛争の記憶を乗り越えて生きようとする女性を通じて、現代サラエボの姿を描く。出演は「What is a Man Without a Moustach?」のズリンカ・ツヴィテシッチ、「サラエボの花」のレオン・ルチェフ。
  • サラエボの花

    制作年: 2006
    ボスニア紛争後、戦争の犠牲となった女性の再生と希望の物語。監督、脚本は今作が長編第一作となるヤスミラ・ジュバニッチ。出演は母親役に「アンダーグラウンド」「ライフ・イズ・ミラクル」のミリャナ・カラノヴィッチ、娘役に本作が映画デビュー作となるルナ・ミヨヴィッチ。2006年ベルリン国際映画祭金熊賞受賞。