ネストール・アルメンドロス ネストール・アルメンドロス

  • 出身地:スペイン
  • 生年月日:1930年10月30日
  • 没年月日:1992年3月4日

ネストール・アルメンドロスの関連作品 / Related Work

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  • ビジョンズ・オブ・ライト 光の魔術師たち

    制作年: 1992
    アメリカ映画を代表する撮影監督たちへのインタビューを元に、撮影技術の発展という角度からアメリカ映画史をとらえた映像アンソロジー(取り上げられた映画監督は31人、作品は86本)。NHKでテレビ放映されたものを劇場公開した。サイレント期ではまず、当時の撮影技術の完成度の高さが語られる。トーキー時代に切り替わってから、キャメラマンの苦労が語られるとともに、「市民ケーン」などのグレッグ・トーランドに焦点が当てられる。モノクロ時代のカラーフィルム、当時の照明や撮影時の様子が綴られ、フィルムノワールで活躍したジョン・アルトンの仕事も紹介される。女優の顔を美しく撮るライティング、「ピクニック」での初めての空中撮影など、さまざまなエピソードを経て、ヌーヴェル・ヴァーグの影響、アメリカン・ニューシネマ、ハリウッドとは異なる発展を遂げたニューヨーク派のロケーション撮影と光の使い方が言及される。ネストール・アルメンドロス、ヴィットリオ・ストラーロら海外から来たキャメラマンの仕事がクローズアップされ、ゴードン・ウィリスからアーネスト・ディッカーソンまで、活躍中の撮影監督たちが自作を解説する。
  • ビリー・バスゲイト

    制作年: 1991
    成功を夢みて暗黒街に足を踏み入れた青年の目を通して描くギャング映画。監督は「消えたセクシー・ショット」のロバート・ベントン、製作は「クレイマー、クレイマー」のアーレン・ドノヴァンと「愛と哀しみの旅路」のロバート・F・コールズベリー、脚本は「ロシア・ハウス」のトム・ストッパード、撮影は「プレイス・イン・ザ・ハート」のネストール・アルメンドロス、音楽は「ハート・ブルー」のマーク・アイシャムが担当。
  • ニューヨーク・ストーリー

    制作年: 1989
    ニューヨークを舞台にした3つのストーリーから成るオムニバス映画。作品全体の製作はロバート・グリーンハットが担当。<第1話/ライフ・レッスン>の製作はバーバラ・デ・フィーナ、監督は「最後の誘惑」のマーティン・スコセッシ、脚本はリチャード・プライス、撮影はネストール・アルメンドロスが担当。出演はニック・ノルティ、ロザンナ・アークェットほか。<第二話/ゾイのいない生活>の製作はフレッド・ルースとフレッド・フックス、監督・脚本は「タッカー」のフランシス・フォード・コッポラ、共同脚本はソフィア・コッポラ、撮影はヴィットリオ・ストラーロ、音楽はカーマイン・コッポラが担当。出演はヘザー・マコブ、タリア・シャイアほか。<第3話/エディプス・コンプレックス>のエグゼクティヴ・プロデューサーはジャック・ローリンズとチャールズ・H・ジョフィ、製作はグリーンハット、監督・脚本・主演は「私の中のもうひとりの私」のウディ・アレン、撮影はスヴェン・ニクヴィストが担当。出演はほかにミア・ファローなど。
  • ノーボディ・リスンド

      制作年: 1988
      大国アメリカの圧力に立ち向かって共産主義の理想を実現した英雄カストロというかつての美名の影で行われ、いまなお続いている残虐な人権侵害の実態を、ともにキューバからの亡命映画人のネストール・アルメンドロス(スペイン生まれだがフランコ軍事政権を逃れてキューバに移住)とホルヘ・ウリャがキューバ政府に激しい虐待を受けた人々のインタヴューを通して告発するドキュメンタリー映画。監督のひとり、ネストール・アルメンドロスは60年代からフランスで撮影監督としてフランソワ・トリュフォーやエリック・ロメールの作品などを手掛け、アメリカでも『天国の日々』や『クレイマー・クレイマー』、『ソフィーの選択』などで高い評価を受けており、91年に急逝するまで現代映画を代表する世界的カメラマンのひとりに数えられていた。ドキュメンタリーの分野でもこの作品の他にGeneral Idi Amin Dada (バルベ・シュレデール監督、74)、Beaubourg Centre d'Art et de Culture Georges Pompidou (ロベルト・ロッセリーニ監督、77)、『イマジン---ジョン・レノン』(アンドリュー・ソルト監督、88) など多くを撮影し、自らMauvaise Conduite (84)を監督している他、初期にはテレビ・ドキュメンタリーも多く手掛けている。ホルヘ・ウリャは一九六二年にアメリカに亡命、以後Guaguasi(77~82) など、主にキュ-バに関するドキュメンタリー映画を発表している。監督たちはキューバでの撮影を強く欲していたが、亡命者で″裏切り者″である彼らに許可がおりることはなかった。彼らはその電話での打診の光景を撮影し、これがそのまま映画の冒頭シークエンスになっている。逆にキューバで撮影できなかったこと自体が、この映画の語る抑圧の歴史が今もなお続いていることを如実に示していると言えるだろう。キューバの現状の映像には西欧のテレビ局が取材したドキュメンタリーの抜粋に加え、アメリカで傍受されたキューバ国営放送が使用されている。1989年山形国際ドキュメンタリー映画祭優秀賞受賞。
    • 消えたセクシー・ショット

      制作年: 1987
      離婚寸前の夫婦が殺人事件に巻き込まれるというサスペンス・コメディ。製作はアーレン・ドノヴァン、監督」脚本は「殺意の香り」のロバート・ベントン、エクゼクティヴ・プロデューサーはウォルフガング・グラッテス、撮影はネストール・アルメンドロス、音楽はハワード・ショアが担当。出演はジェフ・ブリッジス、キム・ベイシンガーほか。
    • 心みだれて

      制作年: 1986
      離婚経験のある男女がふとしたことで知り合い、結婚するが、夫の浮気によって夫婦が動揺する姿を描く。製作・監督は「シルクウッド」のマイク・ニコルズ、製作はほかにロバート・グリーンハット。原作(河出書房新社刊)・脚本はノーラ・エフロン、撮影はネストール・アルメンドロス、音楽はカーリー・サイモン、編集はサム・オースティンが担当。出演はメリル・ストリープ、ジャック・ニコルソン、ジェフ・ダニエルズなど。
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