ネストール・アルメンドロスの関連作品 / Related Work

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  • ビジョンズ・オブ・ライト 光の魔術師たち

    制作年: 1992
    アメリカ映画を代表する撮影監督たちへのインタビューを元に、撮影技術の発展という角度からアメリカ映画史をとらえた映像アンソロジー(取り上げられた映画監督は31人、作品は86本)。NHKでテレビ放映されたものを劇場公開した。サイレント期ではまず、当時の撮影技術の完成度の高さが語られる。トーキー時代に切り替わってから、キャメラマンの苦労が語られるとともに、「市民ケーン」などのグレッグ・トーランドに焦点が当てられる。モノクロ時代のカラーフィルム、当時の照明や撮影時の様子が綴られ、フィルムノワールで活躍したジョン・アルトンの仕事も紹介される。女優の顔を美しく撮るライティング、「ピクニック」での初めての空中撮影など、さまざまなエピソードを経て、ヌーヴェル・ヴァーグの影響、アメリカン・ニューシネマ、ハリウッドとは異なる発展を遂げたニューヨーク派のロケーション撮影と光の使い方が言及される。ネストール・アルメンドロス、ヴィットリオ・ストラーロら海外から来たキャメラマンの仕事がクローズアップされ、ゴードン・ウィリスからアーネスト・ディッカーソンまで、活躍中の撮影監督たちが自作を解説する。
  • ビリー・バスゲイト

    制作年: 1991
    成功を夢みて暗黒街に足を踏み入れた青年の目を通して描くギャング映画。監督は「消えたセクシー・ショット」のロバート・ベントン、製作は「クレイマー、クレイマー」のアーレン・ドノヴァンと「愛と哀しみの旅路」のロバート・F・コールズベリー、脚本は「ロシア・ハウス」のトム・ストッパード、撮影は「プレイス・イン・ザ・ハート」のネストール・アルメンドロス、音楽は「ハート・ブルー」のマーク・アイシャムが担当。
  • ニューヨーク・ストーリー

    制作年: 1989
    ニューヨークを舞台にした3つのストーリーから成るオムニバス映画。作品全体の製作はロバート・グリーンハットが担当。<第1話/ライフ・レッスン>の製作はバーバラ・デ・フィーナ、監督は「最後の誘惑」のマーティン・スコセッシ、脚本はリチャード・プライス、撮影はネストール・アルメンドロスが担当。出演はニック・ノルティ、ロザンナ・アークェットほか。<第二話/ゾイのいない生活>の製作はフレッド・ルースとフレッド・フックス、監督・脚本は「タッカー」のフランシス・フォード・コッポラ、共同脚本はソフィア・コッポラ、撮影はヴィットリオ・ストラーロ、音楽はカーマイン・コッポラが担当。出演はヘザー・マコブ、タリア・シャイアほか。<第3話/エディプス・コンプレックス>のエグゼクティヴ・プロデューサーはジャック・ローリンズとチャールズ・H・ジョフィ、製作はグリーンハット、監督・脚本・主演は「私の中のもうひとりの私」のウディ・アレン、撮影はスヴェン・ニクヴィストが担当。出演はほかにミア・ファローなど。
  • ノーボディ・リスンド

      制作年: 1988
      大国アメリカの圧力に立ち向かって共産主義の理想を実現した英雄カストロというかつての美名の影で行われ、いまなお続いている残虐な人権侵害の実態を、ともにキューバからの亡命映画人のネストール・アルメンドロス(スペイン生まれだがフランコ軍事政権を逃れてキューバに移住)とホルヘ・ウリャがキューバ政府に激しい虐待を受けた人々のインタヴューを通して告発するドキュメンタリー映画。監督のひとり、ネストール・アルメンドロスは60年代からフランスで撮影監督としてフランソワ・トリュフォーやエリック・ロメールの作品などを手掛け、アメリカでも『天国の日々』や『クレイマー・クレイマー』、『ソフィーの選択』などで高い評価を受けており、91年に急逝するまで現代映画を代表する世界的カメラマンのひとりに数えられていた。ドキュメンタリーの分野でもこの作品の他にGeneral Idi Amin Dada (バルベ・シュレデール監督、74)、Beaubourg Centre d'Art et de Culture Georges Pompidou (ロベルト・ロッセリーニ監督、77)、『イマジン---ジョン・レノン』(アンドリュー・ソルト監督、88) など多くを撮影し、自らMauvaise Conduite (84)を監督している他、初期にはテレビ・ドキュメンタリーも多く手掛けている。ホルヘ・ウリャは一九六二年にアメリカに亡命、以後Guaguasi(77~82) など、主にキュ-バに関するドキュメンタリー映画を発表している。監督たちはキューバでの撮影を強く欲していたが、亡命者で″裏切り者″である彼らに許可がおりることはなかった。彼らはその電話での打診の光景を撮影し、これがそのまま映画の冒頭シークエンスになっている。逆にキューバで撮影できなかったこと自体が、この映画の語る抑圧の歴史が今もなお続いていることを如実に示していると言えるだろう。キューバの現状の映像には西欧のテレビ局が取材したドキュメンタリーの抜粋に加え、アメリカで傍受されたキューバ国営放送が使用されている。1989年山形国際ドキュメンタリー映画祭優秀賞受賞。
    • 消えたセクシー・ショット

      制作年: 1987
      離婚寸前の夫婦が殺人事件に巻き込まれるというサスペンス・コメディ。製作はアーレン・ドノヴァン、監督」脚本は「殺意の香り」のロバート・ベントン、エクゼクティヴ・プロデューサーはウォルフガング・グラッテス、撮影はネストール・アルメンドロス、音楽はハワード・ショアが担当。出演はジェフ・ブリッジス、キム・ベイシンガーほか。
    • 心みだれて

      制作年: 1986
      離婚経験のある男女がふとしたことで知り合い、結婚するが、夫の浮気によって夫婦が動揺する姿を描く。製作・監督は「シルクウッド」のマイク・ニコルズ、製作はほかにロバート・グリーンハット。原作(河出書房新社刊)・脚本はノーラ・エフロン、撮影はネストール・アルメンドロス、音楽はカーリー・サイモン、編集はサム・オースティンが担当。出演はメリル・ストリープ、ジャック・ニコルソン、ジェフ・ダニエルズなど。
      80
    • プレイス・イン・ザ・ハート

      制作年: 1984
      夫を殺された妻が家族を守るためにひたむきに闘う姿を描く。製作はアーレン・ドノヴァン、監督・脚本は「クレイマー、クレイマー」のロバート・ベントン、エグゼクティヴ・プロデューサーはマイケル・ハウスマン、撮影はネストール・アルメンドロス、編集はキャロル・リトルトン、音楽と作曲・編曲はジョン・カンダー、衣装はアン・ロス、プロダクション・デザイナーはジーン・キャラハンが担当。出演はサリー・フィールド、リンゼイ・クルーズなど。日本版字幕は戸田奈津子。カラー・ビスタサイズ。1984年作品。
    • 殺意の香り

      制作年: 1983
      患者が殺された事から事件究明に乗り出す精神分析医の行動と謎めいたブロンド女性の事件とのかかわりを描くサスペンス映画。製作はアーレーン・ドノヴァン、監督・脚本は「クレイマー、クレイマー」のロバート・ベントン、原案はデイヴィッド・ニューマンとベントン、撮影は「天国の日々」のネストール・アルメンドロス、音楽はジョン・カンダー、製作デザインはメル・ボーン、編集はジェリー・グリーンバーグ、衣裳はアルバート・ウォルスキーが担当。出演はロイ・シャイダー、メリル・ストリープ、ジェシカ・タンディ、ジョー・グリファシー、サラ・ボッツフォードなど。日本版字幕は戸田奈津子。メトロカラー、ビスタサイズ。1983年作品。
    • 海辺のポーリーヌ

      制作年: 1983
      夏のノルマンディーの海辺を舞台に、15歳の少女ポーリーヌが体験する数日間の恋愛騒動を描く。製作はマルガレット・メネゴス、監督・脚本は“Le Beau Mariage”等のエリック・ロメールでこれが彼の日本初登場にあたる。撮影はネストール・アルメンドロス、音楽はジャン・ルイ・ヴァレロ、編集はセシル・ドキュジスが担当。出演はアマンダ・ラングレ、アリエル・ドンバールなど。
    • ソフィーの選択

      制作年: 1982
      作家志望の青年が、ニューヨークで知り合った自由奔放な男と暗い影のある女。3人の織りなす人間ドラマを描く。キース・バリッシュ・プロが英のITCのために製作した。製作はキース・バリッシュとアラン・J・パクラ。エグゼクティヴ・プロデューサーはマーティン・スターガー。ウィリアム・スタイロンの同名ベストセラー(新潮社)をアラン・J・パクラ監督が自ら脚色。撮影はネストール・アルメンドロス、音楽はマーヴィン・ハムリッシュが担当している。出演はこの映画の演技でアカデミー主演女優賞を得たメリル・ストリープの他、ケヴィン・クライン、ピーター・マクニコル、ギュンター・マリア・ハルマーなど。ナレーターをジョセフ・ソマーがつとめている。日本版字幕は戸田奈津子。テクニカラー、ビスタサイズ。1982年作品。
      70
    • 日曜日が待ち遠しい!

      制作年: 1982
      ある殺人事件に捲き込まれた女秘書の活躍を描くサスペンス。製作はアルマン・バルボール、監督は「隣の女」のフランソワ・トリュフォーで彼の遺作にあたる。チャールズ・ウィリアムズの原作(「土曜を逃げろ」文春文庫刊)を基にトリュフォーとシュザンヌ・シフマン、ジャン・オーレルが脚色。撮影はネストール・アルメンドロス、フロラン・バザン、テッサ・ラシーヌ、音楽はジョルジュ・ドルリュー、編集はマルティーヌ・バラークとマリー・エーメ・デブリル、美術はヒルトン・マッコニコが担当。出演はファニー・アルダン、ジャン・ルイ・トランティニャンなど。
      60
    • 終電車

      制作年: 1981
      ナチ占領下の混乱のパリを舞台に劇場を守る一人の女優の愛を描く。製作・監督は「緑色の部屋」のフランソワ・トリュフォー、脚本はトリュフォーとシュザンヌ・シフマン、台詞はトリュフォー、シフマンとジャン・クロード・グランベルグ、撮影はネストール・アルメンドロス、音楽はジョルジュ・ドルリュー、編集はマルティーヌ・バラーク、マリー・エーメ・デブリルとジャン・フランソワ・ジル、美術はジャン・ピエール・コユ・スヴェルコが各々担当。出演はカトリーヌ・ドヌーヴ、ジェラール・ドパルデュー、ジャン・ポワレ、ハインツ・ベネント、アンドレア・フェレオル、サビーヌ・オードパン、ジャン・ルイ・リシャール、モーリス・リッシュなど。
      60
    • 青い珊瑚礁(1980)

      制作年: 1980
      南太平洋の大自然を舞台に、ある孤島に流された男の子と女の子がやがて成長し大人になっていく過程を描く。製作・監督は「グリース」のランダル・クレイザー、共同製作はリチャード・フランクリン。ヘンリー・ドゥビア・スタグプールの原作を基にダグラス・デイ・スチュアートが脚色。撮影はネストール・アルメンドロス、音楽はバジル・ポールドゥリス、編集はロバート・ゴードンが各々担当。出演はブルック・シールズ、クリストファー・アトキンズ、レオ・マッカーン、ウィリアム・ダニエルス、エルバ・ジョゼフスン、グレン・コーハンなど。
    • クレイマー、クレイマー

      制作年: 1979
      マンハッタンに住む平凡なサラリーマンの家庭に起こった妻の家出にはじまるさまざまな出来事を中心に描く。製作はスタンリー・R・ジャッフェ、監督・脚本は「夕陽の群盗」のロバート・ベントン、撮影はネストール・アルメンドロス、音楽はヘンリー・パーセル、編集はジェリー・グリーンバーグ、製作デザインはポール・シルバート、衣裳はルース・モーリーが各々担当。出演はダスティン・ホフマン、メリル・ストリープ、ジャスティン・ヘンリー、ジェーン・アレクサンダー、ジョージ・コー、ジョベス・ウィリアムス、ハワード・ダフ、ピーター・ローンズなど。
      70
    • 天国の日々

      制作年: 1978
      20世紀初頭のアメリカ中西部の農場を舞台に、農園主と、収穫のためにやとわれた兄妹と兄の恋人がくりひろげる愛憎劇。製作はバートとハロルドのシュナイダー兄弟。エグゼクティヴ・プロデューサーはジェイコブ・ブラックマン。監督・脚本はBlacklands(73年作『地獄の逃避行』の題でTV放映)でデビューしたテレンス・マリック。撮影はヨーロッパで活躍しているネストール・アルメンドロス、この作品で米アカデミー撮影賞を受賞した。音楽はイタリア人のエンニオ・モリコーネ、美術はジャック・フィスク、編集はビリー・ウェーバーが担当。出演はリチャード・ギア、ブルック・アダムス、サム・シェパード、リンダ・マンツなど。日本版字幕は高瀬鎮夫。メトロカラー、ビスタサイズ。1978年作品。
      90
    • 緑色の部屋

      制作年: 1978
      結婚後わずかの間に事故で死んでしまった若妻の肖像や遺品で飾られた“緑色の部屋”で生活する男の死者への愛情を描く。製作はマルセル・べルべールとローラン・トゥノー、監督は「恋愛日記」のフランソワ・トリュフォー。ヘンリー・C・ジェームズの数篇の単篇小説を基にトリュフォーとジャン・グリュオーが脚色。助監督はシュザンヌ・シフマン、撮影はネストール・アルメンドロス、音楽はモーリス・ジョーべール、編集はマルティーヌ・バラーク・キュリー、美術はジャン・ピエール・コユ・スヴェルコ、衣装はモニーク・デュリーとクリスチャン・ガスクが各々担当。出演はフランソワ・トリュフォー、ナタリーバイ、ジャン・ダステ、ジャン・ピエール・ムーラン、アントワーヌ・ヴィテーズ、ジャーヌ・ロブル、ジャン・ピエール・デュコス、アニー・ミレールなど。
    • 聖杯伝説

      制作年: 1978
      中世の騎士物語をエリック・ロメールが映画化。ウェールズのしがない若者が、努力の末強い騎士となって次々と困難を克服し、その間神を思い出さなかった罪を悔い改めるまでを描く。特典にリハーサル風景ほかを収録する。※3月24日より発売日変更【スタッフ&キャスト】監督・脚本・翻訳:エリック・ロメール 原作:クレチアン・ド・ドロワ 撮影:ネストル・アルメンドロス 音楽:ギ・ロベール 出演:ファブリス・ルキーニ/アンドレ・デュソリエ/アリエル・ドンバール
    • 逃げ去る恋

      制作年: 1978
      中年になったアントワーヌが過去の恋人たちとの交遊を回想する“アントワーヌ”シリーズ完結編。監督は「緑色の部屋」のフランソワ・トリュフォー。出演は「ママと娼婦」のジャン・ピエール・レオ。日本では正式公開はされず、1982年4月10日より西武劇場にて開催された「ぴあ FILM FESTIVAL 1982」にて上映。
    • 恋愛日記

      制作年: 1977
      女性を愛し崇拝してやまなかった男性の女性遍歴を描く。製作・監督は「アデルの恋の物語」のフランソワ・トリュフォー、脚本はフランソワ・トリュフォー、ミシェル・フェルモー、シュザンヌ・シフマン、撮影はネストール・アルメンドロス、音楽はモーリス・ジョーベール、録音はミシェル・ローラン、編集はマルティーヌ・バラーク・キュリー、衣裳はモニーク・デュリー、装置はジャン・ピエール・コユ・スヴェルコが各々担当。出演はシャルル・デネール、ブリジット・フォッセー、ネリー・ボルジョー、ジュヌヴィエーヴ・フォンタネル、ナタリー・バイ、サビーヌ・グラセール、ヴァレリー・ボニエ、マルティーヌ・シャサン、ロゼリーヌ・プヨー、レスリー・キャロンなど。
    • これからの人生

      制作年: 1977
      パリの下町のアパートを舞台に、娼婦の子供たちを養育しながら生計をたてている一人の年老いたユダヤ人女性とアラブ人の少年の友情を描く。製作総指揮はラルフ・ボーム、製作はレイモン・ダノン、監督・脚本はモーシェ・ミズラヒ、原作はエミール・アジャール、撮影はネストール・アルメンドロス、音楽はフィリップ・サルド、製作デザインはベルナール・エヴァン、編集はソフィー・クッサンが各々担当。出演はシモーヌ・シニョレ、サミー・ベン・ユーブ、クロード・ドーファン、ガブリエル・ジャルボア、モハメド・ジネス、エリオ・ベンクール、ヴィンセント・ファ、ベルナール・エライザール、ステラ・アニセッタ、ベルナール・ラジャリジュ、インブライム・セックなど。
    • O侯爵夫人

      制作年: 1975
      現代フランス映画の巨匠エリック・ロメールが、38歳で拳銃自殺を遂げたドイツ・ロマン派の作家ハインリヒ・フォン・クライストの小説「O侯爵婦人」の忠実な映画化を試みた文芸作品。製作はロメールとともに製作会社レ・フィルム・デュ・ロサンジュ(菱形映画社)を主宰するバルベ・シュロデール(バーベット・シュローダー)と、ドイツのヤヌス・フィルムのクラウス・ヘルヴィッヒ。自然光を生かしつつ新古典派絵画を参照した審美性あふれる映像を生み出した撮影は巨匠ネストール・アルメンドロス。ロメールとは「パリところどころ」のロメール編「エトワール広場」以来『聖杯伝説』までの全作品および「海辺のポーリーヌ」で組んでいる。音楽は19世紀始めのドイツの軍楽隊の音楽をベースにロジェ・デルモットが作曲。革命後のフランス建築と美術を意識した美術はロカ・フォン・メレンドルフが担当。録音は「愛の昼下がり」のジャン=ピエール・リュー。編集は「愛の昼下がり」のセシル・デキュシス。出演者のエーディット・クレヴァー、ブルーノ・ガンツ。オットー・ザンダーらはいずれもペータ・シュタイン率いるベルリンの名門劇団シャウピーネ・テアターのメンバー。また将校の役でロメールもワン・シーン出演。76年カンヌ国際映画祭審査委員特別賞受賞。
    • アデルの恋の物語

      制作年: 1975
      フランス近世の文豪ビクトル・ユーゴーの次女アデルの激しい恋を描く恋愛映画。製作・監督は「アメリカの夜」のフランソワ・トリュフォー、脚本はトリュフォーとジャン・グリュオー、シュザンヌ・シフマンの共同、原作はフランセス・V・ギールの「アデル・ユーゴーの日記」(Journal of Adele Hugo)、撮影はネストール・アルメンドロス、音楽はモーリス・ジョーベール、編集はヤン・デデが各々担当。出演はイザベル・アジャーニ、ブルース・ロビンソン、シルヴィア・マリオット、ジョゼフ・ブラッチリーなど。
    • ぼくの小さな恋人たち

      制作年: 1974
      「ママと娼婦」のジャン・ユスターシュが監督・脚本を手がけ、13歳の少年の成長を描く。ユスターシュにとって潤沢な予算で撮ることのできた唯一の作品で、題名はランボーの詩からの借用。
    • コックファイター

      制作年: 1974
      低予算の映画製作でキングの異名を持つロジャー・コーマンが、“闘鶏”をテーマに描くドラマ。製作から39年を経て、2013年1月に日本で初めて劇場公開された。
    • 愛の昼下がり

      制作年: 1972
      ヌーヴェル・ヴァーグの旗手だったエリック・ロメール監督が60年代から70年代初頭にかけて発表した恋愛喜劇の連作シリーズ「六つの教訓話」の最後の一編。製作は「ママと娼婦」のピエール・コトレル。撮影は「モード家の一夜」「クレールの膝」など70年代のロメール映画には欠かせない名匠ネストール・アンメンドロス。美術はニコール・ラシーヌで、ロメールの現代ものでは珍しく一部の屋内シーンにはスタジオ・セットが使用されている。音楽はアリエ・ジエラッカ。録音のジャン=ピエール・リュー、編集のセシル・デキュジスは「モード家の一夜」「クレールの膝」に続いての参加。出演は主人公夫婦に実生活でも夫婦の「ゴダールの決別」のベルナール・ヴェイルレイとフランソワーズ・ヴェルレイほか。
    • ラ・ヴァレ

      制作年: 1972
      パリのブルジョワ夫人が若い冒険家たちと出会い、彼らの生き方に心惹かれていくうち肉体の悦びに目覚めていくという官能ラブ・ストーリー。監督は「モア」のバルベ・シュローデル。主演は「北の橋」のビュル・オジエ。
    • 恋のエチュード

      制作年: 1971
      ヨーロッパが世界に誇る文明を享受していた今世紀初頭のパリを舞台に、十五年という歳月にわたって再会と別離を遍歴するイギリス人姉妹とフランス青年の愛と苦悩を描く。原作は、「突然炎のごとく」の原作となった『ジュールとジム』を書いたアンリ・ピエール・ロシェのベストセラー小説『二人の英国女性と大陸』。ロシェは生涯にこの二作品しか残さなかった。なお、“大陸”とは、英国人である姉妹がフランス人の主人公を呼び親しんだ愛称に由来する。監督は「野生の少年」のフランソワ・トリュフォー、脚本・台詞は「突然炎のごとく」でコンビを組んだトリュフォーとジャン・クリュオーが共同執筆。撮影はネストール・アルメンドロス、音楽はジョルジュ・ドルリューが各々担当。出演はジャン・ピエール・レオー、キカ・マーカム、ステイシー・テンデター、シルヴィア・マリオット、フィリップ・レオタール、マリー・マンサールなど。後に20分以上のカットシーンをトリュフォー監督自身により復元した完全版が製作されている。
    • 恋のエチュード 完全版

      制作年: 1971
      姉妹と青年との三角関係を描くフランソワ・トリュフォー監督の代表作の完全版。製作時レイティングと興業要請によりカットされた25分強を、既に病床にあったトリュフォー監督自身が再編集・復元し、1984年6月末に完成させた。原作はアンリ・ピエール・ロシェ。出演はジャン・ピエール・レオー、キカ・マーカム、ステイシー・テンデター、シルヴィア・マリオットほか。
    • クレールの膝

      制作年: 1970
      ある女性と生きてゆこうと決めた男性が、別の女性と出会い心動かされる姿を描く『六つの教訓話』の第五作。監督・脚本・台詞は「レネットとミラベル 四つの冒険」のエリック・ロメール、撮影は「モード家の一夜」のネストール・アルメンドロスが担当。出演は「なまいきシャルロット」のジャン・クロード・ブリアリ、オーロラ・コルニュほか。
    • 家庭

      制作年: 1970
      フランソワ・トリュフォーが長編第1作「大人は判ってくれない」の主人公アントワーヌ・ドワネルのその後を、主演のジャン=ピエール・レオの成長に合わせて描いて行った“アントワーヌ・ドワネルの冒険”シリーズの第4作。製作はトリュフォーの会社レ・フィルム・デュ・キャロスで、トリュフォーのパートナーであるマルセル・ベルベールが製作を指揮し、また出演もしている。脚本はトリュフォーと、このシリーズの前作「夜霧の恋人たち」にも参加したクロード・ド・ジヴレイ。撮影の巨匠ネストール・アルメンドロス、美術ジャン・マンダルー、録音ルネ・ルヴェール、編集アニェス・ギユモーはいずれも前作「野性の少年」からのスタッフ。音楽は「夜霧の恋人たち」「暗くなるまでこの恋を」、ゴダールの「気狂いピエロ」のアントワーヌ・デュアメル。共演は「夜霧の恋人たち」でデビューし、ヒッチコックの「トパーズ」にも抜擢されたクロード・ジャドほか。
    • 野性の少年

      制作年: 1969
      野に育ち、文明の光栄に浴さなかった少年が、周囲の暖かい眼の中で、人間性にめざめてゆく。製作は「暗くなるまでこの恋を」のマルセル・ベルベール、監督はおなじく「暗くなるまでこの恋を」のフランソワ・トリュフォー。ジャン・イタール医師のレポートを基に、フランソワ・トリュフォーとジャン・グリュオーが脚本を執筆。撮影はネストール・アルメンドロス、音楽はビバルディのバロック調を使用し、アントワーヌ・デュアメルが監督している。出演は、数千人の少年の中から主人公に選ばれたジャン・ピエール・カルゴル、医師役を自から演じるフランソワ・トリュフォーのほかに、ポール・ビレ、ジャン・ダステ、フランソワ・セニエ、クロード・ミレ、アニー・ミレなど。万博日本国際映画祭出品作品。
    • モア

      制作年: 1969
      新しい世代の愛のかたちを斬新なタッチで描く。製作・監督はシャブロール、ゴダールの助監督を経たバーベット・シュローダーの第一作。脚本もシュローダーとポール・ジェゴフ、撮影はネストール・アルメンドロス、音楽はイギリスのロック・グループのザ・ピンク・フロイドがおのおの担当。出演は「暴走52マイル」のミムジー・ファーマー、新人クラウス・グリュンバーグ、その他ミシェル・シャンデルリ、ハインツ・エンゲルマン、ルイズ・ウィンクなど。
    • モード家の一夜

      制作年: 1968
      二人の女性に魅惑されるある男の生活を描く。製作総指揮はバーベット・シュローダー、ピエール・コトレル、製作はアルフレッド・ド・グラーフ、ピエール・グランベール、監督・脚本は「緑の光線」のエリック・ロメールで、『六つの教訓話』シリーズの第三作目にあたる。撮影はネストール・アルメンドロスが担当。音楽はモーツァルトの「バイオリンとピアノのためのソナタ」が使用されている。出演は「悲しみのヴァイオリン」のジャン・ルイ・トランティニャン、「マダムクロード」のフランソワーズ・ファビアン、「スワンの恋」のマリー・クリスティーヌ・バローほか。
    • コレクションする女

      制作年: 1966
      エリック・ロメール監督が手掛けた連作「六つの教訓物語」の第4話。「エリック・ロメール監督特集上映:ロメールと女たち」(角川シネマ有楽町:2016年5月21日~6月10日)にて上映。ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞。
    • パリところどころ

      制作年: 1965
      一九六五年当時のヌーヴェル・ヴァーグを代表する監督たち六人が、パリの街を題材に、そこに暮らす人々のさまざまな姿を描く全六話から成るオムニバス映画。製作は、当時若干二四歳の若手プロデューサーで、現在はハリウッドに進出して監督として活躍する「ルームメイト」のバーベット・シュローダー。第一話=「サンドニ街」は、監督・脚本をジャン・ダニエル・ポレ。撮影はアラン・ルヴァンが担当。出演はクロード・メルキ、ミシュリーヌ・ダクス。娼婦と気の弱い皿洗いの男の話。第二話=「北駅」は、シネマテーク・フランセーズ前館長で、シネマ・ヴェリテを代表する作家ジャン・ルーシュが監督・脚本。撮影はエティエンヌ・ベッケル。主演はナディーヌ・バローとバーベット・シュローダー、ジル・ケアン。パリ一〇区にある北駅の近くに住む夫婦の話。十五分のエピソードを三カットで描くという実験的なスタイルをとっている。第三話=「サン・ジェルマン=デ=プレ」は「カイエ・デュ・シネマ」誌の批評家であるジャン・ドゥーシェが監督・脚本。撮影は「ビリー・バスゲイト」のネストール・アルメンドロスが担当。出演はバーバラ・ウィルキンド、ジャン・フランソワ・シャペイ、ジャン・ピエール・アンドレアーニ。パリに留学したアメリカ人女子学生と、二人のフランス人の恋の駆け引きを描いている。第四話=「エトワール広場」は「冬物語」のエリック・ロメールが監督・脚本。撮影はアラン・ルヴァンとネストール・アルメンドロス。出演はジャン・ミシェル・ルジエール、マルセル・ガロン、ジャン・ドゥーシェ、小説家のフィッリップ・ソレルス。自分の規範に忠実に生きようとする男がふとした出来事から災難に遭い、悩み続ける姿をモーパッサン風に皮肉たっぷりに描く。第五話=「モンパルナスとルヴァロワ」は「ヌーヴェルヴァーグ」のジャン・リュック・ゴダールが脚本および組織化を担当し、映像をアメリカのダイレクト・シネマの第一人者リチャード・リーコックの作品の大半を撮影したアルバート・メイスルズが担当。出演は「冒険者たち」のジョアンナ・シムカス、フィリップ・イキリ、セルジュ・ダウリ。二人の男に封筒を取り違えて速達を出してしまった女性が、結局双方かふられてしまうまでを描く。第六話=「ラ・ミュエット」は「ボヴァリー夫人」のクロード・シャブロルが監督・脚本・出演を努めた。撮影はジャン・ラビエが担当。共演は当時ジャブロルの妻だったステファーヌ・オードラン、ジル・シュッソー、ディナ・サリル。パリの高級住宅地の一六地区に住むブルジョワ一家の悲劇を描く。なお、この作品は全編16ミリで撮影され、三五ミリにブローアップして公開された。
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