松坂桃李 マツザカトオリ

  • 出身地:神奈川県茅ヶ崎市
  • 生年月日:1988/10/17

略歴 / Brief history

神奈川県茅ヶ崎市の生まれ。“桃李”は本名で、中国の歴史家・司馬遷の『史記』に書かれた言葉から命名された。2008年、雑誌『FINEBOYS』の専属モデルオーディションでグランプリを獲得し、芸能活動を開始。翌09年、テレビ朝日『侍戦隊シンケンジャー』のシンケンレッド=志葉丈瑠役に抜擢され、主演デビューを飾る。近年の“スーパー戦隊シリーズ”の中では圧倒的な人気を獲得した同作は、計3本の劇場版も製作され、松坂はそのいずれにも同じ役で出演する。『シンケンジャー』終了後は、各局の連続ドラマに連投。フジテレビ『ジェネラル・ルージュの凱旋』10では野心家の2年目研修医、野島伸司脚本の同局『GOLD』10ではオリンピックの金メダリスト輩出を目指す家系で周囲からのプレッシャーに苦しむ長男の水泳選手、TBSの深夜ドラマ『クローンベイビー』10では、主人公につきまとう謎の男と、多彩な役どころを演じた。翌11年は、田中芳樹のベストセラーの舞台化『銀河英雄伝説/第一章・銀河帝国編』で幕を開け、初舞台ながらも座長をつとめて話題となる。続いて、テレビ朝日『アスコーマーチ・明日香工業高校物語』で演じた横山有人は、家計を助けるためにホストとなり、クラスで唯一の女子である武井咲演じるヒロインから想いを寄せられる役。少女漫画から抜け出たような王子様キャラが見事にハマった。同年の深作健太監督「僕たちは世界を変えることができない。」では、カンボジアに小学校を建てるボランティア活動に参加する今どきのイケメン大学生・本田を軽やかに演じて本領発揮。瀬々敬久監督「アントキノイノチ」11では、岡田将生演じる主人公が高校時代に精神を病むきっかけを作った同級生の、表と裏の顔を使い分ける狡猾さや自信と劣等感の狭間でもがくさまを繊細に表現し、回想シーンのみの登場ながらも深い印象を残す。人気携帯ゲームをモチーフにしたTBS『怪盗ロワイヤル』11では、知能派の怪盗・神村零役で主演。12年も、声優初挑戦のアニメーション「ドットハック/.hack//The Movie」と、阿部寛主演のTBSのヒットドラマ『新参者』の劇場版「麒麟の翼」の2作が公開予定で、さらにNHK連続テレビ小説『梅ちゃん先生』にヒロインの幼なじみ役で出演することも決まっている。

松坂桃李の関連作品 / Related Work

作品情報を見る

  • スオミの話をしよう

    制作年: 2024
    突然行方をくらませた大富豪の妻・スオミ。スオミの失踪を知り、夫が住む豪邸に集結したのは、彼女を愛した 5 人の男たち。しかし、彼らが語るスオミは、見た目も、性格も、まるで別人のようだった。一体、スオミの 正体とは?三谷幸喜の真骨頂とも言える、ミステリー・コメディ。
  • ゆとりですがなにか インターナショナル

    制作年: 2023
    日本テレビ系列で2016年4月期に放送されたドラマ『ゆとりですがなにか』の劇場版。“ゆとり世代”と名付けられた正和、山路、まりぶのゆとり3人組も30代半ばを迎え、人生の岐路に立たされていた。そんな彼らに、想像を超える新時代の波が押し寄せる。「1秒先の彼」の岡田将生、「耳をすませば」の松坂桃李、「さかなのこ」の柳楽優弥らドラマのキャスト陣に加え、「シャイロックの子供たち」の木南晴夏、「アキラとあきら」の上白石萌歌らが出演。監督は、「アイ・アム まきもと」の水田伸生。脚本は、「1秒先の彼」の宮藤官九郎。
  • しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦  とべとべ手巻き寿司

    制作年: 2023
    シリーズ初の3DCGとなるアニメ「クレヨンしんちゃん」劇場版。ある夜、宇宙から飛来した二つの光。白い光が命中したしんのすけに不思議なパワーが宿り、お尻に力を込めると物が宙に浮く。一方、黒い光を浴び、暗黒のエスパーとなった非理谷充は世界の破滅を企む。小林由美子、ならはしみき、森川智之、こおろぎさとみといったおなじみの声優陣に加え、「流浪の月」の松坂桃李、「鬼滅の刃」シリーズの鬼頭明里、お笑いコンビ『空気階段』の鈴木もぐらと水川かたまりが参加。「モテキ」「バクマン。」の大根仁が初のアニメーション監督を務める。
  • シン・仮面ライダー

    制作年: 2023
    1971年の放送開始から50周年を迎えた2021年、新たに劇場映画として製作が発表された「仮面ライダー」。『エヴァンゲリオン』シリーズ、「シン・ゴジラ」の庵野秀明が新たな解釈で監督・脚本を担う。原作・石ノ森章太郎、出演は、池松壮亮、浜辺美波、柄本佑、森山未來、西野七瀬、手塚とおる、塚本晋也、松尾スズキほか。
  • ラーゲリより愛を込めて

    制作年: 2022
    辺見じゅんのノンフィクション『収容所から来た遺書』を二宮和也主演で映画化。第二次世界大戦終結後、シベリアの強制収容所(=ラーゲリ)に抑留され、死と隣り合わせの日々を過ごしながらも、生きることを諦めず、仲間たちを励まし続けた山本幡男の半生を描く。共演は「大河への道」の北川景子、「流浪の月」の松坂桃李、「桜のような僕の恋人」の中島健人。監督は「とんび」の瀬々敬久。
  • 耳をすませば(2022)

    制作年: 2022
    柊あおいが『りぼん』(集英社)で連載し、スタジオジブリがアニメ映画化した青春恋愛漫画『耳をすませば』を実写映画化。読書が大好きな女の子・月島雫が、夢に向かって生きる男の子・天沢聖司に想いを寄せる中学生時代の物語に、完全オリジナルの10年後の物語を加えて描く。大人になって児童書の編集者となった月島雫を清野菜名が、チェロ奏者として活動する天沢聖司を松坂桃李がW主演で演じる。中学生時代の二人には安原琉那、中川翼。監督は平川雄一朗、主題歌は杏がカバーする名曲「翼をください」。雫が働く出版社の部長に音尾琢真、先輩役に松本まりか、後輩役に中田圭祐、雫が担当する作家・園村役に田中圭。また、雫の両親を小林隆、森口瑤子、さらに聖司の祖父であり地球屋の店主でもあるおじいさんを近藤正臣が演じている。