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- ジェームズ・キャグニー
略歴 / Brief history
アメリカ・ニューヨーク市生まれ。デパート勤務やウェイターなどを経て芸人となり、全米各地を巡業。やがてロンドンで舞台“Sinner’s Holiday”の主役を務め、30年にワーナーと契約し、その映画版で映画デビューを果たす。31年「民衆の敵」を皮切りに「汚れた顔の天使」(38)「彼奴(きゃつ)は顔役だ!」(39)「白熱」(49)など、ギャング・スターとして君臨。一方では西部劇やコメディなどにも果敢に挑戦し、芸人時代の特技を活かしたミュージカル「ヤンキー・ドゥードウル・ダンディ」(42)ではアカデミー賞主演男優賞を受賞。60年代に引退したが、81年「ラグタイム」に特別出演し、銀幕復帰を果たした。
ジェームズ・キャグニーの関連作品 / Related Work
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ラグタイム
制作年: 1981今世紀初頭のアメリカを背景に、さまざまな人種の人々が織りなす人生模様を描く。製作はディノ・デ・ラウレンティス。エグゼクティヴ・プロデューサーはマイケル・ハウスマン、バーナード・ウィリアムス、監督は「ヘアー」のミロシュ・フォアマン。E」L」ドクトロウの同名小説(早川書房)に基づき、「ヘアー」のマイケル・ウェラーが脚本を執筆、同じく「ヘアー」のミロスラフ・オンドリチェクが撮影を担当している。音楽はランディ・ニューマンが、ラグタイムのメロディをとり入れて作曲している。出演はエリザベス・マクガヴアン、ジェームズ・オルスン、ハワード・E・ロリンズ、ブラッド・ダリフ、メアリー・スティーンバージェン、ジェームズ・キャグニーなど。トッドAOで撮影。日本版字幕は清水俊ニ。テクニカラー、シネスコサイズ。1981年作品。 -
ワンツースリー ラブ・ハント作戦
制作年: 1961東西に分裂して世界の不安な注目を浴びているベルリンを舞台に、「アパートの鍵貸します」のビリー・ワイルダーが、戦前にベルリンで観たフェレンツ・モルナールの一幕劇から得たヒントを基に、「昼下りの情事」以来のI・A・L・ダイアモンドと共同で脚本を執筆。撮影は「ウエスト・サイド物語」のダニエル・L・ファップ。音楽はアンドレ・プレヴィンが、ソ連の作曲家ハチャトリアンの「剣の舞」等を借用して作曲している。出演者は「ミスタア・ロバーツ」のジェームズ・キャグニー、「荒野の七人」「ファニー」のホルスト・ブッフホルツ、パメラ・ティフィン、アーリン・フランシスなど。 -
山本元帥対ハルゼイ堤督 太平洋紅に染まる時
制作年: 1960ハルゼイ堤督を、その好敵手、山本五十六大将と共に描く戦争映画。バーン・レイ・ジュニアとフランク・D・ギルロイの脚本を「湖中の女」などのロバート・モンゴメリーが監督した(製作も担当)。撮影はジョー・マクドナルド。音楽はロジャー・ワグナー。出演はジェームズ・キャグニー、(これがその映画入り30周年記念作品)、デニス・ウィーバーのほか、後藤武一ら。日本語解説・秋山雪雄。 -
千の顔を持つ男
制作年: 1957無声映画時代に活躍した怪奇映画スター、ロン・チェニーの伝記映画。ラルフ・ウィールライトの小説を原作に「西部の三人兄弟」のR・ライト・キャンベルと「緑の火・エメラルド」のアイヴァン・ゴッフ、ベン・ロバーツの3人が共同脚色、「イスタンブール(1956)」のジョセフ・ペヴニーが監督した。撮影監督は「野望に燃える男」のラッセル・メティ、音楽は「間奏曲」のフランク・スキナーが作曲、「東京特ダネ部隊」のジョセフ・ガーシェンソンが監督した。主演は「悪人への貢物」のジェームズ・キャグニー、「白人部隊撃滅」のドロシー・マローン、「太陽に向って走れ」のジェーン・グリア、「四角いジャングル」のジム・バッカスなどが助演する。