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- ユナ・デ・ペレティ
ユナ・デ・ペレティの関連作品 / Related Work
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それでも私は生きていく
制作年: 2022父の看病と新しい恋の始まりという正反対の状況に直面したシングルマザーの、悲しみと喜びがないまぜになる心情を繊細に描き出し、前を向いて生きることをそっと後押しするヒューマンドラマ。「未来よ こんにちは」の監督ミア・ハンセン=ラブが、自信の父の病を気遣うなかで脚本を書いた自伝的作品。フランス映画界のトップ女優レア・セドゥが主人公のサンドラに扮し、母親、娘、恋人の立場に戸惑いながらも力強く生きる女性を好演した。父親役にはエリック・ロメール監督作品の常連俳優、パスカル・グレゴリー。主人公の恋人役に「わたしはロランス」のメルヴィル・プポー。35ミリフィルムで撮影された陽光や草木の緑が淡く温かみのある色彩でロメール作品を思わせる。 -
母へ捧げる僕たちのアリア
制作年: 20212021年カンヌ映画祭<ある視点部門>に正式出品された、フランスのヨアン・マンカ監督による初長編。南仏の古い公営団地で、兄3人と暮らす14歳のヌール。彼の日課は、毎夕、昏睡状態の母の部屋の前にスピーカーを置き、母が大好きなオペラを聴かせることだった。出演は、オーディションで本作の主役を射止めたマエル・ルーアン=ベランドゥ、「女の一生」のジュディット・シュムラ、「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」のダリ・ベンサーラ。 -
ジュリアン(2017)
制作年: 2017第74回ベネチア国際映画祭にて最優秀監督賞(銀獅子賞)を受賞したドラマ。ブレッソン夫妻は離婚し、11歳になる息子の親権内容を争っている。元夫に子供を近づけたくない母ミリアムだったが、裁判所は夫アントワーヌに息子への面会の権利を与える。彼は面会の度に息子ジュリアンから母の居場所を聞き出そうとするが、ミリアムは電話に出ず、住所さえ伝えない。母親を守るためジュリアンは必死に嘘をつくがアントワーヌに嘘を見破られてしまい、彼が家に乗り込んでくる。ジュリアンは母親を守ることができるだろうか……。