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Mの呪縛
制作年: 2008原作の団鬼六氏は、言わずと知れたSM官能文学界の巨匠。映画化された作品も数多く、近年も杉本彩主演「花と蛇」などを筆頭に、「紅薔薇婦人」「鬼の花宴」などの名作も次々と誕生し、絶大な支持を受け続けている。この作品は、師の短編小説『妖女』をベースに、映像化にあたってはサスペンス性にホラーテイストを加味、ビジュアル的にもより楽しめる作品となっている。本作品で映画デビューを飾る主演の成田愛は、レースクイーン、グラビアアイドル、TVバラエティなどを経て大抜擢された超大型新人女優である。バスト90の抜群のプロモーションを惜しげもなく披露し、初めてのヌード、ベッドシーン、緊縛シーンにも果敢にチャンレジ。持ち前の度胸の良さも加わって見事に熱く演じきった。その艶やかな表情や立ち振る舞いは往年のSMの女王・谷ナオミを彷彿とさせる逸材である。監督には骨太の演出で定評のある新里猛を起用、斬新な感性で鬼六ワールドを見事に映像化、圧倒的な迫力で緊縛シーンも撮り上げることに成功した。