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「てから始まるもの」の検索結果
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キネマ旬報2月増刊ベスト・テン発表号の P48 役所広司さんインタビューの記事に誤りがありました。 これまで主演男優賞の最多受賞は3回の3人、 とありますが、正しくは、真田広之さんが4回受賞 (1988年、1993年、1995年、2002年)されています。 ※役所さんの4回受賞は、真田さんに続く最多記録となります。 役所広司様、真田広之様、および関係者の皆様、 そして読者の皆様に深くお詫び申し上げます。 (キネマ旬報編集部)
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長江の“最初の一滴”を目指しながら、中国の今に出会う旅「劇場版 再会長江」
2024年2月6日中国で1000万人以上のフォロワーを持つインフルエンサーの竹内亮監督が、長江の源流を目指す6300キロの旅を通して中国の今を見つめていくドキュメンタリー「劇場版 再会長江」が、4月12日(金)より角川シネマ有楽町ほかで全国順次公開。本ビジュアルと予告編が到着した。 NHKの番組で長江を訪れた竹内亮には、一つの後悔があった。それはチベット高原にある《長江源流の最初の一滴》をカメラに収められなかったこと。それから10年後の2021年、日本から南京市に移住して“長江沿いの民”となっていた竹内は、今度こそ源流を撮るべく長江を遡る旅に出発。その中で友人たちと再会し、中国の変化を目の当たりにしていく──。 ナレーションは中国好きのタレント・小島瑠璃子が担当。映画は第28回中国ドキュメンタリー長編映画ベストテンに選ばれ、第12回中国ドキュメンタリー・アカデミー賞にノミネートされた。中国映画としては初めて日本先行公開となる注目作だ。 https://www.youtube.com/watch?v=GGEx_zZ-PLo 〈コメント〉 監督:竹内亮 「中国は何だかよく分からないけど、不気味で怖い国」 飛行機で2時間の隣国なのに、街中で中国人観光客を見かけるのに、実際の中国について、日本人はほぼ何も知りません。大手メディアで流れる現代中国は、どれも「批判ありき」で描かれており、中国に住む私からすると、リアルではありません。「キングダム」や「三国志」など、日本人は中国物語が大好きなはずなのに…。《再会長江》は、政治的な文脈は一才無く、主に私と長江沿いに住む友人達との友情を描き、ミクロな視点からよりリアルな中国を浮かび上がらせようという作品です。この映画を見終わった後、皆さんの中国に対する見方が変わる、という自信があります。それは別に特別な事をしたわけではなく、批判でも称賛でもないフラットな視点で中国を描く人が、日本にはあまりにも少ないからです。私は別に、「日中友好」を唱えるつもりはありません、あくまで「隣にこんな面白い国あるよ」と言いたいだけです。さあ皆さん、私と一緒に悠久の大河・長江を旅して、この巨大で不思議で面白い国、中国の今を見つめてみましょう! ナレーション:小島瑠璃子 外から傍観するのではなく人の内側から寄り添うような竹内さんの目。その目をお借りして、長江沿いに暮らす人々の暮らしを近い距離感で垣間見ることが出来ます。特に印象に残っているのはシャングリラというチベット族自治区に暮らすツームーという少女。10年という月日は彼女をどう変えたのか、挑戦する勇気を貰えました。 「劇場版 再会長江」 監督:竹内亮 ナレーション:小島瑠璃子 プロデューサー:趙萍、張楠 助監督:王可可 撮影:徐亮 編集:蘇焕 宣伝:大﨑かれん、本谷智子 製作:ワノユメ 配給:KADOKAWA ©2024『劇場版 再会長江』/ワノユメ -
世界中で人気のホラーゲームをブラムハウス・プロダクションズが映画化。廃墟と化したレストランで夜間警備員として働き始めた青年が、予期せぬ恐怖に直面するさまを描いた「ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ」が、2月9日(金)より全国公開される。キャスト&スタッフが作品を語る特別映像が到着した。 https://www.youtube.com/watch?v=DZemksQPGD4 「店に入ると何かがおかしい」と説明する主演ジョシュ・ハッチャーソン。襲い掛かるのは、シルクハットに蝶ネクタイがトレードマークのフレディ、ギターを奏でる青いうさぎのボニー、コンビで仲良しのチカ&Mr.カップケーキ、骨格剥き出しボディが特徴のフォクシーといった機械仕掛けのマスコットだ。 ジム・ヘンソン・クリーチャーショップがアニマトロニクスを手掛けた彼らの怖さ&可愛さとともに、“究極の娯楽ホラー”(エマ・タミ監督談)を楽しみたい。 Story 弟の失踪にいまだ苦悩するマイクは、妹を養うため夜間警備の仕事を始める。勤務地の〈フレディ・ファズベアーズ・ピザ〉は、機械仕掛けのマスコットたちが人気を呼んだレストランだったが、80年代にそこで子どもたちが謎の失踪を遂げ、現在は廃墟と化していた。 モニターを監視するだけの簡単な仕事のはずだったが、ほどなくマイクは説明のつかない出来事に遭遇し……。 「ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ」 製作:ジェイソン・ブラム、スコット・カーソン 監督:エマ・タミ 脚本:スコット・カーソン、セス・カデバック、エマ・タミ 原案:ゲーム「Five Nights at Freddy’s」シリーズ/スコット・カーソン 出演:ジョシュ・ハッチャーソン、エリザベス・レイル、パイパー・ルビオ、キャット・コナー・スターリング、メアリー・スチュアート・マスターソン、マシュー・リラード 配給:東宝東和 © 2023 Universal Studios. All Rights Reserved. 公式サイト:https://fnaf-movie.jp/
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印象派とポスト印象派の架け橋とされ、前衛的なナビ派の代表格であり、日本美術にも強く影響されたフランス人画家のピエール・ボナール(1867-1947)。そのミューズで生涯の伴侶となるマルト。二人の型破りな愛に彩られた創造的人生を描き、第76回カンヌ国際映画祭カンヌ・プルミエールに出品された「画家ボナール ピエールとマルト」が、今秋よりシネスイッチ銀座ほかで全国公開される。場面写真が到着した。 ピエール・ボナールが出会ったのは、貴族を自称するマルト。ほどなく彼女は、単なるミューズを超えた存在となる。二人は常識破りの愛の形を営みながら、生涯をかけて芸術的成果を生み出していく──。 ピエールを演じるのは、「女っ気なし」などギヨーム・ブラック作品で名を上げたヴァンサン・マケーニュ。マルト役は「ヒア アフター」「少年と自転車」「幻滅」などのセシル・ドゥ・フランス。監督は「セラフィーヌの庭」「5月の花嫁学校」のマルタン・プロヴォ。 映画は一般公開に先駆け、3月の〈横浜フランス映画祭 2024〉で上映される。美しい映像で紡がれる二人の物語に注目したい。 「画家ボナール ピエールとマルト」 監督:マルタン・プロヴォ 出演: セシル・ドゥ・フランス、ヴァンサン・マケーニュ、ステイシー・マーティン、アヌーク・グランベール、アンドレ・マルコン 2023年/フランス/フランス語/123分/1:1.85/5.1ch/原題:BONNARD, Pierre et Marthe/日本語字幕:松岡葉子 配給:オンリー・ハーツ 後援:在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ ©2023-Les Films du Kiosque-France 3 Cinéma-Umedia-Volapuk
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謎多き《飯塚事件》をめぐり、真実と正義が交錯。「正義の行方」
2024年2月5日1992年に福岡県飯塚市で2人の女児が殺害された《飯塚事件》に切り込み、令和4年度文化庁芸術祭・テレビドキュメンタリー部門大賞を受賞したBS1スペシャル『正義の行方〜飯塚事件 30年後の迷宮〜』(初回放送:2022年4月23日)が、「正義の行方」として映画化。4月27日(土)よりユーロスペースほかで全国順次公開される。メインビジュアルと特報予告編、各者コメントが到着した。 DNA鑑定などにより《飯塚事件》の犯人とされた久間三千年。2008年に死刑が執行されるが、冤罪を訴える再審請求が提起され、事件の余波は今なお続く。 本作では、弁護士、警察官、新聞記者という立場を異にする当事者たちが語る《真実》と《正義》を突き合わせ、事件を多面的に描きながら、この国の司法の姿を浮き彫りにしていく。 圧巻は、事件当初からの自社報道に疑問を持ち、検証を進める西日本新聞社のジャーナリストたち。その姿勢は、マスメディアが信頼を損ない、新聞やテレビなどの“オールドメディア”が翳りを見せる今日にあって、確かな希望となる。 ある記者は言う。「司法は信頼できる、任しておけば大丈夫だと思ってきたけど、そうではないと。このことこそ社会に知らせるべきだし、我々の使命だと思っています」 《飯塚事件》とは何だったのか? 観る者は自ら思考することを促され、深く暗い迷宮の中で、人が人を裁くことの重さと向き合うことになる。 https://www.youtube.com/watch?v=mlLKQ26ZZzc 森達也(映画監督/作家)推薦コメント 観ているあいだ、自分は今、とんでもない作品を観ているとの意識が、ずっと身体の内奥で駆動し続けていた。 ここ数年、いや間違いなくもっと長いスパンにおいて、これほどに完成度が高く、そして強く問題を提起するドキュメンタリーは他にない。 木寺一孝監督メッセージ 異例の早さで死刑執行された人物は真犯人だったのか。いったい何が真実で、何が正義なのか…。この作品がこだわったのは、弁護士・元警察官・新聞記者という事件の当事者それぞれが信じる〈真実〉と〈正義〉です。立場の異なる人たちの考えを多角的に構成し、三者がぶつかり合う様子をありのままに提示したいと考えました。是非、自分の眼で“真実”とは何かを探ってみてください。 東野真プロデューサーメッセージ テレビ版をご覧いただいた方から「あの番組の登場人物、俳優が演じているわけじゃないですよね?」と聞かれることがある。もちろん冗談まじりだ。職業が顔を作るという言い方があるが、警察官、弁護士、新聞記者それぞれみな「いかにも」と思わせる風貌と語り口なのだ。彼らが自らのキャリアを賭けて語るそれぞれの「正義」にぜひ耳を傾けていただきたい。気がつくと飯塚事件のこと、そしてこの国の司法のことが頭から離れなくなるはずだ。 「正義の行方」 監督:木寺一孝 制作統括:東野真 撮影:澤中淳 音声:卜部忠 照明:柳守彦 音響効果:細見浩三 編集:渡辺政男 制作協力:北條誠人(ユーロスペース) プロデューサー:岩下宏之 特別協力:西日本新聞社 協力:NHKエンタープライズ テレビ版制作・著作:NHK 制作:ビジュアルオフィス・善 製作・配給:東風 2024年/158分/DCP/日本 ©NHK 公式サイト:https://seiginoyukue.com/