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“すごい俳優たちと仕事をした”。復讐ノワール「リボルバー」メイキング映像公開
2025年2月22日「無頼漢 渇いた罪」(2015)のオ・スンウク監督と主演チョン・ドヨンが再タッグを組み、すべてを奪われた主人公の復讐を描いたノワール・ミステリー「リボルバー」が、2月28日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開される。メイキング映像が到着した。 https://www.youtube.com/watch?v=lbyDzpeLmmo 「すごい俳優たちと仕事をしました」(オ・スンウク監督)、「ある意味爆発的で、感情を抑えた中、各キャラのジレンマの衝突から生まれるケミストリーが魅力的」(イム・ジヨン)、「このような姿や感情で演技したのは初めて」(チョン・ドヨン)、「アンディというキャラが面白いと思ったし、より面白く演じられそうな気がした」(チ・チャンウク)などのコメントを交え、熱のこもった撮影現場を映し出していく──。登場するのは悪人ばかりで、敵と味方の区別も不明。実力派俳優たちの演技バトルとともに、強烈な物語を見届けたい。 Story 夢見ていたマンションへの入居が迫る中、恋人の裏金問題に巻き込まれた警察官スヨン。謎の男アンディが持ちかけた「罪を被ってくれるなら大きな補償をする」という取引きに応じ、刑務所に入る。そして2年後の出所日、刑務所の前で待っていたのは見知らぬ女ユンソンだった。嵌められたと知ったスヨンは、失った金も家も取り戻すべくアンディを探し、さらに背後の巨大勢力に立ち向かうが……。 © 2024 PLUS M ENTERTAINMENT, SANAI PICTURES AND STORY ROOFTOP ALL RIGHTS RESERVED. 配給:ツイン ▶︎ 名優チョン・ドヨン主演。すべてを失った元警察官の復讐ノワール「リボルバー」 ▶︎ 出所した元刑事の前に現れたのは…? 復讐ノワール「リボルバー」冒頭シーン公開 -
浅野忠信が伝説の写真家・深瀬昌久を演じる「レイブンズ」、愛猫サスケの映像&写真公開
2025年2月22日主演に浅野忠信、共演に瀧内公美を迎え、伝説の写真家・深瀬昌久の波瀾万丈な人生を実話とフィクションを織り交ぜて描いた「レイブンズ」が、3月28日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館、ユーロスペースほか全国で公開される。2月22日=〈猫の日〉に合わせ、浅野演じる深瀬と愛猫サスケがやりとりするシーンの映像2点、ならびに実際に深瀬が撮ったサスケの写真が解禁された。 https://www.youtube.com/watch?v=TRphm8yVn_s https://www.youtube.com/watch?v=RhZh1AyVKpI 「深瀬は『私は猫目の高さで腹這いになってこの一年余り実によく写真を撮っていたので、なんだか猫になってしまった。私はみめうるわしい可愛い猫ではなく、猫の瞳に私を写しながら、その愛しさを撮りたかった』と言っていたくらい、無類の猫好きでした。生涯にわたって様々な猫を飼いました。その中でもサスケが有名です。洋子さんと別々の道を歩むと決めた翌年、深瀬はどうにも猫が飼いたくなり、知人の紹介で仔猫を譲り受けます。自宅まで連れて帰ると物怖じせずピョンピョンと飛び回ったことから、忍者・猿飛佐助のサスケを命名。どこへ行くにも連れ回り、写真に撮り収めました。そんなサスケも次第に寝てばかりに。そこで再び仔猫に譲りつけ、モモエと名づけました。」 ──トモ・コスガ(深瀬昌久アーカイブス創設者兼ディレクター) 写真に憑かれ、撮ることでしか愛せなかった深瀬。その繊細でワイルドな生きざまに注目したい。 [caption id="attachment_47051" align="aligncenter" width="850"] 深瀬昌久「無題」(シリーズ『サスケ』より)1977-78年 © 深瀬昌久アーカイブス[/caption] [caption id="attachment_47052" align="aligncenter" width="850"] 深瀬昌久「無題」(シリーズ『サスケ』より)1977-78年 © 深瀬昌久アーカイブス[/caption] ©Vestapol, Ark Entertainment, Minded Factory, Katsize Films, The Y House Films 配給:アークエンタテインメント ▶︎ 写真家・深瀬昌久の芸術と愛の軌跡を、浅野忠信×瀧内公美で映画化「レイブンズ」 -
2019年の初演以来、何度も再演されてきた鈴木おさむ原作の朗読劇を、FANTASTICSの八木勇征、井上祐貴、櫻井海音、IMP.の椿泰我主演で実写映画化した作品が、2月21日に公開された。18歳を迎えて、人生で一回だけ魔法を使えることになった4人の青年が、人生の岐路に立ちながら、何に魔法を使うのかの選択をしていく青春ファンタジーだ。その作品の魅力を深堀りしてみよう。 村に伝わる、18歳になった男子が知る秘密とは? 舞台は美しい自然に囲まれた小さな田舎の村。ここで育ったアキト(八木勇征)、ハルヒ(井上祐貴)、ナツキ(櫻井海音)、ユキオ(椿泰我)の4人は18歳を迎えて、村の重鎮・テツ爺(笹野高史)から呼び出され、村の秘密を聞かされる。それは「18歳になった村の男たちは、20歳になるまでの間に人生で一度だけ魔法が使える」というもので、ただ一つ「命にかかわることに魔法を使ってはいけない」というルールがあった。最初は信じられない4人だったが、それぞれが人生の岐路に立ち、次第に魔法と真剣に向き合う時が訪れる。 それぞれが事情を抱えながら、魔法の使い方を見つけていく 最初は自分の欲望を満たすことや、苦手な食べ物や昆虫をなくすことに魔法を使おうと言い出す4人だったが、かつて同じ道を通り抜けてきた父親たちから「魔法で誰かを幸せにできるといいね」、「何に使ってもいいが後悔するなよ」といったアドバイスを受けて、1回のチャンスをどう使うか真剣に考え始める。物語は小学校の時から親友である4人の友情が中心で、魔法も彼らの関係性と密接に絡んだものになっていく。 一方で4人は魔法でも使って、何とかしたい状況を抱えている。アキトは音楽大学への受験を希望して、その難関を突破するのに不安を覚えている。ハルヒは生まれつき心臓の病気を患っていて、いつ病状が悪化するかわからない。ナツキはクラブチームに入っても通用するほどサッカーの才能があったが、造園業をしている父親が病に倒れ、サッカー選手の道をあきらめた。そしてユキオは建設会社を営む父が、かつて村の自然を破壊するダム工事に加担した過去があり、そのことで周囲から批判にさらされている。誰もが自分の今の状況を変えたいと願っているが、そのために魔法を使っていいのか苦悩する。アキトは自力で音大に合格して見せるといい、「魔法でずるをするのはよくない」とみんなに言う。またハルヒは小学1年生の時、それまで友達がいなかった病弱な自分にアキトが声をかけてくれ、その後4人そろって桜の花びら舞い散る公園で鬼ごっこをしたときに、僕はみんなに魔法をかけてもらったんだという。ハルヒにとっては、自分だけでは叶えられない幸福を、誰かが味合わせてくれることこそが魔法なのだ。そんなハルヒの魔法に対するイメージが、4人の中に自然と芽生えていく展開が心地よい。 主演の4人が、キャラが持つ心情を見事に表現して好演! 挫折を覚えながらもピアニストの道を目指すアキト役の八木をはじめ、病気を抱えているからこそ、常に友人のためを思うハルヒの優しさを絶妙のバランスで表現した井上、友情ばかりを優先するみんなに、もっと自分の欲望に正直でもいいんじゃないかと問いかけるナツキ役の櫻井、そして彼らを結び付けるペースメーカー的な役割を果たすユキオの椿と、4人の演技のアンサンブルが見事。物語は彼らが魔法を使えるタイムリミットである、20歳までの2年間を描いているが、4人の人生のうねりを、これが劇場映画初監督の木村真人が感情豊かに描き出している。 また作品で目を引くのが、主人公4人と父親との関係性だ。彼らは病気のハルヒを除いて、母親がいない。ここではかつて魔法を使ったことがある父親たちが、彼らの人生を見守るキーパーソンになる。自分もプロのピアニストを目指しながら、夢に破れたアキトの父に田辺誠一、悔いのない人生の日々を送ってほしいと願うハルヒの父に高橋洋、ダム建設に絡んだ自分の行動が息子を苦しめていることに悩むユキオの父にカンニング竹山、そして病で自分の体が利かなくなったことで、息子の夢を奪ったことがやりきれないナツキの父に阿部亮平。それぞれ人生で苦みを味わってきた父親たちの、ちょっとした言葉が息子たちを前へ進ませる助けになるのだ。その父と息子に特化した親子関係が、観る者の胸を打つホームドラマにもなっている。 原作者・鈴木おさむが込めた、日常の幸せへのメッセージ! 原作者の鈴木おさむは、2024年3月末日をもって放送作家業と脚本家業からの引退を宣言したが、彼が辞める前にどうしても映像として作っておきたかったのがこの映画。そのため彼は引退直前に、自ら脚本を書き上げたとか。最近のCMで彼は、新型コロナウイルスに2度感染し、その間子供たちと触れ合えなかった経験を経て、当たり前の日常に感謝するようになったと語っている。この映画では、友と過ごせる小さな幸せのありがたさを、4人の強い友情の結びつきによって映し出している。人が人の心がつながることによって生まれる感動。その素晴らしさを、多くの方に感じていただきたい。 文=金澤誠 制作=キネマ旬報社 https://www.youtube.com/watch?v=Im9NcD_unrA&t=6s 「僕らは人生で一回だけ魔法が使える」 2月21日(金)より TOHOシネマズ日比谷ほか 全国公開 2025年/日本/110分 監督:木村真人 原作・脚本:鈴木おさむ 主題歌:「春舞う空に願うのは」 FANTASTICS from EXILE TRIBE エンディングテーマ:「魔法みたいな日々」 FANTASTICS from EXILE TRIBE 出演:八木勇征、井上祐貴、櫻井海音、椿泰我( IMP.)、カンニング竹山、阿部亮平、髙橋洋、馬渕英里何、平野宏周、工藤美桜、笹野高史、田辺誠一 配給:ポニーキャニオン ©2025 映画「僕らは人生で一回だけ魔法が使える」製作委員会 公式HP:https://waraumushi.jp/
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さまざまな子が学ぶ全寮制高校を捉えた「風たちの学校」、予告編と著名人コメント公開
2025年2月21日愛知県奥三河の豊かな自然に囲まれた、全寮制の黄柳野(つげの)高校。ここでは不登校経験者などさまざまな子を受け入れている。最後の学園祭をクラス全員で成功させたいみのき君は、血の繋がらない父の家業を継ぐか世界を旅する夢を追うかで悩んでいる。音楽が大好きなことみさんは、時に落ち込みながらも、ちょっとずつ思いを歌にしていく。そうして3年間の学校生活は終わりに近づくのだった──。 自身も不登校を経験して黄柳野高校で学び、大阪芸術大学ではドキュメンタリー作家の原一男に学んだ田中健太監督が、生徒たちの姿を捉えたドキュメンタリー「風たちの学校」が、3月15日(土)より新宿K’s cinemaほか全国で順次公開される。著名人のコメントと予告編が到着した。 〈コメント〉 学校に行くことが当然の社会で不登校をすることは、容姿・能力など自分の一部ではなく、自分という人間が至らない、ダメな存在に感じられる自己否定を経験し得ることだ。優しい教職員が温かく接してくれる場でも、自己否定の容赦ない葛藤はやってくる。主役の表現的な二人は、手を差し伸べる人たちとの信頼を支えに前に進もうとしている。そのかけがえのない時間がここに閉じ込められている。 ──朝倉景樹(社会学者/雫穿大学代表) これは何も特別な人たちに起こりうる出来事ではない。ままならない体と心が、少しずつフィットしてくる。自らの人生に少しずつ向き合えるようになってくる。そんな思春期を生きる若者の、まっすぐでむき出しの姿に僕は終始心が揺さぶられた。 それにしてもカメラに切り取られた三者面談の場面が、これほどスリリングで面白いとは! ミット打ちの乾いた音、ギターや笛の音色、透き通った歌声──。さまざまな音響とともに、あの、生きづらい、痛々しく美しい青春の一コマが、画面いっぱいに絶えず蠢く。 ──北村匡平(映画研究者/批評家) ボクは今80歳だ この年齢には自分でも驚いている 老人の日々を送りながら 今でも高校の頃を良く思い出す ごく普通の高校なのだが あの3年間で 自分が生きていく方向が分かったような気がしたのだ あの3年間がなければ 今とは全く違う80歳になっていた筈だ まあ、それも面白い話なのだが とても面白い映画でした ──久米宏(フリーアナウンサー) どんな道を歩もうとも味方でいてくれる人がいたこと。気にかけ合う人がいたこと。自分を認められる自分がいたこと。 そういう経験をした人は、ずっと先までその経験に支えられて歩んでいけるのだと信じられる。人生の中にあった一瞬を忘れないでいられる。カメラに残された真剣な眼差しがそう思わせてくれた。 撮る側も撮られる側も、とても勇気のいる撮影だったと思う。この映画が学校の外へ、社会へ届けられたことに深く心動かされました。 ──小森はるか(映像作家) 人間を本当の意味で育てるのは、傷ついた心に深く共苦出来る人や友と、一緒に生きる場を持つことだ、ということがよく分かる、現代教育の再生への道を示した作品だ。学校は生活の場だが、生活とは生命が活性化するということだ。 ──汐見稔幸(教育・保育評論家/東京大学名誉教授/白梅学園大学名誉学長) 田中自身が過去に不登校経験があるがゆえに、同じような境遇、家庭環境の中で育っている少年少女たちに向けての眼差しが限りなく優しい。優しい眼差しだけが、この国の歪な社会の中で成長していくしかなく、荒んでしまいがちな若者たちの頑なな魂を溶かしてくれる魔法であることを示して、観る者の気持ちを優しくしてくれる作品である。 ──原一男(映画監督) 映画を観るわたしたちにとっても、これは一本の学校である。 ──細馬宏通(早稲田大学教授) https://www.youtube.com/watcTp8 「風たちの学校」 監督・撮影・編集:田中健太 編集・アソシエイトプロデューサー:秦岳志 整音:川上拓也 カラリスト:星子駿光 題字:moji.福猫 空撮:髙畑颯人 共同プロデューサー:賀村航大 出演:黄柳野高等学校 在校生 スタッフ 保護者 卒業生の皆様 制作・配給:合同会社ななし 2023/日本/77分/カラー/DCP/アメリカンビスタ/5.1ch ©︎合同会社ななし 公式サイト:http://kazetachi-gakko.com/ -
「グレイテスト・ショーマン」のマイケル・グレイシー監督が、イギリスが誇るポップスター、ロビー・ウィリアムスの波乱の軌跡を描いたミュージカル・エンタテインメント「BETTER MAN/ベター・マン」が、3月28日(金)より全国で公開される。撮影のために借り切ったリージェント・ストリートで、ロビーが『Rock DJ』を歌いながら縦横無尽にパフォーマンスするシーンの映像が公開された。 https://www.youtube.com/watch?v=q1o3lFqPk-o グレイシー監督は「リージェント・ストリートを封鎖して、500人の観客に踊ってもらったのは、私の人生でも最高の瞬間でした。夜中の3時にもかかわらず、みんなの喜びがはっきりと伝わってきましたし、それをカメラで捉えることができたと信じています。テイクの合間にも、笑い声が広がり、エネルギーが伝わり、これは非常に特別なことだと感じたのです。参加した全員がそれを感じたはずです」と振り返る。 ロビーのテイク・ザット所属時代の一幕として描かれる本シーンだが、実際には『Rock DJ』はロビーがグループ脱退後にソロ名義で発表した楽曲だ。それについて監督は「この曲では自分をロックスターだと空想するロブの頭の中を映し出すのがポイントでした。『Rock DJ』は、歌詞の面でもこの瞬間に完璧にマッチしていたのです」と時制をずらした理由を説明。ロビーは「振り付けを見ていたら、まるでこのために書かれた曲のように感じました。最初に『Rock DJ』を書いたときはサビだけで、歌詞もついていないし、何をどう伝えれば良いかも決めていませんでした。今ではそれが僕自身や他の多くの人たちにとって意味のある言葉になりましたが、当時は単なる寄せ集めでした。しかしこれが映画となると、完全に意味のある言葉になるのです。僕の歌という感じがまったくしなくて、本作のためだけに書かれた曲のように感じましたね」と語っている。 第97回アカデミー賞視覚効果賞にノミネートされ、第14回オーストラリア・アカデミー賞9部門授賞。音楽面では第82回ゴールデングローブ賞最優秀主題歌賞にノミネートされ、サウンドトラックがUKアルバムチャートで1位に。大胆かつ心揺さぶる映画世界を楽しみたい。 ©2024 PARAMOUNT PICTURES. All rights reserved. 配給:東和ピクチャーズ ▶︎ 「グレイテスト・ショーマン」の監督がロビー・ウィリアムスの軌跡を映画化「BETTER MAN/ベター・マン」