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原作・辻村深月×主演・桜田ひより。中高生が天体観測で繋がる「この夏の星を見る」
2025年3月13日コロナ禍の2020年。部活動を制限された茨城、東京、長崎五島の中高生が、リモート会議で繋がりながら天体観測競技〈スターキャッチコンテスト〉を始める。その活動は全国に広がり、奇跡を起こす──。直木賞作家・辻村深月の同名青春小説を、主演に桜田ひよりを迎えて映画化した「この夏の星を見る」が、7月4日(金)より全国公開される。 監督は山元環(『夫婦が壊れるとき』『沼オトコと沼落ちオンナのmidnight call~寝不足の原因は自分にある。~』『痛ぶる恋の、ようなもの』)、脚本は森野マッシュ(『沼オトコと沼落ちオンナのmidnight call〜寝不足の原因は自分にある。~』『君となら恋をしてみても』『VRおじさんの初恋』)が担当。若手タッグで中高生の心模様を描き出す。音楽は「ルックバック」のharuka nakamuraが手掛ける。 〈コメント〉 辻村深月(原作) 物語の舞台は2020年、コロナ禍の一年目です。天文部を描いたきっかけは、誰にとっても非日常だったあの日々の中で野外の部活動ならばできるのではないかという単純な思いからでした。けれど、宇宙に目を向けたから見えたこと、著者の私が主人公たちを通じて見せてもらった景色がたくさんあります。志を同じくし、彼らに共感してくださったスタッフ・キャストの皆さんが映画の中で広げてくださった世界もまさにそのひとつです。 皆さんにも、彼らが「この夏」に見た星の輝きを一緒に見届けていただけたら、とても光栄に思います。 桜田ひより(主演) 原作者の辻村さんの作品は以前から読ませていただいていたので、出演が決まった時に、まさか自分が辻村さんの世界観に入れるなんて…という嬉しさが込み上がりました。学生時代のなんでもないことで笑い合えたり、一緒に熱くなれる瞬間を同世代の俳優の方々と大切に演じていこうと思いました。 撮影は実際に原作に登場する高校を使わせていただいたので、感謝の気持ちでいっぱいです。 山元監督は歳がものすごく離れているわけではなかったので、感性や笑いのポイントなどが近いなと感じられる部分も多く、共感し合いながら撮影を進めることができました。共演者のみなさんも本当に素敵な演技をされる方ばかりだったので、たくさん刺激をいただきました。 映画がどのような仕上がりになっているか私自身とても楽しみです。 山元環(監督) ▼コロナ禍を演出する上での挑戦 表現においても色々な挑戦をしましたが、特に“マスクで表情が隠れてしまう制限を恐れないで描く”ことが挑戦でした。マスクは表情の60%以上を隠し、どうしても人の情報量を減らしてしまいます。マスクを外さないということを徹底した結果、マスクは透明になり、更にマスクを外すことでシーンの鮮度はまた変わります。 この映画は、感情がマスクを飛び越えて、普通では味わえない楽しみがある映画に仕上がっています。 ▼初の劇場長編映画を手掛けてみて 登場人物の数/コロナ禍/マスク/星/望遠鏡など、脚本段階から制作まで一筋縄ではいかない題材の映画でしたが、とにかく想像して、模索して、原作同様に真っ直ぐ熱く届くように作りました。商業映画初監督ですが、映画の力を信じて作れたことに喜びを感じています。『この夏の星を見る』の映画の温度が、少しでも観た人の心の栄養になれば嬉しいです。 ▼辻村先生とのエピソード この物語は若者に向けられた辻村先生からのエールです。この物語を監督するにあたり、若手である僕の起用を「若い人達にこそ作ってほしい」と言ってくださり、自分を信じて映画を作ろうと思えました。この映画を作った僕自身が、エールをもらい、勇気をもらえたような気がします。 ▼主演桜田さんや若いネクストブレイクキャストさんの印象 主演の桜田ひよりさんは、マスクなんて悠々と飛び越え、逆に表情が印象的で際立っていて、声もとても良かった。ひよりさんの声で表現される言葉に体重を感じて、モニター前で嬉しくなったのを覚えています。 他にも鮮度のある実力派の若手から個性のある俳優の方々まで、観ていただけたら分かる魅力のあるキャラクター達に仕上がっています。コロナ禍で切望した繋がりのある世界を存分に躍動していただきました。 森野マッシュ(脚本) 原作小説の中で繊細かつリアルに語られる、マスクをつけた学生たちの心の内を映像的に表現するという挑戦はとても難しいものでした。それでも、コロナ禍であっても自分にできることを見つけて眩しく輝いている登場人物たちへの憧れが原動力となり、初の映画脚本を書き切ることができました。若手である私たちの代表作になるようにと、常に脚本に寄り添い、やわらかく見守ってくださった辻村先生に、心から感謝をお伝えしたいです。楽しんでいただけますように! 「この夏の星を見る」 原作:辻村深月「この夏の星を見る」(KADOKAWA) 出演:桜田ひより 監督:山元環 脚本:森野マッシュ 音楽:haruka nakamura 配給:東映 ©2025「この夏の星を見る」製作委員会 公式サイト:https://www.konohoshi-movie.jp/ -
30代だった坂本龍一の活動を捉えながら、1980年代の東京の風景を映し出したドキュメンタリー「Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto」(1985)が、4Kレストア版で2026年に全国公開される。フライヤー画像が到着した。 フランスのテレビ作品として、INA(フランス国立視聴覚研究所)が制作した本作。坂本がソロアルバム『音楽図鑑』に着手した時期にあたる1984年5月、東京でわずか1週間で撮影した。レコーディング風景をはじめ、坂本が自身の生い立ちや価値観、音楽哲学、現代文化を語るインタビュー、「ラストエンペラー」(1988)の劇伴制作に取り組む姿などを捉えていく。さらに、坂本が音楽と準主演を担った「戦場のメリークリスマス」(1983)、ならびにYMOの解散コンサートやプロモーションビデオからの映像も引用。加えて新宿アルタ、渋谷のスクランブル交差点なども映し出され、「坂本の目と、彼のポートレートを通して見た東京の音」(エリザベス・レナード監督)というべき作品に仕上がっている。 レナード監督はニューヨーク生まれのマルチメディア・アーティストで、ジェリー・ルイスやシャンタル・アケルマンのポートレート撮影、アンディ・ウォーホルやポール・シュレイダー監督「三島由紀夫の四季」(1985)の現場でのスチール撮影などを行なっていた。1983年にカンヌ国際映画祭で「戦場のメリークリスマス」のプレミア上映に参加したことが、「Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto」を制作するきっかけになったという。 完成した映画はロッテルダム、ロカルノ、サンパウロといった国際映画祭に出品され、日本では第1回東京国際映画祭でのみ上映。2001年に発売されたソフトは入手困難で、幻の作品となっていたが、倉庫に眠っていた16mmフィルムをもとに今回のデジタル化が実現した。今年1月17日に行われた3作特別上映会〈坂本龍一|Birthday Premium Night 2025〉では、本作チケットはわずか2時間で完売。その熱を引き継ぐかたちで2026年通常公開を迎える。 「Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto」4Kレストア版 監督:エリザベス・レナード 出演:坂本龍一、矢野顕子、細野晴臣、高橋幸宏 撮影:ジャック・パメール 編集:鈴木マキコ 音楽:坂本龍一 録音:ジャン・クロード・ブリッソン 製作:ミュリエル・ローズ 制作会社:INA、KAB Amercia Inc.、KAB Inc. 1985年/62分/フランス、日本/日本語、フランス語、英語 配給:エイベックス・フィルムレーベルズ ©Elizabeth Lennard 公式サイト:https://tokyomelody.com
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linenews
2025年3月13日 -
刑務所で生まれた感動の友情実話「シンシン/SING SING」本予告解禁
2025年3月13日NYに実在する最重警備のセキュリティを誇る“シンシン刑務所”で行われている収監者更生プログラムの舞台演劇に取り組む中で育まれていく、友情と再生を描いた感動の実話「シンシン/SING SING」が、4月11日(金)よりTOHOシネマズシャンテ他にて全国順次公開となる。その本予告が解禁となった。 ニューヨークに実在する最高警備レベルの刑務所【シンシン刑務所】に、無実の罪で収監された主人公ディヴァインG(コールマン・ドミンゴ)。暗い日々を送る彼の唯一の心の救いは、更生プログラムの舞台演劇に打ち込むこと。演劇を通して現状を打破しようとするディヴァインGの前に現れたのは、刑務所一の問題児ディヴァイン・アイ(クラレンス・マクリン)。演劇に取り組むことで次第に変わっていくディヴァイン・アイに、ある日仮釈放の通知が届く。一方、再審請求が棄却され、希望を失い自暴自棄になるディヴァインG。それぞれに待つ運命の行方、そしてふたりの間に芽生える友情と絆がもたらす奇跡とは──。 https://youtu.be/x_dz3CsB0Vo 主演は、『ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男』に続き本作で2度目のアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたコールマン・ドミンゴ。主要キャストの85%以上が実際にシンシン刑務所の元収監者であり、演劇プログラムの卒業生及び関係者たちで構成されるユニーク且つ挑戦的なプロジェクトだ。 1995 年に日本公開された「ショーシャンクの空に」から30 年、海外レビューでは『ついに「ショークシャンクの空に」に並ぶ刑務所の友情ドラマが誕生した』(The times)、『シェイクスピアとショーシャンクが出逢った傑作』(ワシントンポスト)、『「ショーシャンクの空に」のように力強い物語であり、将来の名作となる要素をすべて備えている。』(COLLIDER)などと評されており、刑務所ヒューマンドラマの新たなる傑作再来を期待させる。 「シンシン/SING SING」 監督:グレッグ・クウェダー 出演:コールマン・ドミンゴ、クラレンス・マクリン、ショーン・サン・ホセ、ポール・レイシー 原題:SING SING /2023 年/アメリカ/カラー/ビスタ/5.1ch/107 分/字幕翻訳:風間綾平/G 配給:ギャガ © 2023 DIVINE FILM, LLC. All rights reserved. ▶演劇で更生する収監者たち。コールマン・ドミンゴ主演「SING SING」(原題) -
世紀末の10代の少女たちを取り巻く理不尽な境遇と、それにも関わらず愛することの喜びと美しさを対比させ描くパク・スヨン×イ・ユミ主演の「私たちは天国には行けないけど、愛することはできる」が、3月14日(金)より、シネマート新宿ほか全国公開となる。その本編映像が解禁となった。 階級差別や性差別が色濃く残る1999年を舞台に、高校のテコンドー部に所属するジュヨンと少年院の学生イェジの出会いから物語は始まる。演出のハン・ジェイ監督がたまたま読んだ本の一節から着想を得たという、悲観と楽観が混在する本作。 解禁された本編映像は、女子高生のジュヨン(パク・スヨン)とイェジ(イ・ユミ)が世界の終末について話すにつれて、最後を迎えるにあたり二人きりで落ち合う場所を決めることに。決めた場所に会いに行くよ、と言うジュヨンの顔をどこか嬉しそうに、目に焼き付けるかのように見つめ返すイェジに対し、真剣な眼差しで答えるジュヨン。そのうち、イェジをくすぐりじゃれ合う二人はバランスを崩してしまい、床に倒れこむが…。パク・スヨンとイ・ユミ主演2人による瑞々しく繊細な演技がよりドラマチックで美しい物語へと昇華させている。 https://youtu.be/wadd3swMaXM Story 1999年、ノストラダムスの予言した地球終末論があちこちで聞かれた不安の時代。高校のテコンドー部に所属するジュヨンが先輩たちから暴行を受けているところ、少年院帰りのイェジに助けられる。偶然か必然か、ジュヨンとイェジは、ジュヨンの母親が担当する少年院の家庭体験プロジェクトをきっかけに一緒に暮らすことに。友達との旅行先で、ジュヨンとイェジは心に芽生えた何とも言えない感情に気づく。夢のような時間は過ぎ再び戻ってきた現実は、お互いを好きだというだけで2人を引き離そうとする。しかし2人は愛を確信し、最後まで自分たちの選択に責任を取ろうと、大切な存在を守ろうとするが……。 「私たちは天国には行けないけど、愛することはできる」 監督:ハン・ジェイ 出演:パク・スヨン、イ・ユミ、シン・ギファン、キム・ヒョンモク 2024年/韓国/112分/ビスタ/DCP5.1ch/字幕翻訳:石井絹香/原題:우리는 천국에 갈 순 없지만 사랑은 할 수 있겠지/英題:NO HEAVEN, BUT LOVE/映倫【PG12】区分 配給:クロックワークス ©2024 SW Content, All Rights Reserved. ▶パク・スヨン×イ・ユミが贈る「私たちは天国には行けないけど、愛することはできる」ハン・ジェイ監督のコメント到着