もから始まるものでの検索結果

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  •   Amazon創業者のジェフ・ベゾス、Google創業者のラリー・ペイジとセルゲイ・ブリン、シンガーソングライターのテイラー・スウィフト、棋士の藤井聡太などが受けたことでも知られるモンテッソーリ教育。その創始者であるマリア・モンテッソーリにフォーカスし、彼女がメソッドを確立して1907年に〈子どもの家〉を開設するまでの苦悩の7年間を描いた「マリア・モンテッソーリ 愛と創造のメソッド」が、3月28日(金)よりシネスイッチ銀座、シネ・リーブル池袋、アップリンク吉祥寺ほか全国で順次公開される。ポスタービジュアルが到着した。     20世紀初頭のローマ。マリア・モンテッソーリはフランスの有名なクルチザンヌ(高級娼婦)であるリリ・ダレンジと出会う。娘のティナの学習障がいが明るみに出そうになったリリは、名声を守るためにパリを逃れたのだった。マリアの築いた画期的な教育法を通し、リリは娘の強い意志と才能を知っていく。そして、男性中心社会でもがきながら野望を実現させようとするマリアに手を貸すが……。 監督はパリ、ウィーン、ベルリンで政治学を学んだのち、主にドキュメンタリーを手掛けてきたレア・トドロフ。マリア・モンテッソーリを演じるのは、「息子の部屋」「輝ける青春」「フォルトゥナータ」「泣いたり笑ったり」のジャスミン・トリンカ。リリ役は「虚空の鎮魂歌(レクイエム)」「シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢」「パーフェクト・ナニー」のレイラ・ベクティが務める。ティナ役に抜擢されたのは、これがデビュー作となるラファエル・ソンヌヴィル=キャビー。心の自律を信じ、新たな時代を切り開いた女性の物語に注目したい。     「マリア・モンテッソーリ 愛と創造のメソッド」 監督・脚本:レア・トドロフ 脚本:カトリーヌ・バイエ 出演:ジャスミン・トリンカ、レイラ・ベクティ、ラファエル・ソンヌヴィル=キャビー、ラファエレ・エスポジト、ピエトロ・ラグーザ、アガト・ボニゼール、セバスティアン・プドゥル、ラウラ・ボレッリ、ナンシー・ヒューストン 2023年/フランス・イタリア/イタリア語・フランス語/99分/1:1.85/5.1ch 字幕:杉本あり 原題:Maria Montessori(La Nouvelle Femme) 配給:オンリー・ハーツ 協力:国際モンテッソーリ協会(AMI) 後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ、イタリア大使館/イタリア文化会館 © Geko Films – Tempesta - 2023
  •   過酷な学校生活に直面した少女の葛藤を描き、第74回カンヌ国際映画祭〈国際批評家連盟賞〉受賞、ならびに第94回アカデミー賞国際長編映画賞ショートリスト選出(ベルギー代表)を果たした新鋭ローラ・ワンデル監督の長編デビュー作「Playground/校庭」が、3月7日(金)より新宿シネマカリテ、シネスイッチ銀座ほか全国で公開される。ティザービジュアル2種と特報映像が到着した。       小学校に入った7歳のノラ。人見知りで友だちはおらず、校内に居場所がない。やがて同じクラスの二人の女子と仲良くなるが、3つ年上の兄アベルが大柄なガキ大将にいじめられる現場を目の当たりにし、ショックを受ける。優しい兄が大好きなノラは助けたいと願うが、なぜか「誰にも言うな」「そばに来るな」と命じるアベル。その後もいじめは続き、やられっぱなしのアベルの気持ちが理解できないノラは、やり場のない寂しさと苦しみを募らせる。そして唯一の理解者だった担任の先生が学校を去り、友だちにのけ者にされて再びひとりぼっちになったノラは、ある日の校庭で衝撃の光景を目にするのだった……。   https://www.youtube.com/watch?v=40GlOAl7Iko   「この作品の目的は、いじめの原因を追及することではない。誰かを非難することでもない」と語るワンデル監督。全編を通してカメラ位置を低く、被写界深度を浅くして、子どもの視線を創造した。シャープな作風の源泉は、ベルギーの先達であるダルデンヌ兄弟をはじめ、アッバス・キアロスタミ、ブリュノ・デュモン、ミハエル・ハネケ、シャンタル・アケルマンの作品だとも明かしている。なお次回作「L'intérêt d'Adam」は、ダルデンヌ兄弟が製作を担う。 ノラを演じるのは、キャスティングのセッションに参加した約100人より見出されたマヤ・ヴァンダービーク。パパ役は「あさがくるまえに」「またヴィンセントは襲われる」のカリム・ルクルー、担任教師役は「神様メール」「ハッピーエンド」のローラ・ファーリンデンが務める。濃密でサスペンスフルな世界に没入必至だ。   「Playground/校庭」 監督・脚本:ローラ・ワンデル 出演:マヤ・ヴァンダービーク、ガンター・デュレ、カリム・ルクルー、ローラ・ファーリンデン 2021年/ベルギー/フランス語/72分/ビスタ/5.1ch 原題:Un Monde 英題:Playground 日本語字幕:岩辺いずみ 提供:ニューセレクト 配給:アルバトロス・フィルム 後援:駐日ベルギー大使館 映倫区分:G ©2021 Dragons Films/ Lunanime 公式サイト:playground-movie.com
  • たまたま視線が合った相手が突如、殺意をともなう暴力を仕掛けてくる。それも次々と。理由はわからない。自分の態度のせいか、あるいは新種のウイルス感染か──。 平和な日常が突然崩壊した平凡なサラリーマンの不条理な恐怖を描いたフランス発のスリラー映画「またヴィンセントは襲われる」。斬新な設定と細やかな演出で、第76回カンヌ国際映画祭の批評家週間に選出され話題となり、フランスで最も権威ある映画賞のセザール賞新人作品賞にも選出。日本でも劇場公開時に話題になった本作が、12月11日よりレンタル開始となる。あなたの身の上にも起きるかもしれない身近な恐怖を体感してみてはいかがだろうか。   目線が合っただけで、相手が殺しにかかってくる衝撃 グラフィックデザイナーのヴィンセントは会社でミーティング中にインターンの若者に軽口をたたく。その直後、若者は彼をパソコンでめった打ちにし、怪我を負わせる。 その時はキレやすい若者の暴発と思っていたヴィンセントだが、その傷も癒えぬうち、彼は再び会社で同僚に突然、腕を刺され血まみれになる。トラブルを重視した会社は彼にリモートワークを命じた。 しかし他人から理由もなく襲撃される出来事は会社内だけでなく、彼の身の回りで次々と起こった。しかも子供にまで本気で殴りかかられる事件も。子供への反撃で近隣住民とトラブルになったため実家の田舎に引き籠ろうとするヴィンセントだったが、給油に立ち寄ったガソリンスタンドや、親しく話しかける昔馴染みの隣人と話していても、また攻撃は繰り返された。   やがて彼は‟視線の合った”相手が攻撃してくるという法則に気づく。そして同じ恐怖を経験している人間と知り合い、SNSを通して対策を話しあった。そんなある夜、彼は食料調達で訪れたハンバーガーショップで、女性店員と目が合っても攻撃してこないことに気づく。その女性・マルゴーがいれば、生きていけるかもしれない──。わずかな希望を見出したヴィンセントだったが、同時にフランス全土に凶暴化した人間が他人を襲撃する事件が拡大していることも知る。 序盤は突然の暴力にさらされる不条理劇、中盤はそれが拡大してゆくパンデミック・ホラー、そして終盤はサバイバルのロードムービーへと展開が変わってゆく。マルゴーと二人の逃避行は切なく絶望的だが、微かな未来の希望を感じさせる。ラストシーンの切なさにはきっと胸打たれるだろう。 誰の日常にも起きうる不条理だからリアルで恐ろしい こうしたストーリーを読めばこの作品は世界中で数多く作られたゾンビ映画の一変種と考える人もいるはずだ。だが、世界の変異を俯瞰的に見せるゾンビ映画と本作は微妙に構成が違っている。凶暴化する相手は視線さえ合わせなければごく平凡な隣人や行きずりの人間で、暴力行使は一時的な症状だから、やがて彼らは穏健な人間に戻る。だから襲われた相手に反撃したヴィンセントはその後、強烈な罪悪感に襲われる。ホラーとしてグロテスクを強調し災厄を拡大させるのではなく、日常レベルの恐怖と惨事からの脱出をミニマムな視点で描いているのが新しく、リアルなのだ。 ここで描かれる突然の暴力は、路上トラブルやカスハラ、SNS炎上のメタファーといっていいだろう。現代人はある日突然、日常が一変するような言葉の暴力や騒動に引き込まれる可能性に怯えながら生きている。その潜在的なストレスを「またヴィンセントは襲われる」は可視化させている。だから観客は映画の中の不条理に共感し、恐怖を身近に感じるのだ。   監督のステファン・カスタンは1973年生まれ、スタンリー・キューブリックを思わせる個性的な風貌で、映画界のキャリアを俳優から始めた。しかし彼はもともと演出家志望で、2011年から短編映画を4本完成させている。「ヴィンセントはまた襲われる」は彼の初の長編映画で、カンヌ映画祭で淀みない展開と引き締まった演出が高く評価され、その後ヨーロッパ各地の映画祭にも出品された。カスタン監督は本作についてジョージ・A・ロメロやジョン・カーペンター、クエンティン・タランティーノらの影響を否定しない。しかし海外メディアのインタビューで「暴力を楽しいものにしたくはなかった、汚いものとして描きたかった」と、ホラーマニアが期待する世界観に否定的な主張もしている。彼は本作を人間ドラマとして描きたかったのだ。 また事件の原因が説明されないことや余韻を残すエンディングについて「私にとって映画はメッセージを持たないことが重要だ」とも語っている。「ヴィンセントはまた襲われる」は合理的に解釈しきれない違和感がいつまでも観客の心の中にとどまり続ける。そこにこの映画の深みがある。ぜひ体感してほしい。 文=藤木TDC 制作=キネマ旬報社   https://www.youtube.com/watch?v=Dthy03wV8e0   「またヴィンセントは襲われる」 ●12月11日(水)レンタルリリース ●2023年/フランス・ベルギー/本編108分 ●監督・脚本:ステファン・カスタン ●出演:カリム・レクルー、ヴィマラ・ポンス、フランソワ・シャトー、カロリン・ローズ・サン、ジャン=レミ・シェイズ、ユリス・ジュヌヴレ、エマニュエル・ヴェリテ ●発売・販売元:プルーク © 2023 - Capricci Production - Bobi Lux - GapBusters - ARTE France Cinéma - Auvergne-Rhône-Alpes Cinema - RTBF
  •   人を凶暴化させるウイルスが蔓延したロンドンでサバイバルが展開する「28日後...」(2002)、復興が始まった街を再びウイルスが襲う「28週後...」(2007)に続くシリーズ新作として、さらなる脅威に満ちた世界を描いた「28年後...」が、2025年に全国公開。海外版ポスターと予告編が解禁された。     第1作「28日後...」のダニー・ボイル監督と脚本家アレックス・ガーランドが再登板。キャストに「クレイヴン・ザ・ハンター」のアーロン・テイラー=ジョンソン、実力派レイフ・ファインズ、「ザ・バイクライダーズ」のジョディ・カマーを迎え、「28日後...」に主演したキリアン・マーフィーがエグゼクティブ・プロデューサーを務めている。感染拡大から28年後、新たなる悪夢から目が離せない。   https://www.youtube.com/watch?v=_dfS6bNcwHs   「28年後...」 監督・プロデューサー:ダニー・ボイル 脚本・プロデューサー:アレックス・ガーランド エグゼクティブ・プロデューサー:キリアン・マーフィー 出演:アーロン・テイラー=ジョンソン、レイフ・ファインズ、ジョディ・カマー、アルフィー・ウィリアムズ 原題:28 Years Later 配給・宣伝:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント 公式サイト:https://www.28years-later.jp/
  •   50歳となり、容姿の衰えによる仕事の減少に直面した元トップ女優のエリザベス。若返るための再生医療に手を出すが──。「REVENGE リベンジ」のコラリー・ファルジャ監督が、キャストにデミ・ムーアとマーガレット・クアリーを迎えて放つ衝撃作「The Substance」(原題)が、5月16日(金)より公開される。     第77回カンヌ国際映画祭で脚本賞、第49回トロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門で観客賞を受賞。第82回ゴールデングローブ賞では作品賞〔ミュージカル、コメディ部門〕、主演女優賞(デミ・ムーア)、助演女優賞(マーガレット・クアリー)、監督賞、脚本賞の5部門にノミネートされた。 美に執着するエリザベスを怪演したデミ・ムーア、彼女と対峙するスーを演じたマーガレット・クアリー、ともに見逃せない。     「The Substance」(原題) 監督・脚本:コラリー・ファルジャ 出演:デミ・ムーア、マーガレット・クアリー、デニス・クエイド アメリカ/142分/R-15 配給:ギャガ ©The Match Factory