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教師が導く《食べない》健康法。その先に待つのは幸福か、破滅か──。「リトル・ジョー」(2019)のジェシカ・ハウスナー監督がミア・ワシコウスカ主演で描き、第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された「クラブゼロ」が、12月6日(金)より新宿武蔵野館ほか全国で公開。本ビジュアルが到着した。 名門校に赴任した栄養学の教師ノヴァク(ミア・ワシコウスカ)は、“意識的な食事”(conscious eating)を生徒たちに教える。それは「少食は健康的であり、社会の束縛から自分を解放できる」との考えに基づく食事法だ。 生徒たちはのめり込み、事態はエスカレート。保護者らが異変に気づいた時には手遅れで、生徒たちは謎めいた〈クラブゼロ〉に参加することに。そうして行き着く究極の健康法、ならびにノヴァクの目的とは──? 「全盛期のキューブリックを彷彿させる冷静な眼差し」(THE FILM VERDICT)、「毒々しいユーモアを放つ作品」(FRANCE INTER)などと評された本作。劇場公開に先駆けて〈オーストリア映画週間2024 -Our Very Eye 揺るぎなき視線〉(6月29日より開催)でも上映され、監督が登壇予定となっている。異様なるイニシエーション・スリラーに注目したい。 「クラブゼロ」 出演:ミア・ワシコウスカ 脚本・監督:ジェシカ・ハウスナー 撮影:マルティン・ゲシュラハト 2023年/オーストリア・イギリス・ドイツ・フランス・デンマーク・カタール/5.1ch/アメリカンビスタ/英語/110分/原題:CLUB ZERO/字幕翻訳:髙橋彩/配給:クロックワークス © COOP99, CLUB ZERO LTD., ESSENTIAL FILMS, PARISIENNE DE PRODUCTION, PALOMA PRODUCTIONS, BRITISH BROADCASTING CORPORATION, ARTE FRANCE CINÉMA 2023 公式サイト:klockworx-v.com/clubzero/
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表現者:武田鉄矢 インタビュー「負けと折り合うことから人生を知る」
2024年6月5日[caption id="attachment_38693" align="aligncenter" width="1024"] 撮影:島田香 ヘアメイク&スタイリスト:川岸みさこ[/caption] 武田鉄矢が原作・脚本・主演、さらに第2作からは監督も兼ねた人気シリーズ『プロゴルファー織部金次郎』全5作(1993~98年)が6月にBS松竹東急で一挙に放送されている。このシリーズは17年間1勝もしていないプロゴルファーの織部金次郎が、下町の仲間の応援を受けて、トーナメントで奮闘する姿を描いた人情コメディ。映画の企画は、武田鉄矢自身が考えたものだ。 「この頃バブル経済がはじけて、人生で負ける人が増えたんです。直感的に思ったんですよ。織部というほとんど勝てないプロゴルファーが、どうやって負けと折り合っていくのか。負けの意味を人生の中から掴みだすことで、自分のエネルギーにしていくという、その負け方。そんな人を自分からは最も遠いゴルフという競技の中で演じたら、時代の空気と折り合うのではないかと思ったんです」 シリーズ第1作には、発想の原点になった映画とエピソードがある。 「最後に死んだかつての大リーガーたちが現れるファンタジー『フィールド・オブ・ドリームス』(1989年)。あの作品が持っているスピリチュアルな要素が、ゴルフに一枚絡んでくる幽霊物語が作れないかと。そこで思ったのが、中島常幸プロに聞いた話なんですが、中島さんが北海道のトーナメントで闘ったときに、お母様が危篤か、あるいは亡くなった後の一番初めの試合だったんです。だから試合をしても集中力がないんだけれど、そんなときに限ってスコアがいい。それで17番ホールに行ったら、横にお母様がおられたと。幻覚だと思って見ないようにして、そのホールはバーディーを取って、最終ホール。グリーンに行ったら、そこにもお母様がいて、その姿を見ないよう努力して幻覚に背を向けてパッティングしたと。これは霊が見えたのかわかりませんが、スポーツ選手はゾーンに入ったときに不思議な体験をすると言いますよね。そういうものは映画で描けるんじゃないかと思いました。ですから第1作では、大滝秀治さん演じるお世話になったゴルフ好きなやくざの組長が、霊になって織部の試合を応援に来ているという描き方になったんです」 監督業は、自分には難しかった 第2作から監督もやってみて、自分が撮影に参加する姿勢が変わったという。 「自分が俳優さんの側にいるのと、キャメラの横で監督として俳優さんの芝居を見るのとでは、ものすごく世界が違うんです。それは精神的にきつかったですね。またいいセリフを思いついたら、主演の自分が言えばいいものを、周りの俳優さんに配っていました。監督をやると、自分よりも周りの俳優さんのいいセリフに酔うところがあるんです。それで俺はあの俳優さんをうまく使ったという気になる。でもそれだと主役が立たなくなっていく。難しかったですよ。だから海と川という、水圧が違う世界を自在に泳ぐシャケみたいなことは自分にはできないと痛感しました。ただこのシリーズが終わってからは、監督さんに食って掛からなくなりました。『この人も、辛いんだろうな』と思うようになってね(笑)」 武田監督はゴルフという競技を通して、どんなドラマを描きたかったのだろうか。 「ゴルフは、かなり運が混じり込んでいるスポーツだと思うんです。その運とどう折り合うかということが言いたかったんだと思いますね。織部という勝てないプロゴルファーが、最後は運に身を任せる。その任せ方というのが、私たちの人生の中で実は一番大事なのではなかろうかと。これは芸能人とも似ていますね。技術はあっても何かきっかけがないと、その才能を発揮する場所を得られない芸能人がいっぱいいますから。その運をどうやって捕まえるのか。あるいは、運とどう付き合うのか。そのことをプロゴルファーというポジションから考えてみたかったんです」 海援隊が50年続いた理由は? また6月には、武田鉄矢と中牟田俊男、千葉和臣の3人によるフォークグループ・海援隊の、『海援隊50周年コンサート~故郷離れて 50年~』の模様も放送される。 「50周年を過ぎてから、あまりケンカもせずに楽しくやっております。よくここまで持ったなと思うんです。福岡時代には同時期にTULIPがいて、井上陽水がいて、すぐ下に甲斐バンドがいてとライバルがひしめき合っていて、いつ消えてもおかしくないグループでしたから。この間千葉が、『生き残れたのは、武田さんの芝居ッ気のおかげじゃないか。音楽では全部負けていたけれど、武田さんの歌にはお芝居があって、個性では誰にも負けていなかった』と言っていました。そうかもしれませんね。『母の捧げるバラード』なんて、独り芝居しながら歌っていましたから」 これからは普遍的なものを届ける表現者になりたい その芝居の才能を活かして、1970年代後半からは歌と俳優の両面で活躍をしてきた。 「やはり表現する面白さというのが、歌とお芝居に共通してあるんです。その二つで表現することは、自分の中で大事なことだった気がしますね。落語家の立川談志さんが芸術を定義しているんですが、落語とは『人間の愚かさを笑う』。歌謡は『人間の愚かさに泣く』、そして映画は『人間の愚かさに気付いて、その愚かさを克服したいと願う』芸術であると。だとすると私にとっては、自分の愚かさをどう歌にするのか。自分の愚かさをどう演じるのか。その二つでやっと愚かさに気付き、明日は少し賢くなろうって、手掛かりが生まれるんじゃないかという想いでずっとやってきた気がします。この年になりますとね、これからどう生きて何を表現すればいいのかを考えるんです。フランスの哲学者で作家のシモーヌ・ド・ボーヴオワールが『人間は60歳までは私という個人で生きていける。そこから先は個人で生きるのは不可能だ。では何者として生きるか。そこからは人類として生きていく』ということを言っていますが、その言葉が結構身に応える年齢になりました。私もこれからは、人間の普遍みたいなものに近づけるような歌や物語を、紡いでいけたらと思っているんです」 表現者として武田鉄矢は、齢を重ねて新たな境地へ入ってきたようである。その更なる活躍に期待したい。 取材・文=金澤誠 制作=キネマ旬報社 BS松竹東急(BS260ch)/全国無料放送のBSチャンネル ※よる8銀座シネマは『一番身近な映画館』、土曜ゴールデンシアターは『魂をゆさぶる映画』をコンセプトにノーカット、完全無料で年間300本以上の映画を放送。 2024年 6/5(水)20:00~ 「プロゴルファー織部金次郎2 パーでいいんだ」 監督:武田鉄矢 出演:武田鉄矢、財前直見、阿部寛ほか 6/6(木)20:00~ 「プロゴルファー織部金次郎3 飛べバーディー」 監督:武田鉄矢 出演:武田鉄矢、財前直見、阿部寛ほか 6/9(日)19:00~ 「海援隊50周年コンサート ~故郷離れて 50年~」 ※海援隊デビュー50周年、半世紀を記念するメモリアルコンサート。「母に捧げるバラード」「贈る言葉」「思えば遠くへ来たもんだ」ほか、大ヒット曲から最新曲まで50年の集大成を網羅します。(2023年4月1日 日本橋三井ホールにて開催) 6/10(月)20:00~ 「プロゴルファー織部金次郎4 シャンク シャンク シャンク」 監督:武田鉄矢 出演:武田鉄矢、財前直見、阿部寛ほか 6/11(火)20:00~ 「プロゴルファー織部金次郎5 愛しのロストボール」 監督:武田鉄矢 出演:武田鉄矢、財前直見、阿部寛ほか 放送の詳細はこちらから -
もしも人間の姿をそっくりにコピーできる宇宙人が、日常生活で出会う人々の中に紛れ込んで暮らしているとしたら……。そんなSFやホラーにもなりそうな設定で、“見えない偏見や差別”を描いた異色のヒューマンミステリー「隣人X‐疑惑の彼女‐」。SF的設定ながらも、あくまで描くのは等身大の人間ドラマで、ラブロマンスを絡めつつ人間の闇を焙り出す深いテーマに迫った良質な社会派エンタメとなっている。6月5日にBlu-rayとDVDがリリースされる本作の魅力とBlu-ray特別版に収録される特典映像についてご紹介したい。 パリ在住の日本人作家の小説現代長編新人賞受賞作を映画化 原作は、パリ在住の作家・パリュスあや子が、第14回小説現代長編新人賞を受賞した『隣人X』。山口文子名義で、歌集『その言葉は減価償却されました』を発表し、映画「ずぶ濡れて犬ころ」(19)などの脚本も担当している作者が、フランスに移住して感じた経験を踏まえて初めて執筆した小説だった。なお、『漫画ゴラクスペシャル』で連載中の同名のサイコスリラー漫画は、全くの別作品となる。 物語の舞台は、紛争のために故郷の惑星を追われた“惑星難民X”が地球に逃れてきている現代世界。Xは、地球の人間に危害を加えることはなく、人間の姿をそっくりコピーすることができる。各国がその対処に苦慮する中、いち早く受け入れを発表したアメリカに追随するように、日本も“惑星難民受け入れ法案”を可決。世界的にXの受け入れが認められつつあったが、既に日常に紛れ込んだXがどこで暮らしているのか、Xは誰なのか、彼らの目的は何なのか、その実態はまだわからないことが多かった。社会には言葉にならない不安や動揺が広がり、誰もが隣にいるかもしれないXを見つけ出そうと躍起になっていた。 そんな中、週刊誌の契約記者の笹憲太郎(林遣都)は、X疑惑のかかった柏木良子(上野樹里)の追跡を始める。笹は、スクープのために自身の正体を隠しながら徐々に良子へ近づいていく。二人は少しずつ距離を縮め、やがて笹の中に本当の恋心が芽生えるが、良子がXかもしれないという疑いを拭いきれない。果たして良子はXなのか。笹は、良子への想いと本音を打ち明けられない罪悪感に苦しむが、記者としての大きな実績がない彼はこのスクープをものにできなければ契約を切られる恐れもあり、現在の生活にも困窮していた。追い詰められた笹が最後に見つけた真実とは。嘘と謎だらけの二人の関係は予想外の結末へと向かっていく……。 さまざまなマイノリティに置き換えられる惑星難民X 熊澤尚人監督が、新たな視点を盛り込んで脚本化した今回の映画では、原作の中心人物3人を2人に集約。柏木良子は原作にも登場するが、原作ではベトナム人留学生だった人物を映画では台湾人留学生のリン・イレン(ファン・ペイチャ)に変更。リンは、笹がX疑惑をかけて追うもう一人の人物で、日本の慣れない生活に苦悩する彼女の物語も絡めて描かれていくことになる。 設定自体はSFだが、謎の宇宙生物らしきXは人間に完全に擬態しているわけなので、SFファンタジー的な派手な描写はほとんどなく、描かれるのは地に足のついた人間ドラマ。Xという存在を通して、マイノリティに対する見えない偏見や差別を描いており、Xは外国人やトランスジェンダーなど、様々なマイノリティの比喩でもあるし、世界的な難民問題も背景にしている。劇中のXを通して、マジョリティ側で見る人もいれば、マイノリティ側で見る人もいるだろう。どちらの立場で見たとしても、自分ならどうするかを考えずにはいられない。身近なことにも置き換えられ、よく知らないというだけで、色眼鏡で見たり、排除したりしていないかも、身につまされる。劇中では、愛した人物がXだったらどうするのかというラブロマンスや、そもそもXは誰なのかといったミステリーで惹きつけつつ、差別や偏見という人間の根源的な問題に自然と目を向けさせており、現代社会を反映した良質な社会派エンタメとなっている。劇中で「心で見ることが大切」という台詞も出てくるが、自分は何を大事にして人と関わり合っているのかも見つめ直させられる。また、結局のところ、怖いのは宇宙人よりも地球の人間かもしれないという風刺もあり、あくまでエンタメとして楽しませながらも、いろいろな気付きを与えてくれる作品で、多様性の時代を象徴する、いま見るべき作品の一つといえるだろう。 上野樹里×林遣都×熊澤尚人 主人公の柏木良子を演じるのは7年ぶりの映画主演となる上野樹里。彼女を追ううちに惹かれていく新米記者・笹憲太郎を演じるのは林遣都。上野が演じる良子は、人との関わりを避けてひっそりと生きる、感情の起伏も言葉数も少ない静かな役。どこにでもいそうな女性の中でも特に地味な部類に入るキャラクターだが、上野ならではの繊細な演技と存在感で、芯の強さや心の美しさを感じさせる人間的魅力を持つ女性を体現している。一方、林が演じる笹は、仕事にも生活にも余裕がなく、いつも何かに追い詰められており、常に葛藤を抱えて悶々としている役柄。演者も精神的にダメージを受けそうな難役を、林が鬼気迫る迫真の芝居で熱演している。 他にも、Xだと疑われる台湾人留学生役に台湾の人気女優ファン・ペイチャ、彼女を助けるバイトの同僚役に野村周平、笹にどんな手段を使ってもスクープを掴むように追い詰める編集長役と副編集長役に嶋田久作とバカリズム、先輩記者役に川瀬陽太、良子の両親役に原日出子と酒向芳といった、実力派の豪華キャストが出演している。 監督・脚本・編集は、「君に届け」(10)「ユリゴコロ」(17)などの熊澤尚人。上野とは2006年の「虹の女神 Rainbow Song」、林とは2008年の「DIVE!! ダイブ」でもそれぞれ組んでおり、15年以上前から旧知である信頼関係の深さが、演出に活かされている。また、今回の熊澤による脚本は、原作小説をかなりアレンジしているが、原作者のパリュスあや子も、熊澤が深く原作を読みこんだ上で映画として上手く再構成しており、核の部分は通底していると、その出来栄えに太鼓判を押している。 熊澤監督の丁寧な演出で上野や林の芝居が変化していく様子が収められた貴重な映像特典 6月5日にリリースされるBlu-ray特別版には、映像特典として、メイキング映像、舞台挨拶映像、音声特典として上野樹里と熊澤尚人監督によるオーディオコメンタリーを収録。初回限定生産特典として特製スリーブケース仕様にもなっている。 約65分のメイキング映像では、撮影現場の様子とメインキャストの現場でのコメントを見ることができる。撮影初日と二日目は、原作の版元でもある講談社内の編集部オフィスを借り、林が演じる笹の雑誌編集部のシーンを全カット撮り切ったそう。つまりクランクイン直後に後半の焦燥した笹のシーンも撮影されており、林がすさまじい集中力でその変化を最初から自身を追い込んで演じている様子が見られる。特に笹がバカリズムの演じる副編集長に詰め寄るシーンの芝居は、撮影前のリハーサル「段取り」から、本番撮影に至るまでの林と熊澤監督のやりとりがじっくり収められており、監督がどのように俳優に演出し、俳優がどうそれに応えていくかがわかる。話し合いながら芝居が少しずつ変化し、笹の必死さをより引き出していく過程は、とても興味深い。三日目以降は滋賀県の彦根市や大津市でロケ撮影されており、熊澤監督がキャスト陣と丁寧なやりとりを重ねた上で、演者の意見も上手く引き出しながら撮影を進めている様子がわかる。 上野と熊澤監督のオーディオコメンタリーも、貴重な撮影秘話が満載。上野は、良子役をどういう気持ちで演じていたかや林の芝居の上手さなどについて、熊澤監督は各シーンの演出意図やラスト近くのスクラッチくじに写っている猫が自身の飼っている愛猫であるという初解禁の小ネタなどまで、様々な撮影秘話を語り合っている。前述の通り、バカリズムらが出演する編集社内のシーンは2日間、ファン・ペイチャのシーンは4日間ですべて撮り切ったそうで、かなり短期間で撮影されたこともわかる。また、良子と笹が夜の水辺を歩いているシーンは、林の地元でもある滋賀県で撮影されており、林は子どもの頃に嫌なことがあると、撮影場所となった水面をみながらたそがれていたことがあると語っていたり、様々な裏話も二人が披露している。 公開2日目に行われた舞台挨拶映像では、上野が公開初日に旦那さん(和田唱)と劇場に見に行き、泣いたことや、何度か映画館に通うと思うと語り、本作への思い入れの深さを熱く語っている姿や、新人に近い時期に組んだ林が約15年を経て再び熊澤監督と組むことができた感慨を語る姿などが収められており、充実した特典となっている。 文=天本伸一郎 制作=キネマ旬報社 https://www.youtube.com/watch?v=sz1mW1KlNgo 「隣人X‐疑惑の彼女‐」 ●Blu-ray& DVDは6月5日発売(レンタル同時リリース) Blu-ray& DVDの詳細情報はこちら ●Blu-ray特別版 価格:7,480円(税込) 【ディスク】<2枚組> ★仕様★ ・初回限定生産特典: 特製スリーブケース ★特典★(87分) ・映像特典:メイキング映像、舞台挨拶映像、予告映像集他 ・音声特典:オーディオコメンタリー(上野樹里×熊澤尚人監督) ●DVD通常版 価格:4,620円(税込) 【ディスク】<1枚> ★特典★(2分) ・予告編集(特報/本予告) ・音声特典:オーディオコメンタリー(上野樹里×熊澤尚人監督) ●2024年/日本/本編120分 ●監督・脚本・編集:熊澤尚人 ●原作:パリュスあや子「隣人X」(講談社文庫) ●音楽:成田 旬 ●主題歌:chilldspot「キラーワード」(PONY CANYON / RECA Records) ●出演:上野樹里、林 遣都、黃 姵 嘉、野村周平、川瀬陽太 / 嶋田久作 / 原日出子、バカリズム、酒向 芳 ●発売・販売元:ポニーキャニオン ©2023 映画 「隣人 X 疑惑の彼女 」製作委員会 © パリュスあや子/講談社
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宇宙人ヒロインとツンデレ総裁によるラブコメディの続編『恋した彼女は宇宙人2』。DVD-BOX2の本日6月5日(水)リリースに合わせ、メイキング映像が20時よりYouTubeで公開される。 メイキング映像は、記憶を消された宇宙人ヒロインの柴小七が、ツンデレ総裁の方冷と再会してすぐのシーン。方冷のホルモンと胸筋に、柴小七は引き寄せられていく──。柴小七役のワン・ペンに監督がホルモンを感じる動きを教えるという、なんともコミカルなリハーサル風景だ。 今回の公開分を含むメイキング映像の数々は、DVD-BOX3に収録される(7月3日リリース。同日に配信もスタート)。ぜひチェックしたい。 Story 2021年、地球に暮らすケプトン星人の柴小七は、ツンデレ総裁の方冷と愛を貫きゴールイン。ところが挙式の最中に宇宙船が現れ、ウェディングドレス姿のまま中に吸い込まれた柴小七は、ケプトン星の法に反して自由恋愛したことで有罪に。 本来は流刑となるはずが、代わりに柴小七に与えられたのは、方冷が開発したケプトン星人を惑わすホルモンエキスを奪う任務だった。こうして柴小七は、方冷に騙されて結婚したという偽の記憶を植えつけられて再び地球に向かう。すると途中で事故が発生し、図らずも時を超えて彼女が到着したのは、方冷と知り合う1年前の2018年の世界だった。真実を知らない柴小七と未来を知らない方冷は再び出会い、恋の第2章が始まる──。 [caption id="attachment_38643" align="aligncenter" width="700"] ▲DVD-BOX2[/caption] 『恋した彼女は宇宙人2』 DVD-BOX1 5月8日発売 DVD-BOX2 6月5日発売 DVD-BOX3 7月3日発売 (DVDレンタルは5月3日、配信は7月3日開始) ▶︎ 詳細はこちら 出演:ワン・ペン(万鵬)、シュー・ジーシェン(徐志賢)、ワン・ヨウチュン(王宥鈞)、チェン・イーシン(陳怡馨)、ワンイェン・ルオロン(完顔洛絨)、チャン・モン(張萌)、シュー・ヤーシン(書亜信) 監督:ガオ・ツォンカイ(高琮凱) 発売・販売元:ポニーキャニオン ©2022 Tencent Technology (Beijing) Co., Ltd.
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《祖国の記録》を取り戻すために走る。実録劇「ボストン1947」場面写真公開
2024年6月5日ベルリンで止まった時間を動かすため、祖国への思いを胸にボストンマラソンに挑む──。「シュリ」「ブラザーフッド」のカン・ジェギュ監督が実話をもとに描いた「ボストン1947」が、8月30日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開。場面写真が到着した。 1936年のベルリンオリンピック。マラソンで日本は世界新記録を樹立し、金と銅のメダルを獲得して国民は歓喜に沸く。だがその走者は、日本名で出場したソン・ギジョンとナム・スンニョンだった。第二次世界大戦が終結して彼らの祖国が解放されても、記録は日本のままだった。 二人はチームを組み、若く才能ある選手を1947年のボストンマラソンに出場させる。《祖国の記録》を取り戻すために──。 ソン・ギジョンを演じるのは「チェイサー」などでおなじみのハ・ジョンウ。ボストンで走るソ・ユンボク役には『イカゲーム2』への出演も決まったイム・シワン。さらにナム・スンニョン役を“千の顔を持つ”ぺ・ソンウ、ソ・ユンボクに想いを寄せるオクリム役を『恋慕』『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』のパク・ウンビンが務めている。衝撃と感動のヒューマンドラマに注目したい。 https://www.youtube.com/watch?v=1qrvW-bje6o 「ボストン1947」 監督・脚本:カン・ジェギュ 共同脚本:イ・ジョンファ 出演:ハ・ジョンウ、イム・シワン、ペ・ソンウ、キム・サンホ、パク・ウンビン 2023年/韓国/108分/スコープ/5.1ch/日本語字幕:根本理恵/G/原題:1947 보스톤/配給:ショウゲート © 2023 LOTTE ENTERTAINMENT & CONTENT ZIO Inc. & B.A. ENTERTAINMENT & BIG PICTURE All Rights Reserved 公式サイト:1947boston.jp/