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  •   1934年の冬、ソ連で特殊訓練を受けた男女4人のスパイチームが満州国ハルビンに潜入するが、彼らの極秘任務は天敵である特務警察に察知されていた──。第94回米アカデミー賞国際長編映画賞で中国代表に選ばれたチャン・イーモウ監督作「崖上のスパイ」が、2月10日(金)より新宿ピカデリー、グランドシネマサンシャイン池袋ほかで全国公開。監督が日本の観客向けに語ったインタビュー、ならびに豪雪シーンの撮影メイキング写真と新場面写真が到着した。     [caption id="attachment_20891" align="aligncenter" width="850"] ▲豪雪の中で演出するチャン・イーモウ[/caption]   インタビューは以下。 Q1 「崖上のスパイ」で伝えたかったことは何でしょうか? チャン・イーモウ監督(以下、監督):「崖上のスパイ」は、4人のスパイが飛行機から地上に降り立ち、敵の罠にはまるという物語です。主に語っているのは「生き残ろうとする」「生きていく」というテーマ。この視点が面白く、多くのスパイ映画とは違う点だと思います。私はこうした「困難な状況の中であがく」という無力感や運命的な感じが好きなのです。どんな時代も、名もなき人々の物語は魅力的です。他者を救うための自己犠牲は、いつも人を感動させます。 Q2 キャスティングで一番大事にしている点は? 監督:私が演技に対して一番に求めるのは「偽りがなく、自然である」ことです。新人俳優は現場での経験が少ないので、滲み出るぎこちなさや自然さをカメラが捉えた時、自然な演技だと観客に感じてもらえます。 Q3 この映画では終始雪が降っています。雪へのこだわりを教えてください。 監督:「ずっと雪が降っている」のは、「ずっと雨が降っている」よりも厄介です。まず、いい造雪機や雪を作るのに適した材料を探さなければいけませんでした。雪の材料は分解される環境に優しいもので、俳優の顔にかかっても害がなく、地面を汚染せず、数日で解けて自然環境を破壊しないものでないといけません。ウィンタースポーツの造雪設備と少し似ていますが、雪片はカメラで撮れるように大きく作る必要があります。 Q4 スパイ・チームを監視する特務警察のエースである周乙(ジョウ・イー)の孤高のたたずまいが高倉健さんに見えました。周乙(ジョウ・イー)は複雑な立場にありますが、演じたユー・ホーウェイと一緒にどのようにこのキャラクターを作り上げたのでしょう? 監督:若かりし頃のアイドルである高倉健さんとは「単騎、千里を走る。」でお仕事をご一緒したことがあります。私にとって生涯忘れられない経験で、今でも高倉健さんのことを懐かしく思い出します。1970年代から80年代にかけて、「高倉健」の3文字は、中国の芸能界において、ある種の演技スタイルの代名詞でした。周乙(ジョウ・イー)を演じたユー・ホーウェイも高倉健さんのことがとても好きで、彼と周乙(ジョウ・イー)という役の演技スタイルについて話し合っている時、図らずも、周乙(ジョウ・イー)という役柄には、見た目から演技まで高倉健さんの面影があると気づきました。孤独で、思いを内に秘め、感情を表に出さず、毅然としていて、落ち着いている。人を形容する中国の古い言葉に、「立てば松の如く、座すれば釣鐘の如く、歩けば風の如く、臥すれば弓の如く」という言い方がありますが、まさにこのようなタイプの男性のことでしょう。 周乙(ジョウ・イー)に少しでも高倉健さんの面影を蘇らせることができたとすれば、それは私の高倉健さんを偲ぶ敬愛の念だと見なしてください。 Q5 本作は監督の作品の中で最大の興行成績を収めたと伺っています。チャン監督は中国の映画業界を牽引してきた存在ですが、今後の中国映画界におけるご自身の役割をどのように考えていますか? 監督:中国には若い監督が大勢いて、大ヒットする映画を撮り、興行収入でも大きな成績を収めています。これはいい現象です。コロナ禍後はなおさら、観客に映画館へ戻ってきてもらわなければ映画は発展し続けられません。私は商業性を拒絶したことはありません。中国の文化では、「雅俗共賞」(教養のある人も一般大衆も共に楽しめる)が芸術において最高の境地だと考えられています。作家主義的で個人的なアートフィルムももちろん必要ですが、映画産業という視点から言えば、マイナーなアートフィルムもメジャーな市場が支える必要がある。映画祭で上映されるだけで、映画館に見に行く人がいなければ、映画は生き残れませんからね。私がいつも考えているのは、次世代を担う若い監督は、マルチな能力を鍛えるべきです。マイナーな作品もメジャーな作品も撮れる人こそが名監督だと思います。たった1つの味わいでは満足できないのですから、排他的になってはいけない。中国では「百花斉放」(文化・芸術活動が自由かつ活発に行なわれること)という言葉がよく使われますが、私はずっと若い監督が大胆に新しいものを作っていくことを応援しています。   [caption id="attachment_20894" align="aligncenter" width="850"] ▲チャン・イー演じる張憲臣(チャン・シエンチェン)[/caption] [caption id="attachment_20895" align="aligncenter" width="850"] ▲ユー・ホーウェイ演じる周乙(ジョウ・イー)[/caption] [caption id="attachment_20896" align="aligncenter" width="850"] ▲チュー・ヤーウェン演じる楚良(チュー・リャン)[/caption]     © 2021 Emperor Film and Entertainment (Beijing) Limited Emperor Film Production Company Limited China Film Co., Ltd. Shanghai Film (Group) Co.,Ltd. All Rights Reserved 配給:アルバトロス・フィルム ▶︎ チャン・イーモウ新作、満州で工作員たちが極秘任務に挑む「崖上のスパイ」
  •   チョン・イルとラ・ミランのW主演で、ホームレス一家と裕福な訳あり夫婦の出会いから始まる思いがけないドラマを描く「高速道路家族」が、4月21日(金)よりシネマート新宿ほかで全国順次公開。ティザービジュアルとチョン・イルのコメントが到着した。     高速道路のサービスエリアを転々としながらテントに寝泊まりし、夜空の月を照明代わりに暮らすギウ(チョン・イル)と妻のジクス(キム・スルギ)、そして2人の子どもたち。サービスエリアに寄った再び会うことのない人々に金を借りながら、食いつないでいる。 ところがある日、一家は金を借りたことのあるヨンソン(ラ・ミラン)と別のサービスエリアで遭遇。不審を抱いたヨンソンの通報でギウは連行され、残されたジクスと子どもたちを放っておけないヨンソンは、家に連れ帰って一緒に暮らすことに。そうして不自由ない生活を送り始めた妻子を、ギウは取り戻そうとするが……。 第27回釜山国際映画祭で「『パラサイト 半地下の家族』に次ぐ大傑作」「ユーモア、サスペンス、アクション…映画のすべてが詰まった衝撃作」と称えられ、韓国でスマッシュヒットした本作。 ギウを演じるのは『太陽を抱く月』『ポッサム ~愛と運命を盗んだ男~』など多くの人気ドラマに出演し、本作が7年ぶりのスクリーン復帰となるチョン・イル。ヨンソン役は「正直政治家 チュ・サンスク」で青龍映画賞主演女優賞を受賞し、「国際市場で逢いましょう」「ガール・コップス」などでも知られるラ・ミラン。そして監督は、ヒット作「スキャンダル」のイ・ジェヨン監督に師事してきた新鋭イ・サンムンだ。 対照的な2家族が、やがて迎えるとんでもない結末とは──?   チョン・イルのコメント 昨年、韓国で公開された 「高速道路家族」がこの度日本で公開されることになりました。 私は今までこの映画を6回ほど観させていただきましたが、観るたびに新しい感情が生まれるとても意味深い映画だと思います。 この映画を見て“家族”という誰にとっても近く当たり前な存在をもう一度考えていただける機会になったら嬉しいです。 是非ご家族で映画館に足をお運びください!     「高速道路家族」 監督・脚本:イ・サンムン 音楽:イ・ミンフィ 美術:ソン・ソイル 出演:チョン・イル、ラ・ミラン、キム・スルギ、ペク・ヒョンジン 2022年/韓国/韓国語5.1ch/128分/英題:Highway Family/字幕翻訳:具美佳 ©2022 Seollem film, kt alpha Co., Ltd. All Rights Reserved. 配給:AMGエンタテインメント 公式サイト:https://kousokudouro-kazoku.jp
  •   石井岳龍の「パンク侍、切られて候」(18)以来5年ぶりの新作であり、マッドな教授が仕掛ける映画の迷宮を描いた問題作にして意欲作「自分革命映画闘争」が、3月18日(土)より神戸・元町映画館で先行公開、3月25日(土)より渋谷・ユーロスペースで公開される。メインビジュアル、予告編、場面写真が解禁された。     今、改めて「映画って何だろう?」「映画館って何だろう?」と不思議に感じます。 『自分革命映画闘争』は映画館で映画を体験する面白さ、マジックを描く映画です。 映画は、鑑賞体験も含めて関わる全員で創り上げるものだと、私は信じています。 ──石井岳龍   石井岳龍が原点たるハードコア精神に立ち返りつつ、06年に神戸芸術工科大学教授に着任して以来17年にわたり推し進めた映画創作研究活動の集大成として放つ本作。 本人が演じる「石井岳龍教授」の突然の失踪から始まり、制作スタッフ全員がカメラの前に立ちながら、フィクションとドキュメンタリーのせめぎ合いとともに進行。映画を学んで作り上げる混濁したプロセスを、石井岳龍の脳内電気信号純度100%で出力した。     予告編は石井岳龍教授はじめ、「自分革命闘争ワーク」なる謎のテロップ、漫画イラスト、ガスマスクの集団などが矢継ぎ早に登場。多様な映画技法を駆使した先読みできない世界を窺わせる。表現のフロンティアを切り開いてきたISHII映画の到達点たる2時間45分のインナートリップを体感されたい。                         Story 神戸芸工大映画コース教授の石井岳龍は、自らの思想「自分革命映画闘争ワーク」の実践に駆られて狂的状態に陥り、失踪してしまう。彼が残した「個の想像力や認識の拡張、意志の強化を目指す内意識革命の為のワークテキスト」の扱いに、同僚の武田助教と谷本助手は困惑するも、任意の学生とワークを実践することを選択。同時に武田は失踪した石井の影を追い、謎の洞窟探検に至る。学生たちはそれぞれ選択したテキストの実践により、まるで映画の中のような意識拡張の迷宮世界に迷いこむのだが……。   「自分革命映画闘争」 製作:石井岳龍、KDUF 監督・脚本:石井岳龍 撮影・照明・編集・VFX:武田峻彦 音楽・音響スーパーバイザー:勝本道哲 美術:谷本佳菜子 録音・音響編集:折野正樹 助監督・劇中デザイン:向田優 出演:神戸芸術工科大学・映画コース関係者有志 配給・宣伝:ブライトホース・フィルム 配給協力:杉原永純 宣伝ヴィジュアル・デザイン:加藤秀幸、柴田リオ(グラインドハウス) 2023年/日本/165分/1.85:1/カラー/5.1ch ©︎ISHII GAKURYU
  •   「CASSHERN」「GOEMON」の紀里谷和明監督が “最後の作品” として、伊東蒼主演で世界を救うために奔走する女子高生を描いた「世界の終わりから」が、4月7日(金)より新宿バルト9ほかで全国公開。追加キャストが発表され、第1弾予告映像が到着した。     ハナ(伊東蒼)を支える政府の特別機関員・江崎役は「ケンとカズ」の毎熊克哉、その同僚である佐伯役は『今際の国のアリス』の朝比奈彩、物語の鍵を握る少女ユキ役はNHK連続テレビ小説『なつぞら』でヒロインの娘を演じた増田光桜。 さらに冨永愛、高橋克典、北村一輝、夏木マリが脇を固め、市川由衣、紀里谷監督が敬愛する映画監督の岩井俊二、お笑い芸人で芥川賞作家の又吉直樹も重要な役で登場する。     第1弾予告映像は、紀里谷監督が自らディレクション。時代の定かでない不思議な世界が矢継ぎ早に映し出され、「こんな世界終わっちゃえばいい」というハナの叫びが放たれる。予測不能の熱くスリリングな物語が期待できそうだ。   ©2023 KIRIYA PICTURES 配給:ナカチカ ▶︎ 紀里谷和明、最後の作品。伊東蒼演じる女子高生が奔走する「世界の終わりから」
  •     『2022年 第96回 キネマ旬報ベスト・テン』発表! ■日本映画ベスト・テン 第1位(日本映画作品賞) ケイコ 目を澄ませて 第2位  ある男 第3位  夜明けまでバス停で 第4位  こちらあみ子 第5位  冬薔薇(ふゆそうび) 第6位  土を喰らう十二ヵ月 第6位  ハケンアニメ! 第6位  PLAN 75 第9位  さがす 第9位  千夜、一夜 ※6位、9位は同率です。   ■外国映画ベスト・テン 第1位(外国映画作品賞) リコリス・ピザ 第2位  トップガン マーヴェリック 第3位  パラレル・マザーズ 第4位  クライ・マッチョ 第5位  アネット 第6位  コーダ あいのうた 第7位  ベルファスト 第8位  ウエスト・サイド・ストーリー 第9位  戦争と女の顔 第10位  あなたの顔の前に   ■文化映画ベスト・テン 第1位(文化映画作品賞) 私のはなし 部落のはなし 第2位  香川1区 第3位  たまねこ、たまびと 第4位  教育と愛国 第5位  スープとイデオロギー 第6位  愛国の告白—沈黙を破るPart2— 第7位  牛久 第8位  焼け跡クロニクル 第9位  失われた時の中で 第9位  北のともしび −ノイエンガンメ強制収容所とブレンフーザー・ダムの子どもたち− ※9位は同率です。   【個人賞】 ■日本映画監督賞  高橋 伴明  「夜明けまでバス停で」 により   ■日本映画脚本賞  梶原 阿貴  「夜明けまでバス停で」により   ■外国映画監督賞  ペドロ・アルモドバル  「パラレル・マザーズ」により   ■主演女優賞  岸井 ゆきの  「ケイコ 目を澄ませて」「神は見返りを求める」  「犬も食わねどチャーリーは笑う」「やがて海へと届く」により   ■主演男優賞  沢田 研二  「土を喰らう十二ヵ月」により   ■助演女優賞  広末 涼子  「あちらにいる鬼」「バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版」  「コンフィデンスマンJP 英雄編」により   ■助演男優賞  三浦 友和  「ケイコ 目を澄ませて」「線は、僕を描く」  「グッバイ・クルエル・ワールド」により   ■新人女優賞  嵐 莉菜  「マイスモールランド」により   ■新人男優賞  目黒 蓮  「月の満ち欠け」「映画『おそ松さん』」により   ■読者選出日本映画監督賞  三宅 唱  「ケイコ 目を澄ませて」により   ■読者選出外国映画監督賞  シアン・ヘダー  「コーダ あいのうた」により   ■読者賞  川本三郎  連載「映画を見ればわかること」により   ■特別賞  小林 信彦  小説の執筆活動と並行して、喜劇論からエンタテインメント時評まで  さまざまな映画に関する書籍やコラムを発表し、  映画文化全体の発展に大きな功績を残されたことに対して   どの選考委員がどの作品に、また、どの俳優に投票をしたのか? そのすべては2月3日(金)発売『キネマ旬報2023年2月下旬ベスト・テン発表特別号』に掲載しております。 ぜひお買い求めください! ▶Amazonで買う   「第96回キネマ旬報ベスト・テン」表彰式の映像はこちらからご覧頂けます。 https://youtu.be/Vxds5HvNDHk   《GYAO!で歴代ベスト・テン作品を無料配信中!》 「第96回キネマ旬報ベスト・テン」と「GYAO!」とのコラボレーション!  『武士の一分』『スパイの妻』『アルゴ』など歴代ベスト・テン作品100本以上を無料配信! 株式会社GYAOがヤフー株式会社と協力して運営する動画配信サービス「GYAO!」は、株式会社キネマ旬報社が選出する『2022年第96回 キネマ旬報ベスト・テン』と連動し、過去のキネマ旬報ベスト・テン作品を無料配信しています。今回でこの取り組みは6回目を迎えます。 邦画では、公開されたばかりの映画『レジェンド&バタフライ』の活躍も記憶に新しい木村拓哉主演の『武士の一分』、太平洋戦争前夜を背景に、運命によってもてあそばれる夫婦の試練を黒沢清監督が描き出す『スパイの妻』やワン・ビン監督が中国史の闇といわれている「反右派闘争」に迫った8時間を超えるドキュメンタリー大作『死霊魂』などを配信いたします。 また、洋画ではイラク戦争で数々の戦果を挙げアメリカ軍で最も強い狙撃手と呼ばれた、クリス・カイルの自叙伝を実写化したドラマ『アメリカン・スナイパー』、『きみに読む物語』『ブルーバレンタイン』のライアン・ゴズリング主演のサスペンスドラマ『ドライヴ』やベン・アフレックが、監督のほか製作・主演も務めイランで実際に起こったアメリカ大使館人質事件の救出作戦を描くサスペンスドラマ『アルゴ』などをお届けいたします。 【配信概要】 ・特集名:キネマ旬報ベスト・テン特集 ・特集ページURL:https://yahoo.jp/vG_s8I ・掲載期間:2023年2月1日(水)13:00~2023年3月31日(金)17:00(予定)