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至芸を受け継ぎ、晴れ舞台を迎えるまで。「絶唱浪曲ストーリー」コメント到着
2023年4月12日浪曲師・港家小柳の魅力にとりつかれた川上アチカ監督が8年の歳月をかけて完成させたドキュメンタリー「絶唱浪曲ストーリー」が、7月1日(土)よりユーロスペースほかで全国順次公開。メインビジュアルとコメントが到着した。 映画は、港家小柳に惚れ込んで弟子入りした港家小そめが、晴れて名披露目興行を迎えるまでの学びの日々を追っていく。そしてもう一つの“主役”は、関東唯一の浪曲の常打ち小屋である浅草木馬亭。その舞台裏ではさまざまな人生が交錯し、小柳や曲師・玉川祐子、沢村豊子といったレジェンドの芸が若手へ継承されていく。 もちろん、迫力満点の口演場面も見どころ。玉川奈々福、玉川太福ら当代きってのスターも登場し、浪曲の魅力を存分に伝える。 川上アチカ監督メッセージ 映画が完成したとき、この映画そのものが浪曲で語られる人情物語の一席のようだと気づいた。昭和初期の最盛期に比べれば、いま浪曲は下火だという。けれど、寄席の中ばかりでなく、街や生活に浪曲はあって、人知れず絶唱し、赤々と燃えている。容赦なく流れていく時間の中で、いつ途切れるともわからないその声に耳を傾けたら、愛の投げ合いの物語が聞こえた。人間を少し好きになれた。(猫はもっと好きになった。) 〈著名人コメント〉(敬称略・五十音順) なんて美しくて誠実な映画だろうか。過剰な演出は一切なく、カメラは語るものをひたすら見つめ、耳を澄ませ続ける。そこで映し出されるのは港家小柳や玉川祐子らの名人芸だけではない。彼らを支える弟子や関係者の思い。何気ない日常と、その終わり。芸能が暮らしの延長にあり、人生と共にあることを実感させられる。なかでも港家小そめの名披露目興行の場面は、芸能をテーマとする近年のドキュメンタリー作品でも屈指の名シーンではないだろうか。大切な人に無性に会いたくなり、酒を酌み交わしたくなる、そんな愛すべき映画である。途方に暮れるような時間と労力をかけてこんな傑作を作り上げた川上監督に乾杯! ──大石始(文筆家) 何度も何度もこすれてできた、一節のたこ。街に、生活に、芸に、それがある。 たこに人は集う。行き交う足跡が、またたこになる。一代で終わらない、憧れの痕。 この空は明るくも、暗くもない。ただただ、うまくなりたい。 ──折坂悠太(シンガーソングライター) 浪曲師たちのパワフルな愛情! いっしょくたになった人と芸と生活が、いまを生きる浪曲の魅力を伝えてくれる。 ──九龍ジョー(ライター、編集者) ともに過ごした時間より、とても近くに居るという距離をカメラは掬い取っていた。 師匠と小そめさんが並んで歩く後ろ姿、背中に添える手が、稽古だけではない継承の営みを、その尊さを描いていた。 受け継いだ人の中に生き続ける記憶もまた、同じ近さで、その人を支えていくのだと教えてくれる。 青空に揺れる桜は、別れのときを報せながらもあたたかかった。 彼方から見守る人たちを、見上げる視線から想像した。 ──小森はるか(映像作家) 人間の情念をストレートに語ってみせる浪曲。さらにその浪曲を生み出す“浪曲師・曲師のパトスを描く映画”である。 港家小柳が途中で舞台を降りる場面から、小そめの名披露目までの展開は、まさに映画自身が浪曲をうなっているようである。 ──釈徹宗(相愛大学学長・宗教学者・僧侶) 師と仰ぐ人に出会い、学び、叱られ、可愛がられ、時として誰かの役に立ち、新たな門出に立ったときに祝福される。 これはなんと幸せなことだろう。 人の営みの中で継承されてきた芸をまるごと受け止める若き浪曲師の姿に、何度も胸が熱くなった。 ──岨手由貴子(映画監督) ほとばしる人情、熱いLOVE。スクリーンのなかの人々が、時代の荒波をくぐり抜けながら浪曲がしぶとく生き続ける理由を描き尽くす。 耳から耳へ、声から声へ、魂から魂へ。日本の芸能の宝、浪曲の核心に迫るドキュメンタリーだ。 ──平松洋子(作家、エッセイスト) 「絶唱浪曲ストーリー」 出演:港家小そめ、港家小柳、玉川祐子、沢村豊子、港家小ゆき、猫のあんちゃん、玉川奈々福、玉川太福 監督・撮影・編集:川上アチカ プロデューサー:赤松立太、川上アチカ、土田守洋 アソシエイトプロデューサー:秦岳志、藤岡朝子、矢田部吉彦 編集:秦岳志 整音:川上拓也 カラリスト:西田賢幸 本編タイトル:大原大次郎 写真撮影:五十嵐一晴 協力:木馬亭、(一社)日本浪曲協会 配給:東風 文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業 2023年/日本/111min/DCP/ドキュメンタリー/英題:With Each Passing Breath ©Passo Passo + Atiqa Kawakami 公式HP:https://www.rokyoku-movie.jp -
追われる岡田准一 vs 追う綾野剛!「最後まで行く」熱量満点の最新予告映像解禁
2023年4月11日ひとつの事故を発端に極限まで追い詰められていく刑事を描いた同名韓国映画を、岡田准一と綾野剛の共演で、「新聞記者」「余命10年」の藤井道人のメガホンによりリメイクした「最後まで行く」が5月19日(金)より全国公開。最新予告映像が到着した。 取り乱しながら雨中に車を飛ばす刑事・工藤(岡田准一)は、突如目の前に現れた男を撥ねてしまった。動揺した彼は、男の遺体をトランクに入れて立ち去り、さらにそれを亡き母の棺桶に詰め込んで隠す。そんな工藤のスマホに「知っているぞ。お前は人を殺した。」というメッセージが届き……。 そこで狂気を湛えたエリート監察官・矢崎(綾野剛)が現れ、怒濤の攻防が巻き起こる。さらに困惑して工藤に詰め寄る妻の美沙子(広末涼子)、物語の鍵を握る尾田(磯村勇斗)、工藤に疑いの目を向ける淡島(杉本哲太)、不敵な笑みを浮かべる仙葉(柄本明)も登場。激烈かつスピーディでコミカル、“最後まで”目が離せない展開を予感させる。 © 2023映画「最後まで行く」製作委員会 配給:東宝 ▶︎ 韓国映画「最後まで行く」が岡田准一 × 綾野剛 × 藤井道人監督でリメイク ▶︎ 岡田准一 vs 綾野剛のノンストップ・サスペンス「最後まで行く」。広末涼子や磯村勇斗ら新キャスト10名発表、特報映像解禁 -
ふたりのタイミングが合った時、奇跡が起きる。「1秒先の彼」特報とティザービジュアル公開
2023年4月11日台湾アカデミー賞で5冠に輝いた「1秒先の彼女」を、監督・山下敦弘 × 脚本・宮藤官九郎ならびに岡田将生&清原果耶のW主演により、京都を舞台に男女のキャラクター設定を逆転させてリメイクした「1秒先の彼」が、7月7日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほかで全国公開。特報とティザービジュアルが到着した。 何をするにも人より1秒早いハジメは、目覚まし時計のアラームよりも1秒早く起き、徒競走ではピストルが鳴る前にスタート、写真撮影では必ず目をつむってしまう。反対に1秒遅いレイカは、バスの降車ボタンを押しそびれ、ピストルが鳴って1秒後にスタート、動いているものを撮るのはどうも苦手だ。 ある日、ハジメの“大切な1日”が消えてしまう。その日を探す中で見つけたもの、そしてふたりに訪れた“誰も見たことのない奇跡”とは? 五重塔や天橋立など京都ならではの景色を織り込みつつ、〈時差〉とともに綴られるラブストーリーに期待したい。 ©2023『1秒先の彼』製作委員会 配給:ビターズ・エンド ▶︎ 台湾ヒット作を岡田将生&清原果耶でリメイクした「1秒先の彼」、追加キャスト9名発表 -
スティーブン・スピルバーグ × ルーカスフィルムの製作で贈る大ヒット・アドベンチャーシリーズ最新作にして、ハリソン・フォード主演としてはファイナルとなる「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」が、6月30日(金)より全世界同時公開。本予告と本ポスターが到着した。 引退宣言をしたインディ・ジョーンズ(ハリソン・フォード)だったが、そこへ現れたヘレナ(フィービー・ウォーラー=ブリッジ)に、歴史を変える〈運命のダイヤル〉の話を持ちかけられる。それは彼が生涯をかけて追い求めてきた秘宝だ。冒険に繰り出したインディは、因縁の宿敵フォラー(マッツ・ミケルセン)を相手に、カーチェイスあり銃撃戦あり空中ダイブありの大争奪戦を繰り広げていく。 本予告と本ポスターが解禁されたのは、ロンドンで開催されたスター・ウォーズ・セレブレーションだ。登壇したマッツ・ミケルセンは、シリーズ出演に「夢が叶ったという感じだよ!『インディ・ジョーンズ』は人生でとても印象に残っている作品なんだ。今でも初めて観た時のことを覚えているよ。そんな作品に参加できて光栄だ」と喜びを語った。 フィービー・ウォーラー=ブリッジは、自身が演じるヘレナとその名付け親であるインディとの関係について「ヘレナの登場はインディにとって実は嬉しくないことなの。お互いに敵対心を持っていると同時に、インディは認めたくないでしょうけど、似たようなところもあるの」と、一筋縄ではいかない関係を匂わせた。 監督のジェームズ・マンゴールドは「ハリソンと仕事ができて嬉しかったよ。彼とスティーブン・スピルバーグ、プロデューサーのキャスリーン・ケネディから映画をやってみないかと言われた時はとても驚いた。スピルバーグと映画のカットについて語ったり、ジョン・ウィリアムズとスコアを作曲したり、ハリソン・フォードと一緒に仕事をすることは本当に夢のようだった!」と興奮気味に振り返る。 そして42年間にわたりインディを演じてきたハリソン・フォードは、ビデオメッセージで「『インディ・ジョーンズ』に関わったすべての人を代表して感謝を伝えたい。私の最後となる全世界を股にかける冒険に参加してくれてありがとう」とファンに謝辞を贈った。ハリソン=インディの最後の雄姿、見逃せない。 ©2023 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved. ▶︎ 「インディ・ジョーンズ」最新作が2023年夏に日本公開! ハリソン・フォードのコメント到着 ▶︎ ハリソン・フォード演じるインディ最後の大冒険!「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」特報映像到着
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6人の運命が一変する夜──。台湾発クライム・サスペンス「ガッデム 阿修羅」
2023年4月10日悩みや不満を抱えた6人の運命が交錯していくさまを描き、2021年金馬奨で最優秀助演女優賞、2022年台北電影奨で脚本賞・音楽賞・最優秀助演女優賞を受賞。さらに2023年アカデミー賞国際長編映画賞部門で台湾代表作に選ばれた社会派サスペンス「ガッデム 阿修羅」が、6月9日(金)よりシネマート新宿ほかで全国順次公開される。予告編とメインスチールが到着した。 ジャーナリストのフー・ムーチン(胡慕情)が発表した、無差別殺傷事件に関する3つのレポートに触発されて作られた「ガッデム 阿修羅」。映画界とテレビ界で活躍するロウ・イーアン(樓一安)がメガホンを執り、「先に愛した人」(18)のホアン・シェンチョウ(黃聖球)が主演。その親友役を本作で金馬奨新人賞にノミネートされたパン・ガンダー(潘綱大)、不良少女役を本作で金馬奨および台北電影奨の助演女優賞に輝いたワン・ユーシュエン(王渝萱)、記者役を「親愛なる君へ」(20)のモー・ズーイー(莫子儀)が務める。 善と悪を分けるのは、まさしくタイミング──。運命のドラマに注目だ。 Story 18歳の誕生日を迎えたばかりのジャン・ウェンが、夜市で銃乱射事件を起こす。動機は誰にも分からない。偶然現場に居合わせた記者のメイ・ジュンズは、真相究明に始動。それに伴い、悩みや不満を抱えた6人の運命が、夜市で交錯する──。もし彼らが別の選択をしていたら、悲劇は起きなかったのだろうか? 「ガッデム 阿修羅」 出演:黃聖球(ホァン・シェンチョウ)、莫子儀(モー・ズーイー)、黃姵嘉(ホァン・ペイジァ)、潘綱大(パン・ガンダー)、王渝萱(ワン・ユーシュエン)、賴澔哲(ライ・ハオジャ) 監督:樓一安(ロウ・イーアン) エグゼクティブ・プロデューサー:高君亭(ガオ・ジュンティン)、徐國倫(シュー・グォルン)、王興洪(ワン・シンホン) プロデューサー:陳彥翰(チェン・イエンハン) 脚本:樓一安(ロウ・イーアン)、陳芯宜(チェン・シンイー) 2022/台湾/5.1ch/114分/DCP/台湾語・中国語 原題:該死的阿修羅/英題:GODDAMNED ASURA/字幕:夏國明 配給:ライツキューブ ©Content Digital Film Co., Ltd 公式サイト:https://goddamnedasura.com