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リリー・フランキー、錦戸亮、木村多江、高梨臨の共演により、妻の最後の願いを叶えるため東京からイギリスの湖水地方へ向かった男の切ない旅路を描いた日英合作ヒューマンドラマ「コットンテール」。本日リリースされたBlu-rayの特典映像より、キャストインタビューの一部が公開された。 https://www.youtube.com/watch?v=GRDNdOXFPuw 本作が第18回ローマ国際映画祭で最優秀初長編作品賞に輝いたのを受け、リリー・フランキーはパトリック・ディキンソン監督を祝福し、共演者たちも頷く。コロナ禍にあって、イレギュラーな撮影を成し遂げたチームならではの絆が見えるインタビューとなっている。 その他、Blu-rayはジャパンプレミア舞台挨拶ノーカット版など合計72分の特典を収録。本編とともに楽しみたい。 「コットンテール」Blu-ray 【発売日】10月2日(水) 【品番】PCXE.51060 【価格】¥5,830(税込) 【分数】本編94分+特典72分 【特典】 ◯映像特典 本編未公開シーン集、ジャパンプレミア舞台挨拶(2024/2/13)ノーカットver.、リリー・フランキー&パトリック・ディキンソン監督対談、キャスト・インタビュー、予告編、メイキング ◯初回盤限定封入特典 ポストカードセット(5枚) 【発売元】ロングライド 【販売元】ポニーキャニオン ▶︎ 詳細はこちら Story 60代の作家・大島兼三郎(リリー・フランキー)は、妻の明子(木村多江)が闘病の末に息を引き取り、喪失感に打ちのめされる。やがて明子が住職に託していた手紙を受け取ると、そこには彼女が愛したイギリスのウィンダミア湖に遺灰を撒いてほしいと記されていた。 その願いを叶えるべく、兼三郎は疎遠だった息子の慧(錦戸亮)とその妻のさつき(高梨臨)、4歳の孫のエミと共にイギリスへ旅立つ。しかしわだかまりを抱えた兼三郎と慧は、事あるごとに衝突。そして単身ロンドンから湖水地方へ向かった兼三郎は、途中で道標を失ってしまう──。 出演:リリー・フランキー、錦戸亮、木村多江、高梨臨、恒松祐里、工藤孝生、イーファ・ハインズ、キアラン・ハインズ 監督・脚本:パトリック・ディキンソン 製作プロダクション:マグノリア・マエ・フィルムズ、オフィス・シロウズ 製作総指揮:ガブリエル・タナ プロデューサー:押田興将、キャロリン・マークス・ブラックウッド、エレーヌ・テオドリー ©2023 Magnolia Mae/ Office Shirous
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M.ナイト・シャマラン監督が最新作「トラップ」誕生までのすべてを語るインタビュー到着
2024年10月2日「シックス・センス」(1999)をはじめ、そのオリジナリティ溢れる設定と衝撃のストーリーテリングで世界中の観客を魅了するM.ナイト・シャマラン。その集大成となる「トラップ」について語ったインタビューが到着した。 ──集⼤成となる最新作「トラップ」の着想について 『⾳楽を題材にしたスリラー映画はできないだろうか。⽗と娘がコンサートに⾏き、コンサートと、そこで起こる恐ろしい事件とを組み合わせたストーリーを作った。こうして「トラップ」は⽣まれた』と振り返っている。 ──良き⽗とサイコな切り裂き魔。⼆つの顔を持つ複雑なキャラクターを演じられる俳優 『ジョシュ・ハートネットは、⾮常に思慮深く、哲学的な男だ。彼は何でもする準備ができていると思った。彼はエネルギーに満ちていて、電撃を感じさせた。すべてを受け⼊れ、リスクを取って全⼒で勝負する準備ができている俳優が必要だった』と語る。ジョシュ・ハートネットは、家族思いの⽗であり、サイコな“切り裂き魔”という⼆つの顔を持つ複雑なキャラクターを⾒事に体現。彼の熱演に対してシャマランは、『彼はまさにパーフェクトで、素晴らしい演技を披露してくれた』と語っている。 ──観客の誰もが持つもう⼀⼈の⾃分、⼈間の⼆⾯性について 『ダークなキャラクターを描いたり、演じたりするのは魅⼒的だ。私にとって重要なのは、極端に恐ろしいことをするキャラクターの中に、ほんの少しでも⼈間らしさを⾒出すこと。それが観客の⼼に響くんだ。なぜその⼈物は恐ろしいことをするのか、理由を⾒つけることで、私たちはお互いに共感し合えるようになる。お互いをもう1⼈の⾃分として⾒ることができれば、その認識はとても感動的なものだからだ』 ──デジタルの時代に制約だらけのフィルム撮影にこだわる理由 シャマラン映画のもう⼀つの秘密は、デジタル撮影が当たり前の時代にフィルム撮影にこだわっていること。『フィルムは化学薬品を使うから、実際に有機的な反応が起こる。ある意味、⽣きている。 フィルムは、その限界の中で、観客との関係を築き、それが⽣きている表現を⽣み出す。』とフィルム撮影にこだわる理由を明らかにしている。 ──前代未聞、主⼈公の⼼理ドラマとアリーナライブを同時進⾏させるリアリティへの挑戦 『私はCGI を使うタイプではないので、ライブをやると決めたとき、みんなに本物のライブをやって撮影するんだ。ごまかさない。と⾔い続けた。』と、巨⼤アリーナで、オンタイム進⾏するライブ撮影に徹底的にこだわった。 『クーパーと娘のライリーが話している瞬間にスクリーンに映っているステージは、その瞬間に実際に起きていることなんだ。スリラー映画を撮影している最中に本物のコンサートを開き、それをやり遂げるのは⾄難の業だ。とてもやりがいがあった』と、コンサートを楽しむ⽗娘の姿と、彼らが⾒つめるステージのパフォーマンスの同時演出に挑んだという。 ──映画館でこそ観るべき映画「トラップ」 『「トラップ」はまさに、映画館で体験してもらいたくて作った映画だ。私の映画は、刺激的だったり、笑えたり、衝撃的だったりする映画を体験してもらうためのものだ。あるいは、少し居⼼地が悪くなるような感じや、考えさせられるような感覚も体験してほしい。そんな瞬間が、映画館で映画を観ることの最⾼の魅⼒だ。だから「トラップ」は、みんなに映画館で観てほしい。きっと素晴らしい映画体験になるはずだ』 騙すか騙されるか、あなたは“罠”(トラップ)に隠された衝撃の真実を見破れるか?映画館の客席が明るくなる瞬間まで、容赦なくどんでん返しを繰り出すシャマランに騙され続け、興奮と緊張が爆発する絶対予測不能サスペンスが誕生した。 「トラップ」 監督:M.ナイト・シャマラン 製作:アシュウィン・ラジャン、マーク・ビエンストック、M. ナイト・シャマラン 製作総指揮:スティーブン・シュナイダー 脚本:M.ナイト・シャマラン 出演:ジョシュ・ハートネット、アリエル・ドノヒュー、サレカ・シャマラン、ヘイリー・ミルズ、アリソン・ピル 撮影:サヨムプー・ムックディプローム 配給:ワーナー ブラザース映画 ©2024 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED -
トランプ大統領候補の若き日を描く「アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方」
2024年10月2日ドナルド・トランプ大統領候補の若き日にスポットを当て、繊細な青年がある人物との出会いから大化けしていくさまを描いた「アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方」が、2025年1月17日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開される。 20代のドナルド・トランプは危機に瀕していた。父の営む不動産企業が政府に訴えられ、破産寸前に追い込まれていたのだ。そんな彼が、政財界の実力者が集まる高級クラブで出会ったのが、悪名高い辣腕弁護士のロイ・コーンだった。 まだ駆け出しでナイーブな“お坊ちゃん”だったトランプをコーンは気に入り、《勝つための3つのルール》を伝授、服装から生き方まで洗練させていく。やがてトランプはいくつもの大事業を成功させ、コーンの予期せぬ“怪物”となるが……。 https://www.youtube.com/watch?v=VJPsnHuCZQ4 監督は「ボーダー 二つの世界」「聖地には蜘蛛が巣を張る」のアリ・アッバシ、脚本は長年トランプ氏を取材してきた政治ジャーナリストのガブリエル・シャーマンが担当。トランプ役は「アベンジャーズ」シリーズのセバスチャン・スタン、ロイ・コーン役は「ジェントルメン」のジェレミー・ストロングが務める。 第77回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されて評価を得るとともに、トランプ氏が上映阻止に動いたことでも知られる問題作だ。 「アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方」 監督:アリ・アッバシ 脚本:ガブリエル・シャーマン 出演:セバスチャン・スタン、ジェレミー・ストロング、マリア・バカローヴァ、マーティン・ドノヴァン 2024年/アメリカ/英語/123分/カラー/ヴィスタ 字幕翻訳:橋本裕充 配給:キノフィルムズ © 2024 APPRENTICE PRODUCTIONS ONTARIO INC. / PROFILE PRODUCTIONS 2 APS / TAILORED FILMS LTD. All Rights Reserved. 公式サイト:https://www.trump-movie.jp -
[caption id="attachment_42489" align="aligncenter" width="1024"] 「天城越え」[/caption] 今月は、有名推理作家たちのミステリ映画が充実。松本清張原作の作品では、三村晴彦監督のデビュー作「天城越え」(83)に注目したい。昭和15年の伊豆。家出した少年が天城峠を越えたところで美しい娼婦と出会い、彼はその後心細くなって家に戻る。やがてその日、天城峠で殺人事件が起きたことが分かり、容疑者となった少年は、娼婦と被害者が一緒にいたと証言する。これによって娼婦は取り調べを受け、彼女は追いつめられていく。少年に優しく、そして哀しい印象を残す娼婦を演じた田中裕子の存在感が絶品。特に少年と別れるときの哀歓を湛えた笑顔が素晴らしく、彼女はこの演技でキネマ旬報・主演女優賞など、多くの映画賞に輝いた。少年の成長した姿を演じる平幹二朗、娼婦を取り調べる刑事役の渡瀬恒彦の演技も見事。ミステリ映画としても、少年時代の記憶を切り取った青春映画としても、見応えのある一本になっている。他にも「砂の器」(74)や「わるいやつら」(80)といった大作や、子どもの心理を描いたサスペンス「影の車」(70)や「鬼畜」(78)など、野村芳太郎監督による松本清張作品を放送する。 [caption id="attachment_42490" align="aligncenter" width="1024"] 「ナイル殺人事件」[/caption] イギリスで〝ミステリの女王〞と呼ばれたアガサ・クリスティ。その彼女が創造した世界的な名探偵がエルキュール・ポワロである。最近のケネス・ブラナーをはじめ、さまざまな俳優がポワロを演じてきたが、今回はピーター・ユスティノフがポワロを演じた「ナイル殺人事件」(78)が登場する。これはナイル川を遊覧する豪華客船の中で起こる連続殺人事件の謎に、ポワロが挑んでいくというもの。ミア・ファロー、ジェーン・バーキン、ベティ・デイヴィスなど豪華15大スターが競演し、70年代の〝大作映画請負人〞ジョン・ギラーミン監督が、目にも鮮やかな娯楽作に仕上げている。ユスティノフは大柄なところは原作と違うが、ユーモアを交えた人懐っこいポワロを好演。他にも彼がポワロに扮した「地中海殺人事件」(82)、ポワロと並ぶクリスティ作品の名探偵ミス・マープルが活躍する「クリスタル殺人事件」(80)を放送。また変わり種では、ポワロが登場する『ホロー荘の殺人』を野村芳太郎監督が翻案、映画化した「危険な女たち」(85)もお目見え。ここではポワロに代わる名探偵の小説家を石坂浩二が演じている。 [caption id="attachment_42487" align="aligncenter" width="1024"] 「本陣殺人事件」[/caption] その石坂浩二が当たり役にしたのが、横溝正史が創造した『名探偵・金田一耕助』。今回は彼以外の俳優が金田一を演じた作品も放送する。高林陽一監督の「本陣殺人事件」(75)では、中尾彬がジーパンをはいたヒッピー風のいで立ちで金田一を演じた。時代設定こそ現代に置き換えているが、原作の密室殺人のトリックを映像で完璧に再現した力作。この映画のヒットが、その後の〝金田一ブーム〞に火を付けたと言っても過言ではない。他にも渥美清が金田一に扮した「八つ墓村」(77)、古谷一行の「金田一耕助の冒険」(79)、鹿賀丈史の「悪霊島」(81)が放送される。俳優によって違う金田一耕助像を見比べてみるのも面白い。また坂口安吾の原作を曽根中生監督が映画化した「不連続殺人事件」( 77 )、加藤泰監督の「江戸川乱歩の陰獣」(77)もぜひ観て欲しいミステリ作品だ。 文=金澤誠 制作=キネマ旬報社(「キネマ旬報」2024年10月号より転載) BS松竹東急 BS260ch/全国無料放送のBSチャンネル ※よる8銀座シネマは『一番身近な映画館』、土曜ゴールデンシアターは『魂をゆさぶる映画』をコンセプトにノーカット、完全無料で年間300本以上の映画を放送。 ■10/3[木] 夜8時 「天城越え」 監督:三村晴彦 出演:渡瀬恒彦、田中裕子、吉行和子 ほか © 1983松竹株式会社 ■10/7[月] 夜8時 「ナイル殺人事件」 監督:ジョン・ギラーミン 出演:ピーター・ユスティノフ、ベティ・デイヴィス、マギー・スミス ほか © 1978 STUDIOCANAL FILMS Ltd ■10/14[月] 夜8時 「本陣殺人事件」 監督:高林陽一 出演:中尾彬、田村高廣、新田章 ほか © 1975 コーリン/東宝 詳細はこちら:https://www.shochiku-tokyu.co.jp/special/eiga/
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東京とイギリス湖水地方を舞台に、家族の絆を描くロードムービー!「コットンテール」
2024年10月1日妻の最後の願いを叶えるため、東京からイギリス湖水地方へと旅する家族を描いた、リリー・フランキー主演、パトリック・ディキンソン監督による日英合作のロードムービー「コットンテール」のBlu-rayが、10月2日に発売される。錦戸亮、木村多江、高梨臨が主人公を取り巻く家族を演じ、イギリスの美しい自然を背景に夫婦や家族の絆を映し出した、第18回ローマ国際映画祭の最優秀初長編作品賞に輝いた感動作だ。 リリー・フランキーが、亡き妻を愛する主人公を好演 主人公は60代の作家・大島兼三郎(リリー・フランキー)。最愛の妻・明子(木村多江)を亡くした彼は、寺の住職から生前に明子から託されたという一通の手紙を受け取る。そこには少女時代に明子が訪れて愛した場所、イギリスのウィンダミア湖に自分の遺灰をまいてほしいという最後の願いが書かれていた。兼三郎は遺言を叶えるため、息子の慧(錦戸亮)と妻のさつき(高梨臨)、4歳の孫娘エミと共にイギリスへと旅立った。だが長らく疎遠だった兼三郎と慧はロンドンでも事あるごとに衝突し、兼三郎は慧たちに内緒で単身、ウィンダミア湖を目指して旅に出る。しかし電車を乗り間違えた彼は、道に迷ってしまう。 この映画は、脚本も兼ねたパトリック・ディキンソン監督が10年来温めていた企画で、彼の故郷であるイギリスを主な舞台にしながら、人付き合いが不器用な日本の家族の関係性を描くことで、国境の垣根を飛び越えた人間ドラマになっている。妻への深い愛情を持ち、だからこそ認知症が進んで亡くなった彼女に何もしてやれなかったという悔いが残る兼三郎。息子の慧に対しては、いつもかける言葉が足りず、我がままで不機嫌に見える彼だが、その胸のうちには明子との様々な思い出が溢れている。本当は優しいが、家族との心の距離がうまく取れない父親を、リリー・フランキーが絶妙のさじ加減で表現している。 「ぐるりのこと。」に続く、木村多江との夫婦役が絶妙 その兼三郎を長年支えてきた明子を演じる木村多江も印象的。彼女とリリー・フランキーは、共に映画初主演だった「ぐるりのこと。」(2008年)でも夫婦を演じていて、特典映像のキャスト・インタビューで木村多江が言っているが、あの映画で時間をかけて夫婦の雰囲気を作っていったので、今回はすぐに夫婦の感じになれたとか。またここでの認知症になった明子を献身的に介護する兼三郎は、「ぐるりのこと。」で子供を亡くしてうつ状態になった翔子(木村)を静かに見守るカナオ(リリー)の夫婦関係を思わせる部分もあり、この二人にしか出せない連れ添う者同士の空気感が夫婦のシーンを豊かなものにしている。 また父親のことが好きなのに、ボタンを掛け違えたような会話しかできない息子・慧に扮した錦戸亮、心を開かない舅の兼三郎に苛立ちを隠せないさつき役の高梨臨とのぎくしゃくした親子関係も、ロードムービーの味付けとしてうまく効いている。 登場人物の心を癒す、イギリスの美しい自然! 妻の遺言を果たすために、主人公が散骨する場所へ向かうというロードムービーでは、高倉健主演の「あなたへ」(2012年)があったが、あの映画は妻との思い出をたどりながら、それまで刑務所の指導技官という法を守る世界の中で生きてきた男が、旅で出会った人々との触れ合いによって、自分を解放していく物語だった。ここでの兼三郎は、ウィンダミア湖へ向かう旅の中で農夫のジョンに助けられ、やはり少し前に妻を亡くしたジョンとの間で心の共鳴が起こるといったように、主人公の家族への想いを問い直す物語になっている。音のない田園風景が広がるイギリスの湖水地方の自然が、喪失感を背負った兼三郎の心を癒すように美しく、特に慧の一家と戯れるラストの丘の上からの夕景は、清々しい後味を残す。このエンディングによって、妻の遺言は兼三郎と慧が歩み寄るための二人へのプレゼントだったと観ていてわかるのだが、家族が互いを思う愛しさが込められた、初めての長編映画とは思えないパトリック・ディキンソン監督の見事な一本だ。 主要キャスト4人が揃った、特典のインタビューは必見 今回のBlu-rayには本編未公開シーン集や予告編、メイキング、ジャパンプレミア舞台挨拶(2024/2/13)ノーカットver.など、72分に及ぶ特典映像が収録されている。「万引き家族」(2018年)や「ぐるりのこと。」のリリーの演技を観て感銘を受けたという監督とリリー・フランキーの対談も興味深いが、主要キャスト4人が揃ったインタビューが面白い。映画の準備が始まったのは新型コロナウイルスが流行している最中で、衣裳合わせも本読みもすべてリモートで行われたとか。コロナによって映画の製作自体も危ぶまれたが、監督の熱意と人柄の良さに引っ張られて作品が完成しことを、4人は素直に喜んでいる。彼らの話から現場での雰囲気の良さが伝わってくるインタビューで、この特典映像は必見だ。 文=金澤誠 制作=キネマ旬報社 https://www.youtube.com/watch?v=jVEbhqNgvGc 「コットンテール」 ●Blu-rayは10月2日発売 Blu-rayの詳細情報はこちら ●Blu-ray特別版 価格:5,830円(税込) 【ディスク】<1枚組> ★仕様★ ・初回限定生産特典: ポストカードセット(5枚) ★特典★(72分) 【映像特典】 ・本編未公開シーン集 ・ジャパンプレミア舞台挨拶(2024/2/13)ノーカットver. ・リリー・フランキー&パトリック・ディキンソン監督対談 ・キャスト インタビュー ・予告編 ・メイキング ●2024年/日本/本編94分 ●監督・脚本:パトリック・ディキンソン ●製作総指揮:ガブリエル・タナ ●製作指揮:押田興将、キャロリン・マークス・ブラックウッド、エレーヌ・テオドリー ●出演:リリー・フランキー、錦戸亮、木村多江、高梨臨/恒松祐里、工藤孝生/イーファ・ハインズ and キアラン・ハインズ ●発売元:ロングライド 販売元:ポニーキャニオン ©2023 Magnolia Mae/ Office Shirous