カンヌ出品。夢枕獏 × 谷口ジローの漫画をアニメ映画化した「神々の山嶺」

夢枕獏(作)× 谷口ジロー(画)の漫画をフランスでアニメーション映画化した登山ミステリー「神々の山嶺」が、7月8日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開。特報とビジュアルが届いた。

 

 

柴田錬三郎賞に輝いた夢枕獏のベストセラー小説を原作に、故・谷口ジローが描いた漫画『神々の山嶺』は、文化庁メディア芸術祭マンガ部門・優秀賞を受賞。それを谷口人気の高いフランスで、谷口も製作に参加して7年をかけて完成させたのが本作だ。

物語は、「登山家マロリーはエベレスト初登頂に成功したのか?」という登山史上最大の謎に迫りながら、孤高のクライマー・羽生とカメラマン・深町が不可能とされる冬季エベレスト南西壁無酸素単独登頂に挑む姿を描く。アニメーション映画「ウルフウォーカー」の製作チームが、命がけの登攀シーンを圧巻の映像で表現した。

映画は第74回カンヌ国際映画祭に正式出品され、第47回セザール賞ではアニメーション映画賞を受賞。フランスで13万人超動員のヒットを記録し、全世界ではNetflixが配信権を獲得するも、日本ではスクリーンでの公開が決定した。吹替えは、堀内賢雄、大塚明夫、逢坂良太、今井麻美といった大物声優が務める。

 

 

特報映像は、登山家マロリーがエベレストに挑むシーンで始まる。マロリーがエベレスト初登頂を成し遂げたかもしれない、という謎が解明されれば歴史が変わる。ネパールで何年も前に消えたとされる孤高のクライマー羽生が、マロリーのカメラを手に去っていく姿を目撃したカメラマン深町は、謎を突き止めようと羽生の行方を追うが……。

 

 

「神々の山嶺」

監督:パトリック・インバート
原作:「神々の山嶺」作・夢枕獏 画・谷口ジロー(集英社刊)
日本語吹き替えキャスト:堀内賢雄、大塚明夫、逢坂良太、今井麻美
2021年/94分/フランス、ルクセンブルク/仏語/1.85ビスタ/5.1ch/原題:LE SOMMET DES DIEUX/吹替翻訳:光瀬憲子
配給:ロングライド、東京テアトル
公式サイト:longride.jp/kamigami/
© Le Sommet des Dieux - 2021 / Julianne Films / Folivari / Mélusine Productions / France 3 Cinéma / Aura Cinéma

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