荻上直子監督 × 松山ケンイチ主演「川っぺりムコリッタ」。パスカルズ知久寿焼が歌うメイキング映像解禁

「かもめ食堂」の荻上直子監督が、松山ケンイチ×ムロツヨシ×満島ひかり×吉岡秀隆の共演により、友達でも家族でもない人々の繋がりを “おいしい食” とともに描いた「川っぺりムコリッタ」が9月16日(金)より全国公開。音楽を手掛けるパスカルズのオリジナル・サウンドトラックが9月14日に発売されることが決定し、ホームレス役で出演したパスカルズのメンバー・知久寿焼がメインテーマ「むこりった」をギター弾き語りで披露するメイキング映像が到着した。

 

 

知久寿焼コメント
映画「川っぺりムコリッタ」主題曲「むこりった」は器楽曲として依頼いただきました。
2つボツって、まだ始まり部分だけだった3つめのこれで良しとなったとき、監督から歌詞をつけて歌にしてほしいと。返す刀でぼくはできたらパスカルズで演奏したいと。だったら劇伴もパスカルズでやってくれないかと。わ〜いみんなにきいてみまーす!……高円寺の老舗沖縄屋さんでのおはなし。翌日散歩ちうサビの旋律と歌詞が一緒に一気にやってきてくれました。
そんなわけで映画終幕からエンドロールへと続くこの曲は歌無し/有りの2態を録音して、どっちを使うか初号試写まで監督以下みんなでたのしく悩むことになったのです。
結局当初の依頼どおり歌無しの採用となりました。で、ボツった歌有りのほうは尺の関係で歌詞縮めた版だったのですが、今回晴れてこのおまけとして全尺版で新録となりました。めでたしめでたし。

荻上直子監督コメント
ワタシもパスカルズに入りたい。鈴かタンバリンかトライアングルか、あの中にこっそり紛れ込んで、いつの間にか何気なく楽器を鳴らしていても、たぶん誰も気づかない。そうしてあのお兄さんお姉さんたちの中で、なんだか楽しく演奏しているワタシ。ちょっとくらい間違えたりリズムがずれたりしても、えへへって笑って誤魔化せば、きっと許してもらえるんだ。……なんて妄想をしてしまうバンド、それがパスカルズです。
なんでそんな妄想をしてしまうかというと、あのお兄さんお姉さんたちがみんな、小学3年生の男子と女子みたいなんだ。音楽室での合奏をひときわ楽しんでいたような少年少女。それがそのまんま大人になって、今もなお笑い合って演奏しているんだ。とっても自由で、楽しそうで、だから見ているとワタシも入れてもらいたいって思っちゃうんだな。

 

▲オリジナル・サウンドトラック

 

Story
北陸の小さな街で、塩辛工場に働き口を見つけた山田(松山ケンイチ)は、社長に紹介された安アパート〈ハイツムコリッタ〉で暮らし始める。ほぼ無一文だった彼のささやかな楽しみは、風呂上がりの冷えた牛乳と炊き立てのごはん。人と関わりたくない山田だったが、隣の部屋の島田(ムロツヨシ)が風呂を貸してほしいと上がり込んでから静かな生活は一変し、夫を亡くした大家の南(満島ひかり)、息子と二人暮らしで墓石を販売する溝口(吉岡秀隆)といったアパート住人らとも関わるはめに。そんな図々しくも温かい人々に囲まれ、山田の心は少しずつほぐれていく──。

 

「川っぺりムコリッタ」

出演:松山ケンイチ、ムロツヨシ、満島ひかり、江口のりこ、黒田大輔、知久寿焼、北村光授、松島羽那、柄本佑、田中美佐子、薬師丸ひろ子、笹野高史、緒形直人、吉岡秀隆
監督・脚本:荻上直子
音楽:パスカルズ 原作:荻上直子「川っぺりムコリッタ」(講談社文庫)
製作幹事:KADOKAWA、朝日新聞社 制作プロダクション:RIKIプロジェクト 配給:KADOKAWA
© 2021「川っぺりムコリッタ」製作委員会

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