聖女か罪人か、狂乱の予告編! ポール・ヴァーホーベンの問題作「ベネデッタ」
- ランベール・ウィルソン , ベネデッタ , ヴィルジニー・エフィラ , シャーロット・ランプリング , ダフネ・パタキア , ポール・ヴァーホーベン , ジュディス・C・ブラウン
- 2022年12月06日
ポール・ヴァーホーベンが17世紀に実在した修道女をめぐる騒動を描き、第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されたセクシュアル・サスペンス「ベネデッタ」が、2月17日(金)より新宿武蔵野館ほかで全国順次公開。日本版予告編とポスターが到着した。
幼い頃からキリストのビジョンを見続け、聖痕や奇蹟により⺠衆から崇められた一方、同性愛の罪で裁判にかけられたベネデッタ・カルリーニ。彼女が起こした奇蹟は本物か、はたまた狂言か──。
予告編は、聖痕を受けて修道院⻑に任命されるも「自作自演では?」と同僚に訝しまれ、まるでキリストが宿ったかのように恐ろしい声で糾弾するベネデッタを映し出す。彼女は聖者か罪人か。求めたのは信仰か、男性社会での権力か。混乱したペシアの人々を見据え、祈りを捧げ、何を告白するのか。暴力とセックス、教会の欺瞞が入り混じる挑発的な物語を予感させる。
ポスターをデザインしたのは、アートディレクターであり、今年公開された映画「激怒」の監督であり、映画評論家としても活躍する高橋ヨシキ。啓示を見つめるベネデッタの瞳にタイトルロゴと十字架を重ね、口からはキャッチコピーが“告白”される、スタイリッシュな仕上がりだ。
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配給:クロックワークス