「ヒトラーの贋札」のステファン・ルツォヴィツキー監督が、歴史の暗黒時代に焦点を当てて連続猟奇殺人ミステリーを紡ぎ、ロカルノ国際映画祭観客賞を受賞した「ヒンターラント」が、9月8日(金)より新宿武蔵野館ほかで全国公開。VFXによる悪夢的世界の創造を捉えたメイキング映像が到着した。

 

 

製作陣が「表現主義映画の傑作『カリガリ博士』のデジタル版を描く試み」と語る本作。ブルーバックで撮った全シーンに、異形の背景が合成されていく。

「VFX技術はスーパーヒーローのためだけに存在しているのではなく、本気で向き合えば全く新しい美的コンセプトになる」(ルツォヴィツキー監督)。

 

 

Story
第一次世界大戦が終結し、元刑事ペーター(ムラタン・ムスル)とその戦友らはロシアでの捕虜生活からようやく解放されるも、帰り着いた祖国は敗戦で変わり果てていた。皇帝は国外に逃亡し、戦った兵士への労いもない。さらに自宅に家族の姿はなく、ペーターは行き場をなくす。
そんな中、河原で遺体が発見される。被害者はペーターのかつての戦友だった。遺体には拷問の跡があり、犯人も帰還兵であると思われた。ペーターは自身の心の闇と向き合いつつ、真相を解明すべくボロボロの心身に鞭打って動き始めるが……。

 

© FreibeuterFilm / Amour Fou Luxembourg 2021
配給:クロックワークス

▶︎ 「ヒトラーの贋札」の監督が放つ異形の連続猟奇殺人ミステリー「ヒンターラント」

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