映画検定を仕事に活かす1級合格者 レンタル業界への危機感と提言
- 映画検定
- 2019年09月13日
映画検定を仕事に活かす1級合格者 レンタル業界への危機感と提言
映画検定4級試験開催中!受験期間は9/30まで!
(c)キネマ旬報社
1919年(大正8年)に創刊した映画雑誌「キネマ旬報」は今年で創刊100年を迎えた。それを記念して、休止していた「映画検定」を大きくリニューアル、ヴァージョンアップして9月から4級試験がスタートしている。
検定の難しさ、ポイントや、映画の知識があることが仕事をする上でどういう意味を持つのかなど、実際に受験して高難度の1級に合格したフタバ図書・関東地区SVの小玉大輔氏に話を伺った。
「映画検定を受ける気はなかった」
合格者名を「キネマ旬報」誌面で発表!
※映画検定2級、1級のみの特典
(c)キネマ旬報社
私はそもそも映画検定なんか受ける気はなかったんですよ(笑)。でも妻に「この仕事しているのに受験しないなんて職業的不誠実でしょ」みたいなこと言われて、「そりゃそうだな」って思って受けた次第です。さらに「映画には詳しいんだから4級、3 級なんてこと言わないで2 級からスタート!」となったんですが、不合格になると何を言われるか分からないから、どんな問題傾向なのか知るべく問題集を買ってちょっぴりお勉強した訳です。で、運よく2 級、そして1 級に合格したんですが、いざ合格したら、妻も店の部下からも受かって当然みたいに流されて褒められることもなく…。
1 級合格を機に映画コンシェルジュへ
各級の全合格者へ授与されるデジタル合格認定証
(c)キネマ旬報社
その後、当時の勤め先の社長から、映画コンシェルジュみたいな肩書きを付けられ、お店に立つことになりました。やはり「映画検定1 級合格者」というのはインパクトがありましたから、たくさんのお客様から相談をいただきましたね。1級合格のおかげでその後、テレビの映画クイズに出させてもらったりしたこともあったんですが、何より良いのは映画検定1 級合格って履歴書に書けるんですよ。自分で「私は映画が詳しい」と言ってもどれぐらい詳しいのか分かりませんからね。
映画ファンのお客様の方が、映画に詳しくなってる!?
1~3級の合格者名を劇場スクリーンで発表
※全国のイオンシネマにて
最近、レンタル業界に関わる人より映画ファンのお客様の方が、映画に詳しくなってるんじゃないかって思うんです。でもほとんどのお客様は「この人は私より映画のことを知っている」って幻想をお持ちなんですよね。だったらその幻想を幻想のままで終わらせず、事実にするのが業界のサバイバルじゃないかと思うのです。少なくとも仕入担当者や推薦コメントの執筆担当者など、映画を紹介する側の人は映画ファンのお客様に「な~んだ」と思われないために2 級、せめて3 級に挑戦していただきたいと思います(笑)。
制作:キネマ旬報社
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