「パンサー」のストーリー

60年代後半。サンフランシスコはオークランドの黒人居住区。白人中心の社会のもと、政治家は警察支配を強化するだけで、当地にはまともに信号もつくらない差別的な態度で臨んでいた。そんな状況下、“ブラックパンサー党”なる組織が結成された。ベトナム戦争に従軍し、傷病兵として退役した学生のジャッジ(カディーム・ハーディソン)は、友人でパンサー党の若きカリスマ・リーダー、ヒューイ・ニュートン(マーカス・チョン)が警察と対峙する場を目撃。感動した彼は入党を決意、友人のサイ(タイリン・ターナー)らと地域の浄化を目標に、困難な仕事に取り組み始めた。ヒューイはそんな彼に二重スパイの任務を課すが、ヒューイを目の敵にするタイロンから疑いをかけられる。ばかりか、警察からもつきまとわれ、パンサー抹殺のための情報提供を迫られる。友人のサイが死んでしばらく後、ジャッジは地元の暴力団のボス、タイナンが用意した麻薬で、黒人居住区を麻薬漬けにしようという恐るべき陰謀を知る。リーダーのヒューイは警官殺しの罪を着せられ逮捕された後、ジャッジは陰謀の黒幕がFBI長官にまでつながる事実を知り、戦慄する。なすすべないジャッジは反目していたタイロンの協力を得て、問題の麻薬の処分に乗り出し、成功するが、根本問題がそれで解決したわけではなかった。ジャッジらの奮闘はその後も続き、“ブラックパンサー党”の戦いは今も終わっていない。

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