「駱駝の祥子」のストーリー

旧時代の北京。農家に育った祥子(張豊毅)は、父母を亡くし土地も失い、農村を出てこの地にやって来た。劉四(顔彼徳)の経営する“人和車廠”から人力車を借り人力車夫となる祥子。生計のため必死で働く祥子は少しずつ金をため、いまに自由の身になろうと夢を抱くが、その都度不幸に見舞われ、貯金を奪われてしまった。劉四の娘虎[女丑](斯琴高娃)と結婚した彼は幸せに酔うが、それもつかの間、出産の際に母子ともに失い、絶望の淵に陥るのだった。