「サッカー小僧」のストーリー

ストックホルム郊外の団地の広場でサッカーに夢中になっている少年達。その中の金髪であどけない六歳の少年ヨハン(ヨハン・ベルイマン)は、サッカーには天才的才能を持っていたが、勉強はおろそかになりがちだった。ある日、広場でマカンというプロ選手が、ヨハンの見事なシャッフルを見て驚き、それ以来、彼は自信をなくし、チームを引退する破目となった。やめる時、彼は監督にヨハンの事を話した。早速マネージャーがヨハンを捜し出してくるが、まだ子供のため、とりあえず試合に出してテストする事となった。さてその試合でヨハンは大活躍。正選手になってからは、ワールドカップ出場を賭け、ヨハンの活躍が目立った。マスコミは報道し、有名スターになった彼だが、反面勉強の方はどんどん遅れていった。試合にあけくれるある日、彼はファンにサインをせがまれる。だが、自分の名の字も書けない彼。そんな事を知らぬファン達は威張屋と罵倒し、ヨハンはしょんぼり。そしてついに学校で、彼はチームから引退するとマスコミに発表した。だが残りの一試合に勝たねば、チームのワールドカップ出場は無理となる。ヨハンは最後の試合に勝利をもたらし、その後、サッカーをあきらめ、勉強に打ち込む普通の少年に戻るのだった。