「悪党カシム」のストーリー

インド北西部にある英国駐屯軍のゼファソン要塞が原住民軍に襲撃された。脱出に成功したストークス伍長(アンソニー・ニューリー)はマードックス要塞の司令官クロウリイ少佐に、英国を憎むサギー族の仕業だと報告した。少佐はかつてのサギー族の指導者の子カシム(ヴィクター・マチュア)を疑った。しかし、彼は自分の犯行でないと主張し、部下を連れて逃げた。これをみていたのが、現在サギー族の指導者アザト(ウォルター・ゴテル)だった。彼こそ要塞襲撃の犯人で、この時奪った英軍の服を部下に着せ、カシムの集落を襲わせた。そして、カシムの妻子は殺された。カシムはこれを英軍の仕業と聞き、復讐を誓い部下を集め、略奪強盗を働いた。少佐はアザトにも疑いをかけ、ワイリー中尉に調査を命じた。彼は少佐の娘ゼナ(アン・オーブリ)を恋していた。中尉はアザトをたずねる途中、カシムの部下に捕った。カシムは身代金と引換えに、中尉を要塞にかえすことにした。が、部下が中尉を護送する途中、何故か彼を殺してしまった。これを知ったカシムは、部下を斬った。カシムは司令官の邸に忍びこみ、ゼナに会って事情を説明し、身代金を置いて去った。ゼナは男らしいカシムに好意を抱き父に彼の追求中止を頼んだ。ゼナはストークスとカシムを尋ね、アザトに注意せよと伝えようとしたが、途中でアザト一味に捕った。ストークスはカシムに危急を知せた。が、カシムも謀られて捕えられた。後、ストークスの活躍で二人は助けられた。しかし、カシムは妻子を殺したのがアザトだとは信じようとしなかった。カシムはゼナと交換で降服しろと少佐に迫った。が、いつしかゼナを恋するカシムは、彼女を少佐のもとにかえした。決戦の火ブタは切られた。激戦の最中、突然アザトが攻撃して来た。すべての真相をしったカシムは、負傷した少佐を救い自分は壮烈な戦死を遂げた。彼の遺骸は英軍によって手厚く葬られた。

今日は映画何の日?

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