「大進撃」のストーリー

花のパリがナチに占領されていた頃。そのパリ上空で、英国空軍の一機がドイツ軍に撃墜され、三名の搭乗者がパラシュートで脱出した。風呂屋で集合ということで、三人はわかれ、隊長は動物園に着陸し、何なく集合場所に向った。部下の一人ピーターは、とあるビルの窓わくを塗っていた臆病なペンキ屋のオーギュスタン(アンドレ・ブールビル)の吊り台にひっかかった。ところがすぐ隣りがドイツ軍の司令部だったので、まったく関係ないオーギュスタンまで事件にまきこまれてしまった。一方、もう一人の部下アランはオペラ座の屋根に降り、芸術至上主義の指揮者スタニスラス(L・D・フュネス)の控室にもぐりこんだ。リハーサルから戻ったスタニスラスは仰天し、すぐ部屋から追い出そうとしたが、アランの必死の気迫に圧倒され、ついナチの将校の追求からかばってしまった。こうして、ピーターの代理のオーギュスタンとアランの嘆願にまけたスタニスラスは、指定の風呂屋で隊長にあい、打合せをすませた。ところが、このことはすでにナチの将校に露見していた。のりかかった船と、スタニスラスとオーギュスタンは、三人の連合軍将校を脱出させることにした。南フランスのムルソーなら脱出しやすいというので一行はそれぞれにムルソーに向ったが、行き違いや手違いで、全員ムルソーの司令部に捕まってしまった。だが、隊長の案で司令部に火を放ち、全員めでたく脱出した。大空高く舞いあがったグライダーの中で、隊長にその勇気と献身をたたえられ、二人は、今やいっぱしのレジスタンスの闘士きどりだった。

今日は映画何の日?

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