「英国最大の戦い アルフレッド大王」のストーリー

八七〇年のイングランドは、好戦的なデーン人の侵略にさらされていた。バイキングたちはイングランド全土に手をのばし、わずかに最南の王国ウェセックスだけがその難を免れていた。だが、そのウェセックスも今や攻撃のマトとなった。国王エセルレッド(A・ドビー)は体が弱く、軍隊の士気もあがらない。重臣アセルスタン(J・グローバー)は、王弟アルフレッド(D・ヘミングス)の許へ救いを求めた。アルフレッドは聖職につこうとする矢先牧師アシャー(C・ブレークリー)の口添えもあって、抗戦の指揮を引き受けた。ただちに、アルフレッドはグートルム(M・ヨーク)にひきいられたデーン人を撃退した。隣りのマーシア国のビューラド王(P・ボーム)はそれを聞き、ウェセックスと力を合わせようとした。そして娘のエールスウィズ(P・ランサム)を伴なってやって来た。アルフレッドはその娘と恋におちた。しかし、ふとした誤解で彼女を遠ざけることになってしまった。王位についたアルフレッドはデーン人との休戦を策し、エールスウィズを人質に送った。そして軍の強化につとめたが、チッペンハムの一戦で敗れ、野盗の巣窟に逃れた。そしてその首領ロジャー(I・マッケラン)の助けで、エールスウィズと息子を救った。怒ったのはグートルム、ただちに軍勢をくり出した。アルフレッドは盗賊や貴族を統合して陣をかまえた。戦況は一進一退、やがてロジャーのひきいる民軍の助けを得て、アルフレッドは反撃に出た。敵はその勢いにのまれて引きさがるばかりだ。攻撃また攻撃--。そして勝利、彼は意気揚々と戦場を去った。

今日は映画何の日?

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