「オペラの怪人(1925)」のストーリー

1880年のこと、パリオペラ座には恐ろしい幽霊が現われるという評判が立ち、舞姫たちや道具方は恐怖に襲われた折も折、道具方の一人が縊死したのでこれも幽霊のしわざだとますます人々は恐れた。オペラ座の支配人引退興行の夜のこと、プリマドンナのカルロッタが突然の病気のため無名の歌手クリスティーヌ・ダーエが「ファウスト」のマルグリットを演じ大成功を博した。シャニーの子爵ラウールは彼女に思いを寄せ、彼女の仕度部屋を訪れると、不思議や部屋の中には何者とも知れぬ男の声がし、クリスティーヌの哀訴の声が聞えたので、ラウールは嫉妬に堪えられなかった。実はクリスティーヌは、正体の分からぬその声に歌の指導を受けていた。新しい支配人は幽霊なんかと冷笑し、怪人を名乗る者からカルロッタを降板せよとの脅迫状が届くが、それを無視してカルロッタを舞台に立たせる。すると大天井のシャンデリアが墜ちて多くの人々が死傷した。その夜、クリスティーヌの元に怪人が現れる。その怪人こそ生来の恐ろしい顔を持つエリックであった。エリックはクリスティーヌを愛していたが、クリスティーヌは彼の恐ろしい姿に怯え、ラウールに怪人というのはオペラ座の地下の湖に棲むエリックであることを告げる。逐にある晩の開演中エリックはクリスティーヌを連れ去る。ラウールは愛人を助けに、一人のペルシャ人の案内のもと地下の湖に出かける。ラウールは果して愛人を救うことができるだろうか。かくして戦慄すべきクライマックスがいよいよ展開される。

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