「女は真平(1924)」のストーリー

ピーター・マドックは花嫁を迎えるために海辺に小さっぱりした小屋を建てたが婚約の仲なるデイジーは映画を夢見てこの貧乏世帯を嫌い婚約を破棄し去った。ピーターはこれに懲りて極端な女嫌いとなった。石油王ヴァン・ダイクの孫娘ペギーは彼を恋した。かかる事と知らずピーターはヴァン・ダイク石油会社の支配人に採用され、新任前1週間の休暇を得てアローヘッド湖畔に野宿せんと出発する。ペギーは単身ピーターの後を追ったが、彼は前の経験があるので彼女を敬遠し天幕や器具も残したまま去った。2人の悪漢が彼女を襲い、ペギーの愛犬の注進でこれを知ったピーターは取って返してペギーを救う。デイジーは今はペギーがピーターとの仲を羨み、彼が自分の愛人なるごとく主張して2人の仲を裂こうとした。しかしピーターはペギーの純真の情に永遠の幸福を見い出だすことができた。