「快漢砂麈を蹴って」のストーリー

浮世を茶にして暮らす漂泊の牧童バック・ウェストはある沙漠の端にある集落へ来ると水の欠乏のために牛が斃死するのを見た。バックがその原因をしらべて見るとホーヅという土地の親分株の男が勝手に鉄管を敷設して水を独専していた。剛膽で義侠心の篤いバックはその鉄管を破壊した。喜んだのは村の一同で怒ったのはホーヅだった。ホーヅは破壊者は自分の反対派の先鋒ティム・ディーンと思って役人に訴えた。一方バックはあることから役人に検束された。正直者のティムはホーヅの訴えに憤慨して単身ホーヅの貯水池を訪れたが却って捕われて了った。これを心配した嬢のミルドレッドは父の跡を追った。その途中彼女は沙漠の嵐に遇い一軒の小屋に避難した。そこで偶然彼女はバックに会い父の危険を物語った。勇侠なバックは早速町に出掛け、ホーヅのため裁判所で陷れられんとするティムを救い出した。ホーヅはさすが親分だけに直ちに乾分共を率えてバックに対抗し、更に手を分けてミルドレッドを誘拐して了った。バックは獅子奮迅の勢を以て力闘し、遂にホーヅの悪事を明るみに出して彼を土地から放遂した。彼はかくして美しいミルドレッドと結婚し永くこの町の平和の保護者となった。

今日は映画何の日?

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