「ブンナよ、木からおりてこい」のストーリー

若くて元気なトノサマ蛙のブンナは、お寺の池に暮らす蛙たちのリーダー。か弱い小蛙たちの味方となって働き、仲間と合唱したり、美少女蛙ユウナをからかったりとのんびり楽しい時もあれば、餌を探しに襲ってくるトンビを見張ったり、蛇を相手に大奮闘することもある。ある日、ブンナはちっぽけな池で暮らすのに飽き足らなくなり、新天地を見つけようと池の脇にそそり立つ椎の木を登りはじめた。必死の思いで頂上に到達したのもつかの間、頂上はトンビの餌置場であることを知らされる。間もなく、傷ついたモズや雀が放り出されてきた。弱いものは強いものに食べられてしまうと諦めているモズ、ブンナを食べろとモズに告げ口する雀。しかし、モズはトンビにつかみ去られて行く。夜が明け、朝露で元気づくブンナと雀の前に、ネズミが餌として落とされていく。何か食べて逃げたいと言うネズミに、雀はまたブンナを食べろと告げる。皆で仲良く暮らせる国を探し求めるブンナは怒り出すが、その直後に雀はトンビにつかみあげられ、代わりに傷ついた青大将が落とされた。やがて青大将も連れ去られ、ネズミは自分の死んだ身体から虫が湧いてくるから、それを食べろと言い残して息絶える。秋、冬が過ぎ、春の訪れと共に冬眠から目覚めたブンナは元気をとり戻し木から降りていく。死んだと思っていたブンナが戻って来たので蛙たちは喜ぶ。ブンナはつらかった体験と生命の大切さを語りかけるのだった。

今日は映画何の日?

注目記事