「チリンの鈴」のストーリー

小さな牧場で生まれた白くかわいい小羊は首につけた鈴の音から、チリンと呼ばれていた。羊達は平和で静かな生活を続けていたが、ある日血に飢えた狼ウォーに襲撃され、チリンの母もチリンをかばい殺されてしまう。生き残ったチリンは、復讐の念に燃えた。そしてウォーに近づき、強い動物になるための訓練を重ねる。時が経ち、チリンはもはや羊には見えないほどどう猛な怪物に育つ。そしてウォーと共に生まれた牧場を襲ったが、子をかばう母羊の姿に激しく動揺する。そして自分は羊だと言い放ち、羊を襲おうとするウォーの前に立ちふさがる。激しい格闘の末、チリンは復讐を遂げた。ウォーは自分を倒した相手がチリンだったことに満足し息を引き取る。チリンはもう一度緑の牧場で仲間達と一緒に暮したいと思ったが、異形の姿をしたチリンを仲間達はだれも受け入れようとはしなかった。独りになったチリンは山へ帰っていった。そしてウォーの孤独を実感するのだった。その後、谷間にチリンの鈴がかすかに聞こえはしたが、チリンの姿を見たものはいなかった…。

今日は映画何の日?

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