「泥棒貴族 ボディハンター(1996)」のストーリー

スパイ映画オタクの田所は表向きはヘアーサロンの店長だが、実はキャッツというエリ、マコ、ユミコ、フミエの4人を従えた正義の泥棒集団のボスだった。ある日、悪徳政治家・大山の金庫から現ナマを頂戴したキャッツに、田所は次なる指令を下した。それは、ルポライター・伊原の不可解な事故死の真相に絡んだ、貿易会社の社長・川島と暴力団の組長・松尾の癒着を調べることである。早速、あの手この手で潜入調査を開始したキャッツのメンバーは、その間に麻薬密輸の取引があることをつかんだ。田所の双子の弟で警察官の庄平に手柄を取ってもらって事件解決を狙う彼女たちは、つかんだ取引の情報を匿名で庄平に流した。ところが、事前にその情報が漏洩し、庄平はとんだ恥をかかされることになってしまう。どうやら、警察内部にスパイがいるらしいのだ。そんな彼女たちの前に、庄平の部下・青木の姿が見え隠れしていた。キャッツは青木をマークしたが、彼は職務に忠実な若手刑事で、実は潜入調査をしていたことが分かる。ところが、そんな青木が何者かに殺害されてしまった。キャッツと田所は、香港の麻薬密輸組織にふんして川島に接近し、極上の麻薬の取引話を持ちかけて、川島を罠に陥れた。まんまとひっかかった川島のおかげで松尾組をも一網打尽にしたキャッツのメンバーは、事件の本当の黒幕である庄平の上司を、庄平に逮捕させると、取引に用意された大金をちゃっかり戴いて、次なる事件の解決へ意欲を燃やすのだった。

今日は映画何の日?

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