「ドライ・クリーニング」のストーリー

スイス国境の小さな町ベルフォール。ジャン=マリー(シャルル・ベルリング)とニコル(ミウ・ミウ)クリーニング店を営む平凡な夫婦。ある日、ふたりはヨーロッパの場末の盛り場を転々とするドラッグ・クイーンの美青年ロイック(スタニスラフ・メラール)と知り合う。ふたりは孤独な彼を世話するうち、その美しい肉体と不思議な魅力に魅かれていく。やがて、どちらともなくロイックと関係を結んでしまうふたりは、彼をお互いに愛人として共有する、後戻りのできない危険な愛に溺れていくのだった。