「悪夢より覚めて」のストーリー

上院議員のジョージ・ベイアードは知事バートンの娘ドロシーと婚約の間柄であったが、下層民を信ずる念が強くて、ベイアード家に伝わる真珠の首飾りが盗まれた時ドロシーの弟ラルフを疑って、真犯人のロイスという娘を疑わなかった。これがためドロシーとの婚約は破談になったが、しかし一方ジョージの情けに感じて本心に立ち帰った娘ロイスが遠い西部で耕作に従事している事を聴くや、ジョージは自ら遥々彼女を訪れて大いにこれを慰め激励するところがあった。