「STACY」のストーリー

21世紀初頭、世界各地で15歳から17歳までの少女たちが突然死し、人間を襲う屍体となって蘇る現象が発生。人々は彼女たちをステーシーと呼び、国連はステーシーを永遠の眠りにつかせる”再殺“を実施した。そして、その権利がステーシーの親族と恋人に与えられたが、どうしても再殺出来ない者にはロメロ再殺部隊が代わりにその執行にあたった。またそのような中、自分の再殺を愛しい男性に依頼する費用欲しさに、違法の再殺団を結成する少女たちも出現。だが、ステーシー研究の第一人者である大脳生理学の権威・犬神助清博士をしても、少女たちがステーシー化する原因は相変わらず掴めないままだった。ある日、小さな劇団の人形使い・渋川の前に、天使のような美少女・詠子が現れる。ステーシーになる前に見られるN.D.H(ニア・デス・ハピネス)、即ち臨死遊戯状態の症状が表れ始めていた詠子は、死ぬまでの間、人付き合いの下手な渋川の側にいる代わり、再殺の権利を貰って欲しいと彼に告げた。突然のことに戸惑いを隠せない渋川は、しかし次第に彼女を愛おしく想うようになっていく。だが、遂にその時はやって来た。彼は、ステーシーになった詠子を生前プレゼントされていたチェーンソーで切り刻んだ。それから数十年後、ステーシーは人々を襲わなくなり、いつしか男性と愛し合うようになり子孫を増やした。そして、その子孫は進化の最終形態と呼ばれ、世界中を愛で包んだ。そう、少女たちがステーシーになった原因は、この為だったのかもしれない。

今日は映画何の日?

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