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「フライト・オブ・フェニックス」のストーリー
貨物機操縦士のフランク・タウンズ(デニス・クエイド)と副操縦士のAJ(タイリース・ギブソン)は、石油の採掘業務の打ち切りのためスタッフたちを撤退させるべく、モンゴルのタンサグ堆積盆地へと派遣される。だが離陸からまもなく貨物機は巨大な砂嵐に遭遇し、1年で最も暑い7月のゴビ砂漠の真ん中に不時着せざるを得なくなった。じっと救助を待つしかないクルー。険悪な雰囲気が増す中、土壇場で搭乗者リストに加わったエリオット(ジョヴァンニ・リビシ)が、自分は実験的な飛行機の設計士だと名乗り出て、ダメージを受けた貨物機の残骸から無事な部品を使い、新しい飛行機を造ることを提案する。最初はリスクの大きさに皆が反対したが、やがて一同はわずかな希望に向かう決心をする。彼らはエリオットの指揮のもと、フェニックス号と名付けられた飛行機の組み立てにとりかかる。だが徐々にエゴを突出し始めたエリオットが皆を支配下に置こうとしたり、盗賊が出現したりなど、次々と困難が彼らを襲う。どうにか飛行機は完成するが、なんとエリオットが、実は模型会社の社員だったことが判明。一気に力を落とす一同だったが、やはり飛べることを信じて飛行に挑戦。そしてフランク、AJ、エリオット、ケリー(ミランダ・オットー)、イアン(ヒュー・ローリー)といった生存者たちは、見事脱出に成功するのだった。