「美しき野獣(2005)」のストーリー

ソウル地方警察の凶悪犯罪捜査班の刑事チャン・ドヨン(クォン・サンウ)は、時に手段を選ばず力づくで事件を解決しようとすることも。私生活では病床の母に思いやりを見せ、母の食堂を手伝うジョヒ(オム・ジウォン)に密かに想いを寄せている。ある日、ドヨンが自らの手で逮捕した義弟イ・ドンジクが出所する。しかし母の病院に顔を出したドンジクは、ドガン組の幹部ベ・カンチュンに殺される。それを目撃したドヨンは犯人を追うが途中で見失い、ドガン組の撲滅を心に誓う。徹底的な仕事ぶりで知られる冷徹なエリート検事オ・ジヌ(ユ・ジテ)もまた、捜査チームを編成し、犯人の行方を追っていた。ジヌはかつてドガン組を操る陰の大物、ユ・カンジン(ソン・ビョンホ)を脱税容疑で逮捕したが、その報復でプサンへ左遷されたのだった。妥協を知らず、法の力を駆使して事件を解決しようとする理性的なジヌだが周囲の反感を買うことも多く、妻との仲もぎくしゃくしていた。ふたりは捜査中に偶然出くわし、ジヌはドヨンを捜査チームに招き入れる。やがて出所したユ・カンジンは国会議員を買収し、ジヌの捜査チームに圧力をかける。一方、ドヨンとジヌはドンジクが殺された理由を突き止める。彼は服役中に、ユ・カンジンのライバルだったパク・ヨンシク殺しを命じるメモを外部へ伝える役目を果たしていたのだ。事件を追うドヨンとジヌの存在を脅威に感じ始めたカンジンは、様々な妨害工作を仕掛け、二人とも刑務所に収監される破目に。釈放されたドヨンは単身カンジンへ復讐に向かうが、待機していた警察によって見せしめとして射殺される。やはり釈放されたジヌは、カンジンを逮捕する物証を手に入れるが、法に背を向けてカンジンを撃ち殺すのだった。

今日は映画何の日?

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