「ショート・サーキット2 がんばれ!ジョニー5」のストーリー
クリスマス商品の目玉に悩むシンプソン・デパートのおもちゃ部アシスタント・バイヤーのサンディ・バナトーニ(シンシア・ギブ)は、大都会の雑踏の中で、ベン・ジャベリ(フィッシャー・スティーヴンス)が売っている軍事用ロボット“ナンバー・ファイブ”のミニチュアに目をつけ、彼に納品を依頼するが、目を白黒させるベンに代わって1カ月で1000台もの製作を受け請ったのは、彼の隣でそれを聞いていた香具師のフレッド・リッター(マイケル・マッキーン)だった。不安気なベンに対して一獲千金を夢みるフレッドは、早速どこからか資金を調達し安く倉庫を借り受けるが、それが銀行地下に達しようとしている宝石強盗団のルートに巻き込まれてしまい、ベンたちは彼らから妨害をうけ途方にくれる。そんな彼らのもとに姿を現わしたのは、本物の“ナンバー・ファイブ”こと“ジョニー・ファイブ”。秀れた生産能力を持つ彼は次から次へとロボットを作りあげてゆくが、大都会への好奇心あふれるジョニー・ファイブは、ベンの目を盗んで外出したことにより人々の自分に対する冷たさを知り、人間不信に陥ってゆくのだった。そんな彼に都会でできた唯一の友だちがオスカー(ジャック・ウェストン)という男で、実は彼こそ宝石強盗の黒幕で、犯行にジョニー・ファイブのパワーを利用しようと企み、ベンとフレッドを誘拐し、銀行の金庫までのトンネルを掘らせる。サンディの機転で2人は監禁から救出されるが、逆にベンが強盗の一味と疑われ、一方用済みとなったジョニー・ファイブは、オスカー一味によって五体を破壊されてしまう。そんな彼を危機一髪のところで助け出すのはフレッドで、彼の修理によって一応の体の回復を得たジョニー・ファイブはオスカー一味を追跡、彼らを逮捕に追いつめるのだった。やがてエネルギー減少の危機をベンによって救われたジョニー・ファイブは、彼の願い通り市民権を与えられ、またべンもサンディに対する恋の成就を果たし、2人は幸せに包まれるのだった。(コロムビア/トライ・スター映画配給*1時間52分)