「守護天使(2009)」のストーリー

未曾有の大不況で社会格差が広がり、人々の暮らしや心の貧しさが広がっていく一方の現代日本。“小遣い500円の薄給サラリーマン”須賀(カンニング竹山)は、ふとしたことから“天使のような女の子”女子高生の宮野涼子(忽那汐里)と出会う。思いがけない優しい言葉をかけてくれた優しさに感激した須賀は、頼まれてもいないのに彼女を守ることを一方的に決意する。やがて彼女がインターネットの裏サイトで狙われていることが判明。放っておくことができず、須賀は何とか彼女に危険を知らせようと試みる。だが、それは傍から見たらストーカー行為そのもの。そんな彼を心配するのは、幼なじみの“雀荘暮らしのチンピラ”村岡昌志(佐々木蔵之介)と“イケメンのヒキコモリ”佐々木大和(與真司郎[AAA])。2人は須賀を諭そうとするが、事態は涼子が猟奇殺人犯に誘拐される事件にまで発展。格差社会の落とし子3人組は、知恵と勇気を振り絞って、警察も解決できない難事件に敢然と立ち向かうことになるが……。